ダイエット継続のために



睡眠時間とダイエット継続。

Sleep time and diet continue .

平均睡眠時間が4時間の人は、8時間の人にくらべて70%太りやすい。

このような実験結果がコロンビア大学の実験で明らかにされています(サンプル;30代~50代の男女18,000人)

続けて、

平均睡眠時間が5時間の人は、8時間の人に比べて50%太りやすい。

平均睡眠時間が6時間の人は、8時間の人に比べて20%太りやすい。

との結果が出ているようです。

出典:http://www.engagerf.com/

要は、8時間睡眠に満たない4時間睡眠や5時間睡眠の人は太っている可能性が高いという結果が出たのです。

とはいうものの、このようなデータは「たまたま」そうなったという考えもできますし、太っている人の生活習慣が元々悪いだけであって、睡眠時間は結果には関係ないという意見が出てくる訳です。

太っていて生活習慣が悪い人はたまたま4時間や5時間睡眠だったのだろうと言えるかもしれません。睡眠時間が短い人のイメージは遅くまで働いているかもしくは生活リズムが管理できていないと思ってしまいますよね。

また睡眠時間が短い人は逆に起きている時間が長いので自然と食事の回数や機会は増えるためカロリーを多く摂取することで太りやすくなるという考え方もできます。

そうならば、睡眠時間と太っていることに関係性はなく、太っている人の睡眠時間がたまたま短かっただけだと言えるのかもしれません。

しかし、この研究結果を持ち出したのにはやはり訳があるのです。



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睡眠不足で明らかに減るホルモン。

Clear to decrease the hormone in the lack of sleep.

なりたいカラダ研究室で勧めているダイエットの継続方法は、まずは短期間の無理のない目標設定でダイエットの成功体験を得ること、自分の理想のカラダをイメージすること、何度もイメージすることでテレビやインターネットなどから得られる一時的なモチベーションアップを超えて、長くダイエットと付き合っていけるような脳力を鍛えること、それも無理せず「なりたいカラダ研究室」のダイエットコラムを読みながら徐々に、といったものです。

しかし、それも頭と体がダイエットを継続できるような状態であればこそです。

ダイエットを継続できる体内環境でなければ、テレビや雑誌などの様々なメディアから得られたモチベーションアップの情報も脳が素直に受け取ることができません。

脳や身体の環境が整わないと「さあやるぞ!」という気持ちを素直に脳が受け取り、実行に移すことが難しいということです。

睡眠時間が脳の正しい機能維持に不可欠である以上は、睡眠時間の不足が脳に与える影響とダイエット継続への影響を考えなければなりません。

その観点から考えると、上の実験結果について太っている人の睡眠時間がたまたま短かったのではなく、やはり睡眠時間が少ないことでダイエットに取り組みにくくなるような何らかの身体の変化が起こったといえるのです。

ではその原因を列挙していきましょう。睡眠時間が減ることで身体にどのような影響が見られたのでしょうか。

( 1: )睡眠不足が続くと、空腹を感じるホルモンである“グレリン”が増えます(8時間睡眠の人と比べて5時間睡眠の人は15%増えてしまっていた)。食欲を高めたり体重増加に関わるグレリンの分泌が増えるため空腹感を感じやすくなった。

( 2: )逆に満腹を感じるために必要な“レプチン”というホルモンが減ってしまいます(8時間睡眠の人と比べて5時間睡眠の人は15%減ってしまっていた)。脳の視床下部に働きかけて満腹感のサインを送るレプチンの分泌が減ったため満腹感を感じにくくなった。

( 3: )睡眠不足によって“コルチゾール”というストレスホルモンが分泌されると人間は“インスリン”の分泌が進みます。体内で炭水化物や脂肪を溜め込む作用のあるインスリンの分泌が進み体重増加に影響を与えた。

( 4: )睡眠不足によって、高カロリーのものや甘いものを欲するようになり、結果として睡眠不足がダイエットの継続を難しくしている可能性がある。

これだけ見ても睡眠不足が体に与える影響は多く、ダイエットを継続させるためにも体がダイエットを続けられるような環境を作りたいものです。

なりたいカラダ研究室では、モチベーション維持が難しくなる様々な「身体のはたらき」から起こる原因を知り、ダイエットのできない理由を理解することを勧めています。

そして、ダイエッター本人は睡眠不足やそのために起こった体内環境の変化などがダイエットのできない理由として十分なものだと捉え、ダイエットのモチベーションが上がらない自分を認めてあげることもダイエット継続に前向きになる方法として取り入れてほしいと思っています。

脳が正常に働いてこそのモチベーション維持です。

痩せるための運動としては、ウォーキング、ランニング、自転車、テニスなどのスポーツとダイエットの方法はたくさんあり、どの方法を採用したとしても目標達成のプラスになります。

しかし、ダイエットのモチベーションが維持できなかったり、毎日の一歩がなかなか踏み出せなかったりすると苦しいダイエットとなってしまいます。

ダイエットをするぞという気持ちを素直に脳に伝えるためにも睡眠時間は大切な要素となります。

睡眠時間が減ると分泌が増えてしまう“グレリン”や、分泌が減ってしまう“レプチン”など、食欲のコントロールに関わるホルモンのバランスも睡眠時間と大きく関係しています。

ホルモンのバランスや体内環境の悪化をダイエットの出来ない理由にしたくはないという方もいるかもしれませんが、身体や脳が正常に働いているか、働いていないかは、ダイエットが継続できない理由として十分な可能性をもっていて、ダイエッターの行動に大きな影響を与えます。

高めたモチベーションを脳が受け取ることができないことで日々のダイエットに前向きになれなかったり、前向きになれない自分が嫌になりそうなときがあります。

しかしそれには原因が必ず存在し、ダイエットができない理由としては十分なものです。

継続できない自分を否定することなくダイエットを進めていってほしいものです。

7 - 睡眠時間とダイエット。 終り



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