ミノマイシン錠は内服の抗生物質です。

 

にきび治療のガイドラインの内服薬の中で一番推奨されている抗生物質です。

 

範囲が広いニキビや化膿(黄ニキビ)もしくは化膿して出血(紫ニキビ)がある場合なんかの重症例には外用の抗生剤に加えて内服薬も使用します。

 

その内服薬の抗生物質の中で一番ニキビにたいして効果が期待できるのがこのミノマイシンなのですが、副作用が多いので嫌う医師も多くてより安全性の高いクラリス錠なんかを好んで使う医師も多い。

 

それでは、ミノマイシン錠について詳しく見ていきましょう。

 

有効成分はミノサイクリンでテトラサイクリン系の抗生物質ですね。錠剤だけじゃなくてカプセルもある。

 

薬価:

50mg1錠23.8円
100mg1錠51.0円

 

特徴は、効き目が長く1日1回の服用で済むことと、効き目も優れているが、副作用が多い。

 

テトラサイクリン系抗生物質は、βラクタム系のような細胞壁の合成過程を阻害するわけではないので、細胞壁を持たない微生物に対しても抗菌力を発揮するのでマイコプラズマ、リケッチア、クラミジアに対しても有効です。またマクロライド系抗生物質と違って、グラム陽性菌のみならずグラム陰性菌に対しても効果を示すので、優れた抗菌スペクトルを示します。

 

テトラサイクリン系ってマイコプラズマに効くから呼吸器系の風邪とかにもよく効くんだけど、あんまり積極的には使わないですよね。

 

マクロライド(クラリス)とかニューキノロン(クラビット)とかの方が一般的です。ただ、効き目だけみるとミノマイシンは劣らず優れたものです。実は、これを積極的に使わない理由としてはちょっと副作用があるからなんです。

 

ミノサイクリン錠の副作用

 

代表的な副作用には、消化器系の副作用で下痢や嘔吐。あと、女性に多いんだけどめまいがある。子供には歯に色が作っている歯牙色素沈着なんてのもある。

 

代表的な副作用

消化器症状
めまい
歯牙色素沈着
光線過敏症

 

とくに子供に対してはめったに使いません。というのも、8歳未満の小児には原則禁忌になっているからだ。子供の歯の成長に良くない影響をあたえるおそれがあるし、歯が黄色く色がつく副作用もある。一度歯に色がついてしまうと取れない。もし、私の子供に風邪でミノマイシン処方されたらよっぽどの理由がない限りキレる。

 

抗生剤を飲むと歯に色がつくから飲みたくないという人がいるが、そう言われる原因となったのがミノマイシンです。他の抗生物質の場合は、歯に色がつく副作用はないので安心して使えます。

 

他のテトラサイクリン系には無くてミノサイクリンに特有の副作用には、めまい、運動障害、耳鳴といった前庭障害がある。 この副作用は男性よりも女性に格段に起きやすく、ミノサイクリンを服用している女性の50-70%に発症する。こういったかなり発症率が高くまた不快な副作用があるため、ミノサイクリンは女性患者に投与されることは滅多にない。wikipedia

 

女性に対して滅多に使用しないというのは言いすぎだと思う。もしミノサイクリンを使用する場合は最低でも来る前の運転は控えるように注意しよう。

 

そういえば、

 

「テトラサイクリン系は耐性菌ができないから長期に飲んで安全」って書いてあるサイト見つけたけど、そんな都合のいい抗生剤はない。むしろ、テトラサイクリン系は耐性がつきやすい部類の抗生剤だから無闇につかうと今後この抗生剤が必要な時にきかなくなるって自体が考えられる。

 

内服の抗生物質は最低限度でとどめておくべきである。

 

あと忘れがちなんだけど、ミノサイクリンは光線過敏症も起こしやすくなりますね。服用中に日光にあたると発疹が出やすくなる人がいます。とくに長期に飲んでるほと起きやすくなる。長袖長ズボンにしといたほうが無難ですね。

 

ミノサイクリンは食べ物や飲み物との相互作用が多い

 

テトラサイクリン系抗生物質の特徴なんだけど、食べ物との飲み合わせもたくさんあって意識して使わないと期待した効果を得ることができない。

 

例えば、鉄、マグネシウム、カルシウムなどが多く含まれる食事をとると、抗生剤とくっついてしまって抗生剤の効き目が減弱する。

 

たとえば、バファリン、イブクイック、太田胃散、ミルマグなど

 

これらの薬は胃酸を抑える目的で酸化マグネシウム(制酸剤)が加えられている。バファリンの半分はやさしさで出来ているというが、その優しさというのは制酸剤の酸化マグネシウムのことでこれと一緒にこの抗生剤を使用すると効果が弱くなる。

 

牛乳やヨーグルトや硬水でも影響してしまうので、服用期間中は食事にも気をつけ無くてはならない。

 

もし制酸剤や牛乳を摂取してしまった場合は、2時間程度服用の間隔をあけると減弱は免れる。

 

服用方法

 

ミノサイクリンは食事にかかわらずのんでも問題ありません。一番有効な飲み方は、12時間おきか、24時間おきに等間隔に服用することです。だから、もし食事で乳製品類をとってしまった場合は、食事にかかわらず服用して差し支えないので、2時間まってから服用するといいだろう。

 

ただし、寝る直前での服用は避けよう。

 

なぜなら、
適用上の注意に下記のような記載がある
「食道に停留し、崩壊すると食道潰瘍を起こすことがあるので、多めの水で服用させ、特に就寝直前の服用等には注意すること。」

 

すぐに横になると食道で停滞して潰瘍にを起こすリスクがあるからだ、多めの水で流し込んだら、すぐに横になるのはやめましょう。

 

ミノマイシンカプセル錠100の販売中止

 

ミノマイシン50と100はそれぞれカプセルと錠剤が薬価収載されていますが、現在ミノマイシン錠100mgの製造がストップしています。ずい分昔に回収があって、そから製造が再開されずに現在にいたります。

 

製造がストップしているのはミノマイシン錠100㎎だけです。

 

つまり、

 

ミノマイシン50は、カプセルと錠剤
ミノマイシン100は、カプセルのみ

 

たしか2008年にストップしてそれから現在2016/06/25も再開してないんだから薬価収載削除すればいいのにとおもう。

 

テトラサイクリン系抗生物質

 

ビブラマイシンもニキビによく使用されるテトラサイクリン系の抗生剤です。こっちのほうがめまいの副作用すうないみたいですね。