へ、ツボ押しでシミが消えるなんてウソでしょ?
そう思う方もたくさんいらっしゃるかもしれません。そもそもツボ押しの効果は目に見えにくいし怪しい、という印象を持つ方もいます。
ところが結論を先に言うと、シミに有効なツボは存在します。
もちろん、押したからといって次の日にシミがきれいさっぱり!なんてことはありませんが、毎日コツコツと続けることでいい変化も期待できます。
この記事では、シミに有効なツボの紹介をはじめ、そもそもツボって何なのか、なぜ身体に影響をあたえるのかなど基礎的な知識も網羅していきます。
そもそもツボって何?
「なんかグリグリするといた気持よくって体調とかがよくなる場所~」
たぶん多くの方がツボに対してのイメージはこんな感じではないでしょうか。
でも、どうしてツボを押さえると気持ちよくなるのか、体調面に何らかの変化があるのか、という細かいメカニズムまで知っている方は少ないですよね。
ツボは正式名称を「経穴」といいますが、東洋医学の考えを抜きにしてツボを語ることはできません。
まず、東洋医学では私たち人間の身体、そして生命活動には「気」「血」「水」という3つの要素から成り立っていると考えます。
◎気とは
元気、気力という言葉があるように、気というのは東洋医学で生命を維持するエネルギーのように例えられます。身体の器官でいえば主に神経系の機能を指します。
気の力が弱まると「気虚(ききょ)」といい、症状で言えば疲れやすく元気がでない、疲労が残る、身体がだるい、食欲がないといった状態で、西洋医学ですと胃腸など消化器系の機能低下がそれにあたります。
◎血とは
これは文字通り血液を意味します。全身の血管をめぐって身体の隅々に酸素や栄養分を届ける役割があります。
血液の量が足りていない状態を「血虚(けっきょ)」といい、いわゆる貧血の症状です。爪がもろくなったり抜け毛がふえたり、肌が乾燥したりといった症状が目立ちます。
◎水とは
これは人間の体内にある、リンパ液や汗、尿など血液以外の水分のことです。おもに代謝機能や免疫系に関わってきます。
水分の循環や代謝がうまくいかずに滞った状態を「水毒(すいどく)」といい、上半身の部分でおこれば頭痛やめまいなどが起き、胃腸などで起これば食欲不振や下痢、吐き気、下半身でおきれば足のむくみや排尿異常が主な症状です。
健康な場合は気血水の均衡が取れている状態なのですが、そのどれかが弱まったり、バランスが崩れたりすることでいろいろな病を引き起こします。
また、東洋医学には「未病」という考え方があります。
つまり病気になってから薬や治療をするのではなく、病気にならないために身体にいいことをする、という予防に重きを置いた考えです。
話をツボに戻すと、身体に数百個あるといわれる経穴はおもに、気や血の通る部分(経絡:けいらく)に重なるように存在します。
つまり、ツボに刺激を与えることで気や血の循環をスムーズにする効果があるので、気血水の流れが滞ることがなくなり健やかな身体が維持できる、ということですね。
ツボの正しいマッサージ方法は
ツボの効果をきちんと得られるためには、正しいマッサージの仕方を知っておくことは大切。
正しいやり方というより、間違ったやり方をしないという意識を持つことが重要なので、こういうツボの刺激はしないほうがいいということをまとめてみました。
■強く押しすぎない
神経をグリグリと刺激させる気持ちよさに慣れてくると、だんだんと押す力が強くなっていきがちです。
押している指の関節が痛くなるほど強く圧迫したり、木やプラスチック等硬いツボ押し器でぐいぐい刺激すると、押した部分の筋肉や神経を痛める可能性も。
お腹など下に内臓がある部位ですと臓器に大きな負担がかかることになります。
■何回もやりすぎない
いつでもどこでもすぐにできる手軽さがメリットのツボ押し。
ところが簡単にできるがゆえに、ちょっとでもコリが気になったらすぐ押して、、、をやりすぎてしまうこともあります。
あまり頻繁に一箇所に刺激を与え続けることは、やはり身体にとっては負担になってしまいます。
ツボ刺激が最も効果的なのは、朝起きた直後か夜の寝る前といわれているので、メリハリを持って実践したいですね。
シミに有効なツボ①「攅竹」
攅竹(さんちく)というのは、眉毛にある3つのツボのうちの一つです。
眉毛の内側の端のあたりに、指でなでるとわかりますがちょっと骨がへこんでいるところがあり、そこが攅竹になります。
攅竹はおもに、眼病の予防に役立つツボなのですが、シミに対しても効果があることで知られています。
親指か人差し指の腹を使い、垂直もしくは斜め45度くらいの方向に3秒~5秒ほどやさしく力を加えてください。
または、力を加えている部分を中心に、円をかくようにグリグリと(強く押しすぎないこと)指圧する「捻転」というやり方も有効です。
シミに有効なツボ②「下関」
下関(げかん)は、両側の頬骨(頬骨弓)がもっとも高くなっているところのそばにあるツボです。
口を大きく開けた時にくぼみができる部分なのでわかりやすいです。
ここは全身の血流に関わっているといわれ、刺激することで血行がよくなりシミが改善する可能性があります。
また、他にも顔のむくみ、歯の痛みなどにも効果があります。
シミに有効なツボ③「頬車」
頬車(きょうしゃ)は美容のツボとしてとても知られています。
いわゆるフェイスラインと呼ばれる耳の下、えらの部分から2cmほど内側に入った部位にあります。
歯をぐっと食いしばると筋肉がぐっと盛り上がる場所、といえばわかりやすいかも。
ここを左右同時に押し込むことでシミはもちろん、小顔効果、二重顎の矯正などにも有効といわれています。
シミに有効なツボ④「迎香」
迎香(げいこう)は小鼻の両側にあるツボで、鼻水や鼻づまりなどに効くツボとして有名ですが、シミやアトピーにもいい美肌のツボとしても知られています。
ここを顔の中心に向かって両側同時に5秒~10秒ほど押すことで血行がよくなり、ターンオーバーの正常化やシミ取りに有効です。