歯を磨く時、鏡を見ると黄ばんだ歯が目立ち、「この歯の色、なんとかならないかなー」と思ってしまう。
人と話す時、歯の黄ばみが気になり、ついつい手で口を隠しがちになる。
写真に写る時、歯の黄ばみが気になり、口を開けて笑顔を作れない。

このようなコンプレックスを持つ人は、決して少なくないと思います。

そして、白い歯に憧れを抱きながら、ホワイトニングしたいなー」と思っている人もたくさんいることでしょう。

でも、「ホワイトニング」ってどんなことするんだろう?
お金はどのくらいかかるのかな?
痛くないのかな?

など気になることが多く、「ホワイトニング」をしたい気持ちはありながらも、いま一つ踏み切れない。
そんな人もいるのではないでしょうか?

そこでこの記事では、「ホワイトニング」とはどんなことをするのか、費用はどのくらいかかるのか、その持続性や効果、施術の痛みと危険性あるのかなど、「ホワイトニング」しようと思ったらまず気になることから、よくある疑問までをまとめました。

この記事を参考に、あなたもぜひご自分にピッタリな「ホワイトニング」を見つけてください。

 

ホワイトニングってなに?

「ホワイトニング」は歯を白くすること。
というのは誰もがイメージ出来るでしょう。

しかし、実際どんなことをして歯を白くするのか、歯科医院でしてもらうのか、自宅で自分で出来るのかなど、その内容について詳しく知らない方は多いのではないでしょうか?
ここでは、「ホワイトニング」はどんなことをするのか、その種類や費用など、また、痛みはあるのかなど、「ホワイトニング」の全体像についてご紹介します。

 

 ホワイトニングとは?

「ホワイトニング」とは、歯を白くする全てのことを指します。

タバコのヤニやコーヒーなどで黄ばんだり、茶色くなったりした歯のステイン(着色汚れ)を除去して、歯本来の色に戻す「PMTC(professional mechanical tooth cleaning)」や、歯の表面をほんの少しだけ削って、「シェル」と呼ばれる薄いセラミックの「付け爪」のようなものを貼り付けて、歯を白く見せる「ラミネートベニア」など、いろいろあります。

しかし、一般的な「ホワイトニング」はもともと「ブリーチング(漂白)」と呼ばれていたもののことを指し、ホワイトニング剤を使って歯の色素を分解して、歯を白くすることです。
歯のステイン(着色汚れ)を除去して、歯本来の色に戻す「PMTC(professional mechanical tooth cleaning)」に対して、「ブリーチング(漂白)」は歯本来の色よりさらに白くなります
1989年にアメリカで実用化され、現在では「ブリーチング(漂白)」よりも「ホワイトニング」と呼ばれるようことが多くなりました。

 

 ホワイトニングの種類や費用は?

  • オフィスホワイトニング

歯科医院でしてもらう「ホワイトニング」のことで、歯や歯茎などの治療を行う一般歯科や、歯の白さ、歯並びなどの見た目の美しさに中心に行っている、審美歯科で受けられます。
一般的な治療の流れは以下の通りです。

  1. 「ホワイトニング」の説明やカウンセリングを行います。
  2. 虫歯の確認など、口腔内の検査をします。
  3. 「シェードガイド(歯の色見本)」を使って、現状の歯の色を確認します。
  4. 歯垢や歯石の除去など、必要に応じて口腔内のクリーニングをします。
  5. 「マウスリトラクター(開口器)」を装着し、口を開けたまま固定します。
  6. ホワイトニング剤から歯茎を保護するための保護剤を塗ります。
  7. 歯の表面にホワイトニング剤(ジェル状)を塗ります。
  8. サングラスをかけるなどで目を保護し、LEDなどのホワイトニング用のライトを当てます。
  9. ホワイトニング剤などを除去し、口腔内をきれいにします。
  10. フッ素を塗るなどのトリートメントを行います。

歯科医院やカウンセリング内容などによって、多少流れが異なるかもしれませんが、概ねこの内容になるでしょう。
所要時間は内容によりますが、だいたい30分から1時間くらいが目安です。
費用も歯科医院や歯の本数などによって様々で、安いところでは1回1万円くらいから、高いところでは1回10万円を超えるようなところもあります。
通院回数は、自分が求める白さになるまでになり、個人差がありますが、1回~4回くらいが普通で、1~2週間ごとに行います。

