足の裏の角質・魚の目(うおのめ)ができやすい部位とその原因

更新日:2017/02/21 公開日:2015/10/27

魚の目(うおのめ)の基礎知識

足裏の角質が分厚くなりやすい場所や魚の目ができやすい場所を見ることで、自分が抱えている足のトラブルを予測できます。今回はドクター監修のもと、足の裏の角質・魚の目ができやすい部位と足のトラブルの関係についてご紹介します。

皆さんの足の裏には、角質が分厚くなりやすい部位や、魚の目ができやすい部位はありませんか?実は、それがどこにあるかで、足が抱えている問題がある程度わかります。今回は、角質が魚の目ができやすい部位と、その原因についてお話していきます。

そもそも魚の目とは

魚の目とは、足裏や足指の皮膚の角質層のある部分に分厚くなってできる皮膚の症状で、中心部に芯が生じ、痛みをともなう場合が多いのが特徴です。魚の目は、中心部の芯が、まるで魚の眼のように見えることから、このように呼ばれています。

皮膚の表面は、「角質層」によって覆われています。この角質層には、体内から水分が蒸発するのを防いだり、外から加わる物理的刺激や異物から体を守ったりするバリアの役割があります。

角質層の厚さは体の部位によっても違いますが、足裏は全体重を支えて歩くことで常に大きな刺激が加わるので、ほかの部位に比べて分厚くなっています。しかし、足の変形や歩き方のくせ、足と靴とのミスマッチなどがあり、靴の中で繰り返し皮膚が刺激され続けると、その部分の角質層は、皮膚の内部を守るためにさらに硬く厚くなっていきます(角化症)。そして、そうした刺激が1点に集中して加わり続けると、角質層が円すい状の芯のように皮膚の内側に向かって肥厚し、魚の目になるのです。

魚の目はなぜ痛い?

魚の目により痛みを感じる理由としては、皮膚の防御反応によるものがあげられます。先にも述べたように、皮膚のある一部分に集中した刺激が続くと、角質層がより厚く覆うようになります。このとき、肥厚した部分の中心に硬い芯ができ、神経のある真皮層まで届くと痛みを感じるようになるのです。

魚の目の痛みの原因は、皮膚に食い込んでいる角質の芯です。そのため、病院ではこれを取り除くことが治療の目的とされます。

足裏を見れば足の問題点がわかる

足の裏で、角質層が分厚くなりやすい場所や、魚の目ができやすい場所には、圧迫や摩擦などの大きな刺激が繰り返し加わっているということです。そのため、それがどこにできやすいかで、その人の足が抱えている問題を推測できるのです。

角化症になりやすい・魚の目ができやすい部位とその原因

角質・魚の目ができやすい部位によって、次のような原因があると考えられます。

足裏の中央

足裏の中央の角質層が分厚くなる人は、「開張足」の可能性があります。開張足とは、5本の指を横断する「横アーチ」という緩やかなアーチが崩れ、足がベタッと横広がりになった足のことです。足のアーチのバランスが崩れることで、足裏の付け根部分にタコや魚の目ができやすくなります。

小指のつけ根

足裏の小指の付け根の角質層が分厚くなる、魚の目ができるという人は、O脚、がに股、外反母趾の可能性があります。足の小指のつけ根からかかとにかけては、「外側縦アーチ」と呼ばれる緩やかなアーチがありますが、O脚、がに股、外反母趾の人は、足の外側に重心がかかりやすいため、この外側縦アーチが崩れやすいのです。すると、歩く際の蹴り出しのときに、足裏の外側のほうに体重がかかってしまい、小指の下の角質が厚くなったり、魚の目ができたりするのです。

親指の外側

親指の外側の角質が分厚くなるという人は、外反母趾の可能性があります。この場合も、足の外側に重心がかかることで、外側縦アーチがくずれることが原因です。外側縦アーチがくずれたことで、歩くときの重心移動が極端になり、蹴り出しの際に、親指の横で蹴ってしまうことが原因です。

親指のつけ根

歩くときは、親指の先で、地面をしっかり蹴り出すのが正しい歩き方ですが、足裏の親指のつけ根の角質が分厚くなっている人は、つけ根で蹴り出すような歩き方をしている可能性があります。巻き爪が痛くて親指に力が入らなかったり、小さめのサンダルを履いていて親指が靴からはみ出していたりすることで、歩き方に変なくせがついてしまっている人によくみられます。

小指の外側

小指の外側の角質が分厚くなっていたり、魚の目ができていたりする人は、5本指の長さがほぼ同じでつま先が四角い「スクエア型」の足をしているか、開張足の可能性があります。こういった足の人が、先の細い靴を履いたり、ヒールの高い靴で足が前すべりしたりすると、足が横から圧迫されてしまい、この部分に角質がついたり、魚の目ができるのです。

指の間

指と指の間に魚の目ができるという人は、靴が足に合っておらず、指が横から圧迫されているか可能性があります。通常、魚の目は、乾いていて硬いことが多いのですが、指の間にできる魚の目は、汗で湿っているため、やわらかい軟化性の魚の目であることが多いといわれています。

かかと

かかとは、角質が厚くなりやすい部位です。原因として考えられるのは、靴のかかとが当たっていること、かかとの合わないサンダルを履いていることなどです。また、乾燥やホルモンバランスの乱れ、白癬菌(水虫菌)が原因の場合もあります。

角質・魚の目の原因を正しく理解し、症状に応じて医師へ相談を

日常を送るうえで、魚の目が生じる原因を究明することが、魚の目の痛みから解放される近道です。

見た目を重視したサイズの合わない靴やハイヒールを履くことなどは避けましょう。やむを得ない場合を除き、足にぴったりと合った靴を履くよう心がけることが大切です。

そして、歩き方や足の冷えなど、生活を送る中でどこかに角質や魚の目の原因となる要素はないかを考えることも大切です。また、魚の目とタコ、イボとの違いなど自己判断が難しい場合や、痛みが続きつらいときなどは、早めに医師へ相談するようにしましょう。

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