毎日、きちんと歯磨きやマウスウォッシュなどでケアをしているつもりなのに・・・
急に歯茎や顎の周辺がズキっと痛むことがありませんか?
口内炎からの炎症などの場合もありますが、他にも原因があるようです。
急に痛みが出た時は、どうやって炎症を静めるのでしょうか?
今回は応急処置の方法などをご紹介していきます。
歯茎が痛む原因は?
まずは、腫れる原因をみていきましょう。
歯肉炎や歯周病から
これは、歯を支えている歯茎、骨が溶けていくとても怖い病気です。
骨が溶けていくほどの症状ですので、症状が進んでいくにつれて「強い腫れと炎症、痛み」が起こります。歯茎と歯の間に空間が出来ることから、食べ物が挟まりやすくなり、炎症の原因になたり、菌が繁殖しやすくなり「膿」がでることもあるようです。
また、奥歯の「親しらず」の周辺が痛みがでる場合、真っ直ぐに歯が生えてない場合があり、正常な位置に生えてないことで、歯茎に空間が出来、これも細菌がたまりやすい要因です。
■歯周病の詳細は、下記もぜひご参照下さい。
歯の先端部分に菌が繁殖
これは、歯医者での治療後などに、歯の根っこの部分に細菌が入り込み、炎症を起こすケースです。
膿が早めに全部でてくれれば、腫れや痛みも長引くことはないですが、なかなか炎症が治まらず、治りずらいケースもあります。
この場合、歯医者での根っこの菌を除去する治療が必要になります。膿を全部出してしまうので、治療には、数ヶ月かかるケースがほとんどです。
薬の副作用によるもの
血圧を下げる薬を服用している方で、歯と歯の間の歯茎がぷくっと腫れる場合があります。
これは、高血圧、心臓病の薬などに使用されている、「カルシウム拮抗薬」が一部の患者さんの中で副作用となって起こるケースです。
歯周病などの腫れとは違って、高さがある腫れのため、うっ血し、出血を起こしやすい状態になります。
このような症状が出た場合は、かかりつけのドクターにお薬の相談をしてみましょう。
病気によるもの
あまり、知られていませんが、歯茎の癌(歯肉癌)により腫れが出来ることもあります。
■【初期の症状】としては、下記のようなものがあります。
少し抑えただけで痛む
口内炎に類似した、ただれのようなものができる
ヒリヒリしみる
首やリンパが腫れる
■【症状が進行】してくると・・・
歯茎が腫れる、臭いがでたり、出血が起きたりする
歯の痛みも現れ、腫瘍近くの歯は、グラグラしてくる
腫瘍近くの周りの歯も腫れたり、炎症がでてくる
痺れが出てくる
この中でも、痺れるという症状は、歯茎の癌の特徴的な症状のようです。少しでも上記チェックポイントで気になる事がありましたら、専門のドクターを受診しましょう。
歯茎が腫れた時の対処法
それでは、歯茎が炎症を起こして痛みがする時の応急処置についてお話ししていきます。
まずは、冷やしましょう
歯茎が痛む場合のは、「炎症」を起こしていることがほとんです。
ズキンとした痛みや、頬を触って少し熱をもっている場合も、まずは保冷剤をタオルに巻いて痛い箇所を重点的に冷やしてみましょう。
こうすることで、強い痛みを軽減することができます。
マウスウォッシュを利用する
風邪の予防、口臭の予防にも使用できる「マウスウォッシュ・うがい薬」、口の中の細菌を退治してくれる働きがあります。
歯茎が腫れている時は、菌からの原因でもあるので、こまめなうがいを心がけ、口内を消毒して、キレイな環境を保ちましょう。
また、最近では、アルコール系の強いマウスウォッシュもありますが、炎症を起こしている場合には、しみたり刺激になったりしますので、低刺激のアルコール系以外のものを選びましょう
痛みが酷いときには、薬を利用する
痛みが酷いケースは、市販の解熱・鎮痛剤などで、痛みを抑えることもできます。
女性ならば、生理痛の薬を持ってらっしゃる方も多いと思いますが、その中に歯の痛みを抑える成分も配合されています。
下記に使用している薬の例を挙げてみますので、ご参考にされて下さい。
EVE・・・「イヴプロフェン」 15歳以上1回2錠 (15歳未満は飲めません)
- 痛みの元を抑制(クイックイブにすると、即効性があります)
- 生理痛や頭痛の他にも、歯痛、抜糸後の歯の痛み、関節の痛み、神経の痛みにも効果
ロキソニンS(市販用)・・・「ロキソプロフェンナトリウム水和物」15歳以上1回1錠
- 第1種医薬品ですので、薬剤師さんがいらっしゃるドラッグストアで購入しましょう
- 眠くなりにくく、即効性があり、胃への負担が少ないです
- 頭痛、生理通、歯痛、腰痛、肩こり、打撲、ねんざの痛みなどにも効果
しかし、あまりに痛みが酷い場合は、数時間が限度ですので、痛くて眠れない場合、睡眠の前や、食事に合わせて服用するのがベストです。時間を空けて飲む場合でも、続けて飲むと、薬の成分によって胃に負担がかかる場合もあります。
また、痛みが続かなくても、大きく痛む、頻繁に痛みが起こる場合は、歯科医で診てもらった方が安心です。
薬が効いているうちに、ゆっくり休む
歯茎が腫れているのは、口内環境もあまりよくない状態のことが多いです。
毎日、きちんと歯磨きやマウスウォッシュで口内ケアしていても、身体全体が疲労していては細菌がどんどん繁殖し、痛みや炎症の症状も治るどころか悪化してしいます。
上記の応急処置を試したあとは、お薬が効いているうちにゆっくり休んで、体力の回復をはかりましょう。
まとめ
これまで、歯茎が腫れる原因から対処法までお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか。
原因としては、歯周病や細菌からのケースが多いようですので、よく歯茎が腫れる方は、ぜひこの機会にもう一度、口内ケアを見直してみましょう。
また、身体の内側から疲れが溜まっているサインということでもあるので、睡眠時間や睡眠の質もぜひ見直してみましょう。
腫れて痛みが酷い場合は、応急処置を試してみて、一度治ったと思っても、頻繁に起こるようであれば、これを機会にセルフケアの相談もかねて歯科医に診てもらいましょう。