 

  • ホームホワイトニング

自宅で行う「ホワイトニング」のことで、ホワイトニング剤を入れるマウスピースを使います。
歯科医院で型取りしてマウスピースを作ってもらう方法の他、市販のマウスピースを使う方法もありますが、市販のマウスピースではホワイトニング剤が漏れるなど、あまり効果が出ない可能性も考えられます
歯科医院でマウスピースを作ってもらう場合は、歯科医院で口腔内の検査やクリーニングをしてもらい、自宅で行う「ホワイトニング」のやり方を指導してもらいます。
自宅で行う「ホワイトニング」の一般的な流れは以下の通りです。

  1. 歯磨きをして口腔内をきれいにします。
  2. マウスピースにホワイトニング剤を入れます。
  3. マウスピースを歯に付け、口を閉じます。
  4. 2時間おいたら、マウスピースを取り外し、口腔内をすすいできれいにします。

マウスピースを寝ている間(8時間)付けておくタイプもあります。
注意点としては、「ホワイトニング」が終わった後、1時間くらい飲食できません。
費用は歯科医院や歯の本数などによりますが、おおよそ2万円~5万円くらいです。
他にホワイトニング剤が無くなった時の購入費として、おおよそ1~2週間分で5千円~1万円くらいかかります。
自分が求める白さになるまで、約2~4週間毎日行います。

 

  • セルフホワイトニング

セルフホワイトニング」はホワイトニング専門のサロンなどで行っています。
歯科医師や歯科衛生士がいないため、「オフィスホワイトニング」で使われる医薬品のホワイトニング剤や医療機器のライトは使うことができません
治療の流れは、歯磨き、開口器の装着、ホワイトニング剤の塗布、ライトを当てる、開口器を外して口をすすぐ、といったことを全て自分で行います
所要時間は1時間ほどで、費用は1回5千円程度と低価格です。

 

 ホワイトニングって痛いの?

歯の表面のエナメル質は「熱い」「冷たい」などを感じる知覚がありませんが、その下の象牙質には知覚があります。
その象牙質にホワイトニング剤が触れると、しみることがあります。
痛みの強さはホワイトニング剤の濃度や人によって異なり、濃度の濃い「オフィスホワイトニング」の方が「ホームホワイトニング」より痛みが強い可能性があります。

しかし、「オフィスホワイトニング」では「ホームホワイトニング」では使わない保護剤を使って歯や歯茎を保護するので、痛みを感じないこともあります
「ホワイトニング」による痛みは、知覚過敏(ちかくかびん)と同じ一過性のもので、概ね24時間以内に治まります
知覚過敏(ちかくかびん)とは、アイスなどの冷たいものがしみたり、歯磨きのブラッシングで痛みを感じたりする症状のことです。

 

ホワイトニングの効果や持続性は?

「ホワイトニング」の全体像がわかったところで、本当にそれだけお金や手間をかけて効果があるのかが気になるところでしょう。
また、その効果がどのくらい続くのかも気になるところです。
ここでは、「ホワイトニング」の効果や持続性、そして効果を持続させる方法についてもご紹介します。

 

 ホワイトニングで本当に歯が白くなるの?

元々の歯の色には個人差があり、効果が大きい人と小さい人がいることは確かですが、白くなる早さに差こそあれ、健康な歯であれば誰でも白くなります。
一般的には「オフィスホワイトニング」が効果が早く「ホームホワイトニング」はゆっくりと効果が出てきます
最も早く効果が出るのは、「オフィスホワイトニング」と「ホームホワイトニング」の両方を行う「デュアルホワイトニング」ですが、費用は高額になります。

 ホワイトニングの効果はどのくらい持つの?

ゆっくり白くなっていく「ホームホワイトニング」の方が、効き目の早い「オフィスホワイトニング」より持続性が良いです。
歯の白さを保てる期間は、「オフィスホワイトニング」で3~6ヶ月くらい、「ホームホワイトニング」で1~2年くらいが目安となります。

 ホワイトニングの効果を持続させるには?

