【ピリカレラホテル】限定6室オールスイート!モール温泉&美食に心潤う至福の癒し宿

大自然に抱かれた太平洋岸の街・北海道白老町。アイヌ文化が色濃く残る静かな街です。観光スポットのポロト湖直近、白老駅からもほど近い街中に、心身の休養にお薦めの極上ホテルがあります。「ピリカレラホテル」です。アイヌ語で「美しい風」を意味する名の極上ホテル。総客室数は僅か6室、全室温泉風呂付きのオールスイート仕様。太古の植物が溶け込んだモール温泉と絶品美食に癒されます。宿泊客からの評価も上々!今回は白老の美しい風「ピリカレラホテル」をご紹介します。

白老町のスモールラグジュアリーホテル

白老駅から約1km、街道沿いに佇むオシャレな外観のホテルです。コンビニもすぐそばにある街中ですが、北側には室蘭本線を挟んで雄大なポロト湖が広がり、意外と静かな立地。室蘭本線の音もそれほど響きません。札幌から電車or車で1時間弱、千歳空港からもバスと電車利用で1時間程の好アクセス!白老駅からタクシーで2分ですが、街の散策がてら歩いてみるのもお薦めです。

とてもこじんまりとしたプチホテルです。エントランスを入ると目の前にフロント。高い三角の天井には間接照明が組み込まれ、ブリック調の壁を柔らかく照らしています。壁に灯るブラケットも洋風のテイスト。ちょっとプロバンスの小さな宿のような雰囲気です。エントランスの上にはアイヌの紋様が描かれ、白老の文化を伝えています。

エントランスの左手側がロビー。シックな調度が配された落ち着いたインテリア。窓の形状も個性的。冬には暖炉に薪がくべられ、見た目にも暖かな雰囲気です。

右の壁には飲泉所とお土産コーナー。ピリカレラのモール温泉は飲泉可能な大地の恵みです。お土産コーナーには温泉を濾過してボトリングしたミネラルウォーター「白透水」。アイヌのアクセサリーも並んでいます。

到着するとロビーに案内され、ウェルカムドリンクでおもてなししてくれます。最初に出てくるのは飲泉所のモール温泉。植物成分が溶け込んだ茶褐色の温泉です。デトックスや美容に効果的な泉質、まろやかな舌触りでありながら、すっきりとした後味の温泉水です。その後、紅茶orコーヒーで歓迎してくれます。ピリカレラはスタッフさんの評判も上々のホテル。スマートで丁寧、それでいて飾らない接客。食事についてニガテな食材を事前に伝えれば、丁寧に承るだけでなく逆に好きな食材を訊いてくるほどです。道に迷って電話をすれば、沿道に出てゲストを待っていてくれます。

チェックインはロビーで行いました。最初に飲泉可能な温泉が出されました。薄く色のついた温泉はにおいやクセはほとんどなく、飲みやすかったです。温泉をいただいた後に、ウエルカムドリンク(コーヒーまたは紅茶)のサービスがありました。ウエルカムドリンクを用意するのに少々時間がかかりましたが、待っている間スタッフが温泉や白老町についてのお話をして下さったので、退屈することもなく待ち時間も気になりませんでした。

ウェルカムドリンクを頂いた後、お部屋へご案内となります。途中でアイヌのレリーフを鑑賞しましょう。エントランス棟の奥が宿泊棟。こちらの内装もとても素敵です。暖色を基調にしていて、温もりが伝わる手塗り風の壁、床や照明のデザインも柔らかなニュアンス。寒い北海道ですが、南仏プロヴァンスのような暖かな雰囲気の中、休暇を過ごせます。その一方、客室名にはアイヌ語が使われていてユニークです。

客室

客室は全6室の内、4室が和洋室、2室が完全洋室となっています。広さは50平米、定員は1~3名。全室、温泉浴室付きのスイート仕様です。今回は和洋室のお部屋をご紹介します。

2012年オープンのホテルですが、お部屋は新築のように綺麗で清潔感に溢れていました。畳は青々としていて新しく、家具や壁、床なども汚れや傷も無く、隅々まで掃除が行き届いていました。きちんとメンテナンスしているのだろうと感じました。

