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2015.10.02

オーガニックに家中の匂いを消したい

消臭剤・芳香剤は苦手。でも匂いは消したい

私たちの周囲には、意外なほど多くの「におい」が存在しています。料理や花のような好ましい‘香り’から、煙草や生ごみの‘臭い’といったちょっと不快なものまで、実にさまざま。

もちろん、多くの人は不快な‘臭い’をどうにかしたい、と考えていることでしょう。しかし、新たな「におい」をつけ足すような芳香剤は苦手だし、味気ない消臭剤も使いたくない、というケースもあるはず。そこで、オーガニックな消臭方法をご紹介します。
自然素材なら穏やかな気分にしてくれますし、昔から使われているものなどもあって納得の効果が得られることでしょう。

「ウッドチップ」でリラクゼーション

最初に紹介するのは、「ウッドチップ」です。これは、その名の通り、自然界にある木の木片。新築の家や森林公園などで木のさわやかな香りに癒された、という人も多いのではないでしょうか。ウッドチップは、このような木の香りが手軽に楽しめつつ、不快な臭いも弱めてくれるなどの効果が期待できるものです。

使い方は簡単。小振りなバスケットなどに無造作にチップを入れて、棚の上に置いたり、吊したりするだけでOKです。飾りとして、ガーデニンググッズで売られている、ミニチュアの置物などを上にのせたりすると楽しいですよ。例えば、小鳥とかリスなんてどうでしょう?

ウッドチップはさまざまな種類があるため、消臭効果の他にも種類によって多様な効果があります。例えば、お風呂などによく使われていて香り高いヒノキは、防虫効果が高いことでも知られていますし、フローリング素材として用いられることも多いスギ、あるいはまな板などにも使用されるヒバなどは抗菌効果に優れています。また、わずかにバラの香りがして、アロマオイルなどでも人気のローズウッドもいいですね。

さらに、もう一つ注目したいのが、防カビ効果です。中でもヒノキの効果は高いので、臭い対策と同時にカビ対策に苦心するトイレに使うことをオススメします。また、ウッドチップをネットなどに入れて、お風呂に浮かべるのもよいでしょう。憧れのヒノキ風呂の気分が気軽に楽しめますね。

置き方次第でお洒落な「炭」

続いて紹介するのは「炭」。その消臭効果は広く知られていることですし、加齢臭対策の石鹸などにも使われていますが、まだまだ実際に使用している人は少数派では?ここで改めて、ポイントを確認してみましょう。

まず、「炭」の種類を軽くご紹介します。見た目は “真っ黒”を想像していますか?しかし、炭には「白炭」と呼ばれるものがあります。表面についた灰が白色~灰色になっているもので、黒炭との製法の違いは、黒炭が400~700度で焼き上げて自然に任せて熱を取るのに対し、白炭が1000~1200度で焼き上げて素早く冷やすというもの。そのため、白炭は黒炭より硬く、たたき合わせるとキンと澄んだ音がするのも特徴的です。

性質にも違いがあります。白炭はアルカリ性の性質を持っていますので、酸性のにおいを吸着し、反対に黒炭は酸性で、アルカリ性のにおいを吸着します。したがって、前者は靴箱などが、後者はトイレなどがオススメです。また、自然のものですから、両者を組み合わせるのもOK。広い範囲を消臭したい部屋やいろいろなにおいがこもる冷蔵庫などは、両方を一緒に置くとよいでしょう。ちなみに、白炭の代表格が、有名な備長炭です。

炭は、置き方にも気を配ってインテリアにもしたいものです。和風モダンな竹籠や鉢などに入れたり、可愛らしいバスケットにドライフラワーなどの飾りを加えたりしても良いですね。小袋に入れても良いし、スティックタイプのアロマのように使うこともできるでしょう。さらに、犬や猫などの置物になっている炭も販売されているようです。

簡単パワフルな「酢」と「コーヒー」

今までの2つは、炭やウッドチップといった「木」を使ったものでした。しかし、もっと簡単に、もっとお金をかけずに消臭する方法があります。それが、普段ご家庭にある「酢」と「コーヒー」です。

酢は、アルカリ性の臭いに対して特に効果的。このため、アンモニアの臭いが充満しがちなトイレや煙草の臭いが気になるところなどに有効です。原液ではなく、5倍程度に薄めた酢を吹き付けると、不快な臭いが薄くなります。スプレーするのが面倒な方には、ボウルに酢を入れてジメジメする日の部屋の片隅や、トイレに置いておくのもよいでしょう。

コーヒー好きなら、いつも捨ててしまう「コーヒーかす」を使うのもオススメ。新しいものをわざわざ消臭用におろす必要はありません。抽出後のコーヒーを乾燥させて、メッシュの小袋などに入れるようにしましょう。手頃な空き瓶などを使い、蓋には通気性のよい薄手の布をかぶせてゴムやリボンで口を縛れば、かわいらしい置物のようになりますよ。靴箱に入れたり、車の中に置いたりするのも良いです。また、乾かさずに、そのまま灰皿に入れるというのも、消火と消臭に効果的で便利でしょう。

キレイな空気で、アロマキャンドルのひとときを

オーガニックに消臭をしたら、時にはもっと香りを楽しむ時間を作ってみませんか。ここでもナチュラルなもので、さまざまな香りがチョイスできる、「アロマキャンドル」を試してみてください。

アロマキャンドルは実に種類が豊富ですので、ついついたくさん買い集めてしまう人も多いもの。例えば、代表的なものならバラなどのフローラルな香り、バニラやリンゴのような甘い香りや、さわやかな柑橘系の香り、ココナッツなどの南国の香りや、独特のアジアンテイストな白檀などなど……。

アロマキャンドルは、香りだけでなく、小さな火によって心がリラックスできる、という効果もあります。部屋を暗くして、お酒や映画を楽しむ時など、のんびりとした時間を作ってみてください。

※自然素材での消臭なら重曹は?という鋭いご指摘の読者様へ。別記事の「重曹のすべて」をぜひ合わせてご覧ください!