「ホワイトニング」の効果を持続させるには、毎日しっかり歯を磨いて口腔内をきれいに保つことが重要です。
そして、3ヶ月半年に1度くらいは、歯科医院で口腔内のクリーニングをしてもらい、歯垢や歯石などを除去すると、効果を長持ちさせることが可能となります。

また、「オフィスホワイトニング」の場合、クリーニングと合わせて「タッチアップ」と呼ばれる、追加の「ホワイトニング」をしてもらうと、さらに効果が長持ちするでしょう。
「ホームホワイトニング」でも、自分で「タッチアップ」を行えば、効果を長持ちさせることが可能です。

「タッチアップ」は、最初の「ホワイトニング」に比べ効果が出やすいため、所要時間や治療回数、かかる費用などが少なくて済む場合が多いです。

 

ホワイトニングでよくある疑問

ここまで「ホワイトニング」の全体像と効果や持続性などについてご紹介してきました。
すでにあなたは、すぐにでも「ホワイトニング」をしてみたい、と思われているのではないでしょうか?
最後に「ホワイトニング」で気になることを全て払拭出来るように、よくある疑問についてまとめてみました。

これを読めば、もう「ホワイトニング」に迷いはなくなることでしょう。

 

 ホワイトニングは結局どこでしてもらうのがいいの?

「ホワイトニング」は主に、虫歯など口腔内全般の治療を行っている一般歯科、「ホワイトニング」などの見た目を美しくする治療を中心に行っている審美歯科、「セルフホワイトニング」を行うホワイトニング専門のサロンなどで受けられます。

「セルフホワイトニング」は費用こそ安いですが、歯科医師や歯科衛生士がいないため、医薬品や医療機器を扱うことができず、歯の汚れを落として元々の歯の色に戻す内容になります。
ですので、本来の歯の色よりも白くしたいなら、費用はかかりますが、一般歯科か審美歯科で「ホワイトニング」を受ける必要があります。

また、即効性を求めるなら、歯科医院で行われる「オフィスホワイトニング」と家で行う「ホームホワイトニング」を併用する「デュアルホワイトニング」が費用は高いですが効果的です。

 

 被せ物などの治療した歯でもホワイトニング出来るの?

金属やセラミックなどの被せ物(クラウン)は「ホワイトニング」出来ません
このような場合は、「ホワイトニング」した後に、その時の歯の色に合わせて被せ物(クラウン)を改めて作ってもらうか、前述の「ラミネートベニア」を使うなどの治療になります。

 

 虫歯や歯周病でもホワイトニング出来るの?

虫歯や歯周病がある場合は「ホワイトニング」を行えないので、先に虫歯や歯周病の治療を行う必要があります。

 

 歯磨きでホワイトニング出来るの?

歯磨きでの「ホワイトニング」は、歯のステイン(着色汚れ)を除去して、歯本来の色に近づけるといった意味合いになります。
歯磨きには、メタリン酸ナトリウムが配合された歯磨き粉が効果的です。

歯の表面はエナメル質で覆われていますが、これは約96%が“ハイドロキシアパタイトCa10 (PO4)6(OH)2”を主成分とする無機質です。歯の黄ばみの原因として、食品に含まれる着色物質(ステイン)が、歯の表面のタンパク質と結びついて蓄積することが挙げられます。メタリン酸は分子内のマイナス電荷密度が非常に高いため、歯のカルシウムなどの陽イオンに結合しやすい性質を持っており、エナメル質とステインの間に入り込み、汚れを浮かせることで歯本来の白さになると言われています。また、メタリン酸が歯の表面をコーティングすることで着色や歯石の沈着を防ぐとも言われております。研磨剤等を使用して機械的に汚れを落とす方法に比べて、歯を傷つけるおそれがない安全なホワイトニングです

引用:http://news.mynavi.jp/articles/2014/10/31/wi/

 

 ホワイトニングした後の注意点とは?

「オフィスホワイトニング」では「ホワイトニング」してから24~48時間「ホームホワイトニング」では3~4時間は、歯の表面が乾いているため、着色しやすい状態になります。
そのため、タバコはもちろんのこと、カレーライスやコーヒーなど、色の濃い食べ物や飲み物、ケチャップやソースなどの調味料は控えた方がいいでしょう。
せっかく白くなった歯が台無しになりかねません。

「ホワイトニング」直後は、歯の表面の保護膜が剥がれていて、通常よりもカルシウムが溶けやすい状態になります。
コーラなどの酸性の強いものは避けましょう。

 

 ホワイトニングって危なくないの?