玄関を入ると広い踏込みスペース。こちらのお部屋は右手側がリビング兼ベッドルーム、左手側がサニタリースペースになっています。

ベッドはシモンズのマットレスで寝心地が良かったです。

こちらがリビング兼ベッドルーム。窓際に一段高くなった畳敷きの小上がりスペースを設けています。広いお部屋ですが、広すぎて当惑するほどではなく、調度も上質な品が揃えられていますが、豪華すぎて戸惑う感じではありません。ゆっくりと寛げるお部屋です。マッサージチェアが設置されていて、TV・プラズマクラスターイオン発生機など、備品類も充実しています。また、壁にはアイヌの刺繍が飾られ、白老の文化をそっと伝えています。

マッサージチェアや座椅子には頭部が当たる部分に使い捨てのカバーが掛けてあり、衛生面への配慮が感じられて感心しました。

小上りにはソファーと座椅子をセッティング。座椅子やマッサージチェアの上部には使い捨てのカバーが被せられ、細やかな気配りが感じられます。和やかな雰囲気のスペース、湯上りに畳でゴロゴロするのもいいですね。こちらにもTVが設置されています。

和室でもソファで足を楽にして寛げて良かったです。

冬には掘りごたつをしつらえてくれるようです。足元ぽかぽか、冷え性でお悩みの方にも快適な小上りです(写真は別室)。

脇には愛らしい丸テーブル&ネコ脚アームレスチェア。こういうの何となくいいですよね。

L字の奥には水屋が設けられ、ドリップマシンが備わっています。コーヒー・紅茶・緑茶のカプセルをご用意。もちろん無料で頂けます。

下の冷蔵庫には白透水やジュースが入っており、こちらも無料で頂けます。また、客室へのドリンク持ち込み可。ホテルの向かいにコンビニがありますので、ビールやデザートを買ってきて冷やしておくのもいいですね。

2種類のミネラルウォーターは親会社が販売されているもので、貸切風呂や夕食後デザートをいただいたお部屋にも用意されていました。

外には坪庭が造られています。街中のため壁で囲われていますが、玉砂利の敷かれた庭に飛び石や植木が配され、夜には石灯篭に明りが灯ります。夏には濡れ縁での夕涼みがオススメ!こちらで湯上りのビールやアイスを頂くのもいいですね。

壁側のデスクはドレッサーにもなる優れモノ。CDプレイヤーと共にヒーリングミュージックのCDも用意されています。デスクライトも完備。全館wifi対応となっていますので、手放せないお仕事がある方も安心して過ごせるお部屋です。休暇を過ごすのに最適なホテルですが、疲れたら客室温泉でリフレッシュできるので、お仕事での滞在にも良いかもしれません。

クローゼットには館内着が用意されています。尚、羽織はフロントから客室へ向かう際に、好きなデザインの物を選べます。アイヌ刺繍の羽織です。

羽織は色が何種類かあり、手縫いのアイヌ刺繍が施されていて、1着ずつ模様が違いました。どれも素敵で選ぶのに迷ってしまいました。お部屋の名前や館内の施設の名称にはアイヌ語の名前がついていたり、アイヌ刺繍の飾り布が至る所に飾られていて、少しですがアイヌ文化に触れることができました。

壁にはTVとiPadが設置されています。こちらのiPadで館内のご案内や周辺観光案内などをチェックできます。

続いてサニタリーをご紹介。トイレ・バス別の造りになっています。トイレ内に洗面所と言っても良いくらいの手洗い場が設けられています。バスルームの方にも洗面所があります。女子旅での宿泊にも便利ですね。

こちらがバスルームです。ふかふかのフェイスタオルとバスタオルが1人2枚ずつ用意され、バスローブも完備されています。

アメニティは基礎コスメ類も含め一通り揃っています。フェイスマスクもご用意。フランスのデザイナー、パスカル・モラビトの石鹸も嬉しい心配りです。

こちらがカリピレラ自慢の客室温泉風呂です。広い浴槽に茶褐色の天然温泉がなみなみと注がれています。敷地内の地下1345mから湧出するモール温泉。加温も加水もしない、源泉かけ流し湯を24時間愉しめる贅沢な客室風呂です。太古の植物が溶け込んだ飴色の湯、有機物を多量に含んだ滑らかな肌触り。身を浸せばすぐに肌がツルツルしてきます。「美人の湯」との呼び名も高い温泉です。

