生理前の不調(PMS)で肌荒れ・ニキビなどの美容トラブルを起こしている方は65%、その中でも厄介なのが肌荒れです。生理前の肌荒れを予防・改善するには、まずは生理周期を把握することが大切。不調が起こる前から、サプリメント・食事・スキンケアで早めに対策することがおすすめです。
生理前に肌荒れ・ニキビが起こる原因とは?
ふだんは肌の調子がよいのに、生理前になるとニキビや肌荒れがひどくなる…と悩んでいる女性は多くいます。生理前に不快な症状が起こるPMS(月経前症候群)の症状に関するアンケートによれば、PMSを抱える女性の46%に肌荒れ、34%にニキビ、21%に化粧のりの悪さを感じていることが分かりました。さらに、これらの症状が複数現れる女性はなんと65%もおり、生理前の肌荒れが身近な問題であることが分かります。
2016年11月ドコモ・ヘルスケア調べ
肌荒れの原因は「黄体ホルモン」
女性の生理周期は、2種類の女性ホルモンの分泌が増減することでコントロールされており、大きく4つに分けられています。
- 生理期間である月経期
- エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が優位になる卵胞期
- エストロゲンの分泌が減り、プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が増え始める排卵期
- プロゲステロンの分泌が優位になる黄体期
そして、再び月経期になります。
生理後に増える卵胞ホルモンは、女性らしさを作る働きがあるため、この時期の女性の肌調子はよくなります。一方、黄体期に増える黄体ホルモンは、妊娠を助ける働きがあり。排卵日が過ぎると、黄体ホルモンの分泌が増えて、肌の調子は低下気味に。
黄体ホルモン(プロゲステロン)の働き
生理前に分泌が多くなる黄体ホルモンには、次のような作用があるため生理前の肌荒れの原因となります。
- 皮脂の分泌が増える → ニキビの原因
- 角質層を厚くする → ニキビや乾燥肌の原因
- メラニンの生成を促す→ シミの原因
そのほかにも黄体ホルモンにより、身体が水分や栄養がため込みやすくなるため、むくみや便秘が現われ、肌荒れの原因となることがあります。
「生理周期の把握」は対策の第一歩
黄体期の肌トラブルを防ぐには、自分の生理周期を知ることがポイントになります。手帳を開いて、日付を数えるのは大変…という人におすすめなのが、月経周期を手軽に管理できるアプリ「カラダのキモチ」です。このアプリは、自分の生理日や生理周期の日数を入力するだけで、黄体期がいつからなのか予測することが可能。もっと正確なデータが知りたいという人は、基礎体温を毎朝測ることで、計測データをアプリと連携させることができます。
カラダのキモチアプリについてはコチラ
生理前の肌荒れ・ニキビを予防、負のループを撃退する目からウロコの対策法
生理前に肌荒れになったりニキビができるという人は、生理周期に合わせたスキンケアを行うのがおすすめです。
(1)黄体期だけのスキンケアアイテムを用意しよう
肌の調子が低下していく黄体期は、保湿を十分に行うことが大切です。特に、生理前に肌がピリピリするという人は、敏感肌用の刺激の低い化粧品を選ぶとよいでしょう。また、ニキビができやすいという人は、殺菌作用のあるニキビ用化粧品を使用してもOK。ただし、ニキビができるからといって、黄体期にピーリングなど肌に刺激を与えるケアにチャレンジするのは避けたいところ。人によっては、初めて使用する化粧品が合わない可能性もあるので、生理後から排卵日にかけて肌調子のよい時に、試しに使ってみるとより安心です。
(2)黄体期の前からエストロゲンに似た「女性ホルモン様成分」を積極的に摂ろう
生理前の肌荒れ対策は外側からだけでなく、内側から行うのもよいでしょう。黄体期に意識して取りたい栄養素の1つがイソフラボンです。イソフラボンは、体内でエストロゲンと似たような作用をすることで知られており、豆腐、納豆、豆乳などの大豆製品に多く含まれている成分。
もう1つ、女性ホルモンが含まれている食品にザクロがあります。ザクロの種には女性ホルモンの1つであるエストロゲンが含まれており、サプリメントとして摂取することができます。ただし、これらの成分は多く摂ればよいというわけではないので、1日の決められた目安量を守るようにしてくださいね。
(3)黄体期には水分を多めに摂り、睡眠の質を意識しよう
体が水分や栄養をためやすくなる生理前は、むくみや便秘が現れやすくなる時期でもあります。この時期に、むくみがあるからといって、水分を控えるのはやめましょう。水分の不足は便秘を招くため、肌荒れにつながる可能性があります。
また、黄体期に重視したいのが睡眠です。生理前に眠気が強くなるのは、黄体ホルモンにより体温が高くなって睡眠が浅くなるため。肌の再生は眠っている間に行われるので、肌の荒れやすい生理前は、リラックス効果のあるアロマやマッサージなどを積極的に取り入れてもよいですね。
予防対策で改善しないなら病院で相談しよう
生理周期に合わせたスキンケアを行ったのに、肌荒れが改善しない…このような場合は医療機関の受診をしてもよいでしょう。肌荒れの治療というと皮膚科をイメージする人も多いのですが、生理周期によって肌荒れが起こる場合は、産婦人科を受診することもできます。肌トラブルはPMSの症状の1つであり、治療を行うことで、生理前の肌に関する悩みの改善が期待できます。
具体的な治療法として挙げられるのが低用量ピルです。避妊薬として知られている低用量ピルは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの両方が含まれており、排卵を抑制してする作用があります。ピルを飲むと、生理周期による女性ホルモンの波がなくなるため、生理痛をはじめとするPMSの症状を軽くする効果も期待できます。
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