「ホワイトニング」で使うホワイトニング剤が、日本の厚生労働省やアメリカの厚生労働省に当たる「FDA」の認可が下りているものであれば、安全面での問題はないでしょう。
「ホワイトニング」する前に、認可されたホワイトニング剤か確認しておけば安心です。
日本より先に「ホワイトニング」が始まり、すでに一般化しているアメリカにおいて、これまで数千万人が治療している中、事故は1件も報告されていません

 

 ホワイトニングの効果が弱い歯ってあるの?

テトラサイクリン歯」と呼ばれる、抗生物質の副作用で歯の内部に色素沈着した歯は、一般的な「ホワイトニング」の効果が出ない場合もあり、前述の「ラミネートベニア」など、他の治療が必要になります。
同じように、歯の神経を取ってしまった歯は黒くなりやすく、「ホワイトニング」の効果が弱いため、「インターナルブリーチ(パワーブリーチ)」など他の治療が必要になります。
「インターナルブリーチ(パワーブリーチ)」とは、神経を取った後、歯の内部にホワイトニング剤を入れて、そこにレーザーなどの光を当てて、歯の内側から白くする治療法です。

 

 妊娠中だけどホワイトニングしても大丈夫?

「ホワイトニング」の妊娠(胎児)への影響ははっきりしておらず、安全性が保証出来ないため、妊娠中や授乳中の「ホワイトニング」は避けましょう

 

 ホワイトニングって年齢と関係あるの?

「ホワイトニング」の効果が年齢と関係ある、という研究結果はありませんが、加齢とともに歯の表面のエナメル質が削れるなどして薄くなってくると、その下の象牙質の色が目立つようになります。
そうなると、象牙質の黄ばみが濃いほど歯は白くなりにくくなります。

 

 生まれつき歯が黄色いんだけどホワイトニングで白くなるの?

歯の表面のエナメル質が、先天的な理由などで正常に作られなかった「エナメル質形成不全」という病気があります。
その場合、歯が黄色っぽい色になったり、茶色っぽい色になったりします。
その色が濃いと、一般的な「ホワイトニング」で歯を白くするのが難しくなります。

そのような場合では、「オールセラミッククラウン」など、他の治療が必要になります。
「オールセラミッククラウン」とは、セラミックでできたクラウン(被せ物や差し歯)を使った治療です。
セラミックは高価で割れやすいデメリットもありますが、汚れがつきにくい、変色しないなどのメリットがあります。

 

まとめ

「ホワイトニング」は、本来の歯の色より白くする「ブリーチング(漂白)」が一般的ですが、元々の自然な歯の色に戻す「PMTC(professional mechanical tooth cleaning)」も「ホワイトニング」と言えます。
テレビで見る俳優やアイドルのような、輝く白い歯に憧れる人は「ブリーチング(漂白)」を、作られたような白い歯に違和感を感じる人は「PMTC(professional mechanical tooth cleaning)」を、といったように人それぞれ求めるものは様々でしょう。

しかし、いずれの場合も黄ばんだり、茶ばんだりした自分の歯をどうにかしたい、と思う気持ちは一緒なのではないでしょうか。

今では「ホワイトニング」は、その人の希望によって色々と選択できるようになりました。
結婚式に間に合うように歯を白くしたい、といった即効性を求める人には、歯科医院で行われる「オフィスホワイトニング」があります。
費用を抑えたい、白い歯を少しでも長く持続させたい、といった人には家で行う「ホームホワイトニング」があります。
また、高価ではありますが「オフィスホワイトニング」と「ホームホワイトニング」の両方を行い、双方を良いとこ取りできる「デュアルホワイトニング」もあります。

日々しっかり歯を磨き、定期的に歯科医院で口腔内の検査とクリーニングをしてもらえば、より白い歯を長く保つことが出来るでしょう。

あなたも自分に合った「ホワイトニング」で、歯のコンプレックスと「サヨナラ」してください。