源泉かけ流しのモール泉のお風呂は、湯を溜めるなどの煩わしさもなく湯温もちょうど良く24時間いつでも入浴可能です。

湯温も適温で快適に入浴できました。湯口から出る源泉は薄い茶色の湯ですが、浴槽に溜まったお湯は黒く、真っ黒な温泉は初めてで不思議な感じがしました。モール泉で肌に優しい美肌の湯で、刺激も無く入りやすい温泉でした。浴室には窓が付いていますが、窓の外は塀があって眺望はありません。眺望重視の方には物足りないお風呂かもしれませんが、源泉100%の濃厚でやわらかい肌あたりのお湯がとても良く、私は非常に気に入りました。

窓を開ければ「ピリカレラ」を感じながら極上の湯を堪能できます。白老の大地の恵みに癒されるプライベート温泉。泉質はナトリウム─塩化物・炭酸水素塩温泉。肌に優しいアルカリ性低張性高温泉で、湯治にも効果的なお湯です。湯上りには肌がうるうるツヤツヤになります。尚、バスアメニティには天然植物オイル配合のZIRAシリーズがセットされています。

館内には予約制の貸切露天風呂もあり、1回45分、無料で入浴できます。空いていれば複数回の利用も可能です。洗い場はありませんが、大きな浴槽から茶褐色の湯が溢れる贅沢な露天風呂。半分は浅い寝湯になっている造りです。夜空を眺めながらの湯浴みもいいですね。サイドにファーニチャーもセットされています。ファミリーやカップルにオススメの露天風呂です。

4人入浴してもゆとりがありそうな大きめの浴槽でした。浴槽の半分は浅く、寝湯も楽しめます。お部屋のお風呂同様、源泉100%の掛け流しで適温でした。塀で囲まれていて眺望はありませんが、広い浴槽で外の風を感じながらの入浴は、お部屋の内風呂とは違った気持ち良さがありました。

脱衣所も広く、タオルやドリンクも用意されています。また、館内にはエステルームを完備。デトックスを考慮したボディートリートメント、エイジングケアのフェイシャルエステ、自律神経を整えるヘッドスパなど、美容・健康に配慮したメニューが揃っています。お部屋でのマッサージもあります。湯上りにぜひご利用ください。

客室に湯カゴも用意されています。至れり尽くせりです。

鉄板焼きor懐石の極上美食

夕食はアイヌの伝統住居「チセ」をイメージしたレストラン「レプン」で頂きます。鉄板焼きの「レストラン レプン」と「遊菜懐石シラル」があり、両方ともカウンター席で料理人が調理する様子を見ながら極上美食を頂けます。好みによって選べるスタイル、連泊にも嬉しいですね。旬の地元食材を豊富に使ったおまかせメニュー、シェフ&和食職人との会話も楽しいディナーです。

食事は2食ともレストランレプンでいただきました。鉄板焼きスタイルでカウンター越しにシェフが目の前で料理を仕上げ、その都度説明もしてくださいました。

まずは鉄板焼きレプンからご紹介します。上の写真はサラ貝のプロヴァンサル風とオードブルの盛り合わせ。地元の旬素材をフレンチ風に仕上げ、様々な食材を上品に頂けます。ソースの味もピカイチです。

こちらは「鶏肉と茄子のネギ味噌風味フォアグラ添え」と「鮮魚のポアレ温野菜添えトマトクリームソース」。目の前の鉄板でジュウジュウと音を立て、料理が仕上がっていく様を見るのは圧巻です。シェフの手捌きも素晴らしく、まるで書道家のように美しいふるまい。もちろん、食材の説明もしてくれます。

夕食は、デザートまで10品のコース料理です。道内産の野菜やフォアグラなどの高級食材もあり、大変美味しくいただけました。地元、白老牛のステーキはA4のサーロインでした。

メインは有名なブランド牛・白老牛のステーキ。煙と共に豊潤な香りが立ち昇ります。とろけるような肉質、高貴さを纏った力強い香り、濃厚なのにくどくない極上の味わいです。白老牛の風味漂うガーリックライスも絶品!

