大自然に抱かれた太平洋岸の街・北海道白老町。アイヌ文化が色濃く残る静かな街です。観光スポットのポロト湖直近、白老駅からもほど近い街中に、心身の休養にお薦めの極上ホテルがあります。「ピリカレラホテル」です。アイヌ語で「美しい風」を意味する名の極上ホテル。総客室数は僅か6室、全室温泉風呂付きのオールスイート仕様。太古の植物が溶け込んだモール温泉と絶品美食に癒されます。宿泊客からの評価も上々!今回は白老の美しい風「ピリカレラホテル」をご紹介します。
白老町のスモールラグジュアリーホテル
チェックインはロビーで行いました。最初に飲泉可能な温泉が出されました。薄く色のついた温泉はにおいやクセはほとんどなく、飲みやすかったです。温泉をいただいた後に、ウエルカムドリンク(コーヒーまたは紅茶)のサービスがありました。ウエルカムドリンクを用意するのに少々時間がかかりましたが、待っている間スタッフが温泉や白老町についてのお話をして下さったので、退屈することもなく待ち時間も気になりませんでした。
客室
2012年オープンのホテルですが、お部屋は新築のように綺麗で清潔感に溢れていました。畳は青々としていて新しく、家具や壁、床なども汚れや傷も無く、隅々まで掃除が行き届いていました。きちんとメンテナンスしているのだろうと感じました。
ベッドはシモンズのマットレスで寝心地が良かったです。
マッサージチェアや座椅子には頭部が当たる部分に使い捨てのカバーが掛けてあり、衛生面への配慮が感じられて感心しました。
和室でもソファで足を楽にして寛げて良かったです。
2種類のミネラルウォーターは親会社が販売されているもので、貸切風呂や夕食後デザートをいただいたお部屋にも用意されていました。
羽織は色が何種類かあり、手縫いのアイヌ刺繍が施されていて、1着ずつ模様が違いました。どれも素敵で選ぶのに迷ってしまいました。お部屋の名前や館内の施設の名称にはアイヌ語の名前がついていたり、アイヌ刺繍の飾り布が至る所に飾られていて、少しですがアイヌ文化に触れることができました。
源泉かけ流しのモール泉のお風呂は、湯を溜めるなどの煩わしさもなく湯温もちょうど良く24時間いつでも入浴可能です。
湯温も適温で快適に入浴できました。湯口から出る源泉は薄い茶色の湯ですが、浴槽に溜まったお湯は黒く、真っ黒な温泉は初めてで不思議な感じがしました。モール泉で肌に優しい美肌の湯で、刺激も無く入りやすい温泉でした。浴室には窓が付いていますが、窓の外は塀があって眺望はありません。眺望重視の方には物足りないお風呂かもしれませんが、源泉100%の濃厚でやわらかい肌あたりのお湯がとても良く、私は非常に気に入りました。
4人入浴してもゆとりがありそうな大きめの浴槽でした。浴槽の半分は浅く、寝湯も楽しめます。お部屋のお風呂同様、源泉100%の掛け流しで適温でした。塀で囲まれていて眺望はありませんが、広い浴槽で外の風を感じながらの入浴は、お部屋の内風呂とは違った気持ち良さがありました。
鉄板焼きor懐石の極上美食
食事は2食ともレストランレプンでいただきました。鉄板焼きスタイルでカウンター越しにシェフが目の前で料理を仕上げ、その都度説明もしてくださいました。
夕食は、デザートまで10品のコース料理です。道内産の野菜やフォアグラなどの高級食材もあり、大変美味しくいただけました。地元、白老牛のステーキはA4のサーロインでした。
夕食は、デザートまで10品のコース料理です。道内産の野菜やフォアグラなどの高級食材もあり、大変美味しくいただけました。地元、白老牛のステーキはA4のサーロインでした。(中略)シェフがおっしゃるにはウエルダンにしても柔らかいお肉だそうです。ガーリックライスはそのまま2口、3口いただいた後で、牛筋のスープをかけていただくと違った味が楽しめます。
シラルはカウンター席になっていて、調理長が料理を仕上げる様子を間近で見ることができます。料理の説明も調理長自ら詳しくして下さるので、料理をより美味しく感じることができました。
お造りに西京味噌をベースにしたドレッシングがかけてあり、甘いのかと思いましたが、西京味噌は主張しすぎず醤油でいただくよりもお魚の味を引き立てていて驚きました。
御食事はおまかせ寿司です。ネタは旬の魚介が11種類程ありました。好きなネタを好きな数だけ握って下さいます。同じネタを複数注文するも良し、全部のネタを1貫ずつ注文するも良しで、心行くまでお寿司を堪能できます。ネタはどれも調理長が自信を持ってすすめるだけあって鮮度が良く美味しかったです。懐石料理もお寿司もどれも素晴らしいと感じる品々で大変満足しました。
スタッフは皆さん礼儀正しくスマートな対応でした。複数のスタッフが食事や温泉のことを生き生きと楽しそうにお話しして下さって、皆さん誇りをもって楽しくお仕事されているご様子で大変好ましく思いました。眺望はありませんが、お部屋、温泉、食事、接客はいずれも上質で心が満たされる宿泊でした。温泉と食事を楽しむ以外は何もしない、そんな贅沢な休日を過ごせるホテルでした。
施設を充実させたり、豊富なルームタイプ・料理・宿泊プランを用意して、ゲストの選択肢を広げることによって集客を図る宿が多い中、ピリカレラホテルは独自のラグジュアリー路線を突き進んでいます。飾り立てることはせずに、心から寛げる温泉付き客室をしつらえ、食事は和洋2種からの選択。記念日プラン等はありますが、宿泊プランもシンプルです。自分でプランニングする旅も楽しいですが、疲れている時にはこうした宿の存在が嬉しくなります。源泉かけ流しの温泉に浸かり、おいしい物をたっぷり頂き、ソファーや畳でゆっくり過ごす。「何もしない贅沢」を満喫できる宿です。気が向けばポロト湖へのお散歩もできます。白老町の美しい風「ピリカレラホテル」で、贅沢な癒しの時間をお過ごし下さい。