FAQ 創傷治癒 よくあるご相談
- ワキガ手術の傷跡
- Q1
- 相談者:AKB年齢:30代前半性別:女性
私は半年程前に形成外科でわきがの手術を受けました。
その後わきがの症状は軽減されたと思いますが、手術跡がボコボコで黒ずんでいて、さらに引きつる感じがして腕が上げづらいです。
この場合何か良い治療法はありますでしょうか?
- A1
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
- 「手術跡」(瘢痕)は、数年をかけて徐々に目立たなく軟らかくなっていきます。
ただし術後「半年程」経過しているのに、「手術跡(瘢痕)がボコボコで黒ずんでい
て、さらに引きつる感じがして腕が上げづらい」ということは、一時的にしろ色素沈着、瘢痕拘縮が起きているといことなので、早く改善させるためには積極的に治療をした方がよいかもしれません。
美白効果のある外用や、瘢痕を軟らかくする内服、レーザー治療などの適応も検討するため、
先ずは手術をなさった「形成外科」でご相談なさってみてください。
術後瘢痕は経過に合わせて幾つかの治療法を組み合わせて治療するのが一般的ですから、可能ならば、複数の形成外科、美容皮膚科、美容外科で意見を聞いて検討した方がよいでしょう。
- Q2
- 相談者:のん年齢:30代後半性別:女性
平成19年に自由診療の病院でワキガの手術をしました。その際に受けた瘢痕がひどくて精神的にも肉体的にもきつかったです。
いまは瘢痕が残り痛み、拘縮はないと言った状態ですが気になることがあります。
瘢痕がんという言葉を知りました。脇の下で、皮膚がやけどをしたような状態になったこの手術。怖くなってきてしまいました
こんな変化がおきたらすぐに病院へいったほうがよい、など日常の注意点を教えてください。
脇の下なので転移とかがあった場合を考えるとと怖いな、と思います。
いまさわってみるとしこりのようなものは触れませんが、わかりにくいといったことも確かです。
- A2
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
- 瘢痕癌は、引き攣れが強い瘢痕や刺激を多く受ける部位の瘢痕に、数十年の経過の後に生じる皮膚の有棘細胞癌で、他の部位に転移することもあります。
腋窩は拘縮の強くない部位ですし、白く柔らかい成熟瘢痕になっているならば、瘢痕癌発生の可能性は極めて低いとお考えください。
瘢痕癌の初期はしこりが出来たり、進行すると瘢痕が崩れるように自壊し皮膚潰瘍を形成したりするので、医学的知識がなくても、通常見ているのとは様子が違うことに気付きます。
ご心配ならば、皮膚科や形成外科を定期的に受診して診察をしてもらうとよいでしょう。
- Q3
- 相談者:キキ年齢:30代後半性別:女性
腋臭症手術を受けました。剥離法といって、皮膚を切開しアポクリン腺を根幹から切除する方法であり、術後はほぼ植皮の状態です。
術後血腫ができ皮膚壊死になってしまい、とても醜い状態で、傷が閉じるのは2カ月半かかると言われました。
傷にはソフラチュールを当て毎日イソジンゲルを塗ってガーゼを変えるように言われましたたが、私は看護師でもありこの治療法には不安です。
浸潤療法をしてもらいたいと思うのですが、このような場合でも当てはまりますか?
- A3
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
- 「術後血腫ができ皮膚壊死になって」しまったということは創部に壊死組織が存在するわけですから、厳密には、一般的な湿潤療法の適応ではありません。
ただし創を適確に観察して、適時、デブリードマンや抗生剤の投与など創状態に合わせた治療ができる環境(すなわち毎日、専門医を受診できる)ならば、湿潤療法(≒閉鎖療法)も可能です。
創閉鎖後の治療までを見越して治療方針を決定している可能性が大きいので、「不安」と「湿潤療法をしてもらいたいと思う」気持は、直接、主治医に相談してください。
看護師さんということですから、追記させていただきます。
治療法の選択は、なぜその薬あるいは治療法を選ぶかも大切ですが、それと同等あるいはそれ以上に、なぜ他の薬や治療法を選ばないかという理由も大切です。
同じ病気や同じ創状態でも、担当する医師によって治療法の選択が異なるのは、患者さんを取り巻く生活環境、患者さんの理解の程度、使用できる医療材料の限界、医師の知識と経験などが、異なるからです。
不明な点や疑問は、直ちに担当医にお尋ねになるのが最良の解決策です。
- Q4
- 相談者:sasa年齢:30代前半性別:女性
6、7年程前に、親族から脇のにおいが気になるからと言われワキガの施術をプレゼントされ、他の治療法を試す事もせず軽い気持ちで施術を受けてしまいました。
施術の前に執刀する方から傷跡は殆ど目立たないとの説明を受けたのですが、みみずばれやひきつりが残り、色も黒ずんでおり、かなり気持ちが悪く目立ちます。術後約1年後に施術を受けた所で相談したところ、傷跡は2、3年で目立たなくなると言われビタミン剤などを勧められ3万円で購入しましたが、6年以上たった今でも全く変わらず、傷跡が目立ちます。
恥ずかしくて人前にさらす事もできず、施術を受けた事を今でも後悔しています。傷跡をなくす方法はないでしょうか?どうぞ宜しくお願い致します。
- A4
- 回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
- 「みみずばれやひきつり」の修正には瘢痕切除・瘢痕形成術が必要かもしれません。
「色も黒ずんで」いるのは、ハイドロキノンなどのいわゆる美白剤や低出力レーザーを試してみるとよいでしょう。また赤みを伴って「黒ずんで」いるならば、ロングパルスYAGレーザーなどが有効です。
瘢痕や色素沈着の治療は様々な治療法を組み合わせて検討する必要があるので、まずは複数の形成外科を受診して、アドバイスを聴いてみてください。
様々な提案を理解して、ご自身で納得したうえで治療法を選択してください。
時間の経過を待つだけでも今後も多少ずつ改善がみられる可能性はありますが、「6年以上たった今でも」「恥ずかしくて人前にさらす事もできず、施術を受けた事を今でも後悔して」いるならば、積極的に治療に取り組むことをお勧めします。