漢方の記事一覧

ニキビの漢方治療として荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)を
医者から処方されて使っていますが、
使用開始から一か月が経っても新しいニキビが絶えず出ます。
むしろ悪化したかのように頭にも出来てきました。
症状を言っても医者からは引き続き飲むように言われましたが、
これは副作用なんでしょうか?
それとも体内の毒素が出ている証拠なんでしょうか?

ちなみに胃の調子も悪い為、六君子湯(リックンシトウ)も併用しています。

■医師に漢方薬を処方してもらうときの注意点!

ニキビにお悩みで、医師に荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)を処方されたとのこと。
漢方にはいろいろな種類があり、ニキビに効果のある漢方薬も様々あります。

その中で、医師の判断により、その漢方が処方されたのであれば、
漢方薬の効果が症状に合っていないことはないはず、ではあります・・。

しかし、漢方は【ニキビに効果がある】というだけの判断で漢方薬を決めません。
漢方は、いわゆる経験薬、こんな症状にはこれが効いた!を、
研究した集大成といったところでしょうか。

人それぞれの症状や体質に合わせて処方されます。

医師とはどのようなお話をしましたか?
例えば、生理前後にニキビができることが多くありませんか?
そのような場合は、ホルモンバランスの乱れによるニキビです。

また、胃腸の調子が悪くできるニキビもありますね。
胃腸の調子が悪く、他の漢方も飲んでいらっしゃるようです。
そのような症状はお伝えしましたか?

ニキビの根本的な原因を改善しなければ、
ニキビができることは止められません。

ニキビがこんなときにできやすい、
今、他にこんな身体の不調がある、など
しっかりと医師にお伝えして漢方薬の処方を決めてもらうといいですよ!

■ニキビに効く漢方薬とは

上記内容から、漢方が合っていない可能性があるかもしれません。
ニキビに効く漢方をいくつかご紹介しておきます。

漢方の効果の違いを知っておけば、
医師に相談する際も、何を伝えるべきなのかが明確になってくるはずです。

【荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)】
まずは今服用されている荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)について。

荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)の効果は、
体の熱や腫れを抑え、病因を発散させます。また、血液循環をよくします。
化膿や炎症に効く漢方になります。

蓄膿症や慢性鼻炎、扁桃炎、炎症のおきているニキビに効果がありますね。
ニキビが化膿しやすい方の体質改善にも効果があります。

先程、【漢方は体質にも合わせて処方する】と申し上げました通り、
この漢方には、こんな体質の方に有効です。

体力は中等度以上、皮膚の色が浅黒い、
ときに手足の裏に脂汗をかきやすい、腹壁が緊張している、です。

比較的に体力が普通、または少しある方に向いていて、
貧血気味、冷え症、下痢、軟便気味、胃腸が弱い方には
あまり向いていないですね・・。

ですので、医師には胃腸が弱いことをお伝えするべきなんです。
漢方の処方を希望される場合は、
ニキビを治したいだけであっても身体のこと、体調のことを伝えなければなりません。

【清上防風湯(セイジョウボウフウトウ)】
顔の熱や炎症を抑え、皮膚病の病因を発散させる働きがあります。
体力が中等度以上、多少体力のある方で赤ら顔の方に向いている漢方になります。

顔や頭にできるニキビに効果があります。
とくに炎症を起こしているニキビの方に処方されます。

男性ホルモンが多く分泌される比較的若い女性、
または男性に使用されることが多いようです。

【桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)】
血液の流れをよくし、顔のほてりを抑えます。

血色の悪い、紫のようなニキビや、
月経血に固まりのあるような方や生理痛のある人などのニキビによく効きます。

こちらは比較的に胃腸の調子の良い方に使用します。

【人参当芍散(ニンジントウシャクサン)】
冷え性で生理不順、生理痛がある方向けで、
生理前にできる小さなニキビに効果があります。

こちらは比較的に胃腸の弱い方でも服用できます。

ちなみに・・・六君子湯(リックンシトウ)も胃腸が弱く肌荒れがおき、
できてしまうニキビに効果があるようです。
あご、口まわりにできるニキビに効果があります。

■漢方には飲み合わせや副作用があります・・

漢方だけでなくお薬も同様ですが、
飲み合わせや副作用があります。

‚荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)と、
六君子湯(リックンシトウ)を併用していらっしゃるようですが・・
それは医師に相談しましたか?

ちなみに・・両方の漢方に、
「甘草(カンゾウ)を含む漢方とは併用しない」という注意点があり、
両方の漢方に甘草(カンゾウ)は含まれています。

この場合、「偽アルドステロン症」の副作用がでることがあります。
偽アルドステロン症の主な症状は、
むくみ、血圧上昇、体重増加、低カリウム血症など。

今この症状がでていない様であればよいのですが・・
あまりこの併用は良いとは言えません。

■ご自身にあった漢方を!

荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)は胃腸の弱い方にはむいていませんし、
六君子湯(リックンシトウ)との併用はあまりよくありません。

また、漢方には本当に合う合わないがあるようで、
体質に合っていないと効果があまり期待できないようです。

そしてニキビの原因を知ることも大切です。
どんなときにニキビができやすいか、
今身体のどこに不調があるか、などを思い返してみてください!

それらをふまえて、もう一度医師としっかり相談してみてはどうでしょう?

また漢方の処方を行う際、
体力や体質について質問してくる医師の方が安心だと思います。

効果がない、と相談しに行って、
継続する理由もお話頂けないのは少し不親切だと思います。

漢方は早くて3日で効果があらわれるといわれています。
慢性的な症状で、効果が目に見えるのに2~4週間。
1ヶ月たっているのであれば、効果が期待できないように思います。

ご自身に合った漢方に出会えることを願っています。

サブコンテンツ