デザートは林檎のケーキ・クラッシクショコラ・キャラメルアイスとフルーツの共演。最後まで豪華なメニューです。

夕食は、デザートまで10品のコース料理です。道内産の野菜やフォアグラなどの高級食材もあり、大変美味しくいただけました。地元、白老牛のステーキはA4のサーロインでした。(中略)シェフがおっしゃるにはウエルダンにしても柔らかいお肉だそうです。ガーリックライスはそのまま2口、3口いただいた後で、牛筋のスープをかけていただくと違った味が楽しめます。

続いて「遊菜懐石シラル」の献立一例をご紹介します。

シラルはカウンター席になっていて、調理長が料理を仕上げる様子を間近で見ることができます。料理の説明も調理長自ら詳しくして下さるので、料理をより美味しく感じることができました。

こちらも松茸の土瓶蒸しなど、高級食材を使った美食が提供されます。魚介類は近隣漁港で水揚げされた鮮度抜群の素材を使用。上の写真はお造りです。西京味噌をベースにしたドレッシングがかけてあります。オリジナリティー溢れるモダンな懐石です。レプンの方にも和風のメニューがあり、双方が補完しながら競い合っている感じでいいですね。

お造りに西京味噌をベースにしたドレッシングがかけてあり、甘いのかと思いましたが、西京味噌は主張しすぎず醤油でいただくよりもお魚の味を引き立てていて驚きました。

シラルでも白老牛を頂けます。白老牛は和の器で提供し、焼き物の魚は洋風のあしらいに仕上げているのも面白いです。

そしてシラルの御食事(ご飯)はなんとお寿司!目の前で料理長が握ってくれます。シェフの手捌きと同じく、職人が寿司を握る姿も息を吞む美しさ。こちらも贅を尽くしたお料理です。

御食事はおまかせ寿司です。ネタは旬の魚介が11種類程ありました。好きなネタを好きな数だけ握って下さいます。同じネタを複数注文するも良し、全部のネタを1貫ずつ注文するも良しで、心行くまでお寿司を堪能できます。ネタはどれも調理長が自信を持ってすすめるだけあって鮮度が良く美味しかったです。懐石料理もお寿司もどれも素晴らしいと感じる品々で大変満足しました。

エントランス棟にフリールーム「コタン」があります。こちらでは15時~23時までフリードリンクが用意され、ピュアモルト・焼酎・梅酒などの北海道の美酒を無料で頂けます。夕食前のアペリティフ、食後のバータイムにぜひお立ち寄り下さい。白透水も用意されています。まろやかな温泉水割りもオススメです。

朝食もレプンで頂きます。ご飯は1人ずつ釜炊きで提供され、タジン鍋の蒸し料理、虎杖浜のタラコやイクラなど、白老の海と大地の恵みを贅沢に使った品々が並びます。朝からシェフがカウンターに立ち、目の前の鉄板で卵料理や野菜のソテーを作ってくれます。

これぞ北海道の朝ごはん!といった感じの贅沢な朝食です。朝から豪華!

ヨーグルトとフルーツも北海道の朝を彩ります。チェックイン15時/チェックアウト11時という余裕の時間設定になっています。ゆっくり朝食を頂き、出発前にもう一度モール温泉を愉しみましょう。

スタッフは皆さん礼儀正しくスマートな対応でした。複数のスタッフが食事や温泉のことを生き生きと楽しそうにお話しして下さって、皆さん誇りをもって楽しくお仕事されているご様子で大変好ましく思いました。眺望はありませんが、お部屋、温泉、食事、接客はいずれも上質で心が満たされる宿泊でした。温泉と食事を楽しむ以外は何もしない、そんな贅沢な休日を過ごせるホテルでした。

施設を充実させたり、豊富なルームタイプ・料理・宿泊プランを用意して、ゲストの選択肢を広げることによって集客を図る宿が多い中、ピリカレラホテルは独自のラグジュアリー路線を突き進んでいます。飾り立てることはせずに、心から寛げる温泉付き客室をしつらえ、食事は和洋2種からの選択。記念日プラン等はありますが、宿泊プランもシンプルです。自分でプランニングする旅も楽しいですが、疲れている時にはこうした宿の存在が嬉しくなります。源泉かけ流しの温泉に浸かり、おいしい物をたっぷり頂き、ソファーや畳でゆっくり過ごす。「何もしない贅沢」を満喫できる宿です。気が向けばポロト湖へのお散歩もできます。白老町の美しい風「ピリカレラホテル」で、贅沢な癒しの時間をお過ごし下さい。