ひとくちに「自転車」と言っても、用途によってさまざまな種類があります。おもいのほか細分化しているため、たとえば同じ通勤目的でもその人を取り巻く環境によっては「クロスバイク」がよかったり「折りたたみ自転車」のほうがよかったり、やっぱり「シティサイクル」でいいや、となったりします。そこでこのページでは、自分に合った自転車選びの第一歩として自転車の種類をざっくりと説明します。

シティサイクル

走行性能 ★☆☆☆☆
買いやすさ ★★★★★

言わずと知れた「ママチャリ」です。老若男女誰でも乗りやすい万人受け自転車。重心が低く安定感があるので、荷台にものを積んで走ったりするのも得意。安いものだと1万円を切るママチャリもあり、買いやすさもナンバーワン。色やデザインも星の数ほどあり、自転車専門店だけでなくホームセンターやショッピングセンターでも購入可能。

派生:電動自転車

走行性能 ★★★☆☆ ※バッテリー稼動時
買いやすさ ★★★☆☆

自転車そのものの走行性能ではなく、バッテリーの力でグイグイ進む。子供を乗せて走りたいママや坂道をらくらく登りたい人などに人気のあるジャンルですね。ただし、バッテリーが切れたときは悪夢のように重い。それとバッテリーは消耗品のため数年たてば十分な充電ができなくなってしまうことも頭に入れたうえで選ぶべき。

派生:ルック車

走行性能 ★★☆☆☆
買いやすさ ★★★★☆

走行性能はママチャリに毛が生えた程度だけど、見た目はクロスバイクやレトロ系のロードバイクのようになっていてオシャレ、という自転車を自転車好き界隈では「ルック車」と呼んでいます。外国の自動車メーカーのロゴがデデーンと書いてある類のもルック車。スポーツ自転車としての機能を期待して買うとがっかりする結果となることが多いけれど、ファッションとして割り切って買うには安くていいんじゃない、という価値観によって評価がすごく分かれるジャンル。

クロスバイク

走行性能 ★★★☆☆
買いやすさ ★★★☆☆

ロードバイクとMTBのいいとこ取りをして完成した、街乗りに最適の安定感とちょっとしたサイクリングまでこなせる走行性能を持ち合わせたハイブリッドなスポーツ自転車。クロスバイクというジャンルができたのは自転車の歴史のなかではごく最近の事のようで、以前は販売しているメーカーが限られていたようです。しかし初心者でもとっつきやすく「スポーツ自転車入門編」と言える車種のため人気が高まり、最近はメーカー各社がこぞって発売して豊富なラインナップから選べるようになってきました。

ミニベロ

走行性能 ★★★☆☆
買いやすさ ★★★☆☆

タイヤの小さな自転車を総称してミニベロと呼びます。タイヤが小さいとものすごく沢山ペダルを回さなきゃ前に進めないんでは!?と心配する人がよくいるけれど、そんなことはないので安心していいです。車体が小さい分軽いので、しっかりしたメーカーのを買えばママチャリよりもスイスイ走ります。また、車体の形状的にスカートをはいていても乗れる自転車なので、あまりパンツスタイルのファッションをしない女性にもおすすめ。

派生:折りたたみ自転車

走行性能 ★★★☆☆
買いやすさ ★★☆☆☆

折りたたみ自転車もミニベロの一種。言わずもがなですがコンパクトに折りたためるのが特徴で、玄関先に置いておくにも邪魔にならないし、車に積んで持ち運ぶのもらくらく。ハンドルとサドルの高さを自由にワンタッチで変えられるため、様々な体格の人のあいだでシェアできるのもいいところ。

派生:ミニベロロード

走行性能 ★★★★☆
買いやすさ ★★☆☆☆

ミニベロなのにロードバイクのパーツとハンドルがついているタイプの自転車。「可愛いミニベロちゃんなのに走行性能やばい」というところにギャップ萌えのような良さがあるのか、一定数のマニアがいるジャンル。レトロっぽくてオシャレな車種が多いため物欲がそそられますが、普通のミニベロよりは高く、10万円前後のことが多いようです。ものによってはロードバイクと変わらないぐらいの値段のものも!

ロードレーサー(ロードバイク)

走行性能 ★★★★★
買いやすさ ★☆☆☆☆

クロスバイクで遊ぶようになると次に欲しくなる自転車ナンバーワン。価格は10万円前後のエントリーモデルから始まり、上は青天井。走行性能を追い求め始めるとタイヤのホイールを筆頭に様々なパーツをいいやつに換えたくなってきてお金がいくらあっても足りないらしい。おそろしいですね。ロードバイク乗りの中でも「とにかくレースで速く走りたい」「山に登りたい」「1日かけて出来るだけ遠くに行きたい」など需要がさまざまなので、それに合わせてさまざまな車体があるようです。

オフロード系バイク

走行性能 ★★★★★ ※山道の場合
買いやすさ ★☆☆☆☆

「MTB(マウンテンバイク)」「シクロクロス」「ファットバイク」などの種類があり、おもに山の中を走って遊ぶための自転車です。極端な凸凹道に対応できるようサスペンションがついているのが特徴。「実は街乗りにも良い」という説と「街中平坦な道を走るのには全然向かない」という説が聞かれる。いずれにせよ、街乗り専用として買うのは気後れするいいお値段です・・・。

欲しい自転車とそうじゃない自転車、見えてきました?

以上、本当にざっくりと説明しただけですが、種類が多いだけに地味に物量の多い記事になってしまいました。こうして一度俯瞰して自転車業界(?)全体を見てみると、欲しいかもしれない車種とそうじゃない車種が漠然と見えてきませんか?「ロードバイクほど走らなくていいや」「でもママチャリよりはいいのが欲しい」「となると、クロスバイクかミニベロか折り畳み?」みたいな。

購入したあと「あー!やっぱりあっちの車種にしておけばよかった!」と後悔しないための参考になれば幸いです。

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