シワやシミ対策として人気の高いレチノールとは何か?またどんな効果や副作用があるのか?そしてレチノール配合商品を使用する際の注意点などをお話ししていきます。

レチノール、シミ・シワ対策で本当に効果はある? 副作用は大丈夫?

レチノールは以前、NHKの番組でも効果があると話題になったようです。しかし、化粧品においてはほかの成分との組み合わせや作られ方で効き方が変わるため、一概に効果があるとは言えない面があると考えます。ただ、肌の奥まで成分が一緒に入っていく商品であれば、しっかりと効果が実感できるかもしれません。
また、そうではない商品でもほかの良い成分が含まれている場合、相乗効果としてハリなどを実感できるケースもあると考えています。
効果のある・なしは個人差もありますので、レチノールが気になる方は実際に自分の肌で試すことがおすすめです。最低1ヶ月、効果を感じるには2ヶ月~3ヶ月様子を見るといいでしょう。

レチノールの副作用は?

病院処方のレチノール「トレチノイン」には、皮膚がポロポロ剥がれ落ちてしまう落屑(らくせつ)、皮膚が赤くなってしまう紅斑(こうはん)といった副作用があります。
化粧品には穏やかなタイプのレチノールが使われているのでそれほど心配はいりませんが、絶対に安全とは言えません。文末の注意点もご覧くださいね。

レチノールの基礎知識

目元のシワやシミ、頬のたるみ等に効果があると非常に注目されている、レチノール。その効果は本物なのか、また、副作用が出たときの注意点などをお話ししていきます。

 化粧品や医療部外品に配合されることの多いレチノール

レチノールは、ビタミンAの一種で、元々人間の体内にあるものです。
いくつかの種類があり、病院で処方されるものと化粧品や医薬部外品に配合されるものではタイプが異なります。

また、元々皮膚科でニキビ跡の治療のために処方されていたもので、そこから効果が注目されるようになりました。
しかし、効果が強すぎるため、同じ成分を化粧品や医薬部外品には使うことは認められていません。そこで、働きが穏やかな別の種類のレチノールがいくつか作り出され、化粧品に取り入れられるようになりました。パルミチン酸レチノールがその代表格です。

レチノールの種類配合制限内容
トレチノイン医薬品(病院処方)ビタミンA誘導体でシミ、シワ、ニキビの治療薬として処方される成分
パルミチン酸レチノール医薬部外品、化粧品ビタミンA誘導体の中でも刺激が少なく、化粧品に配合される成分

以上の知識をふまえて、トレチノインの持つ効果、レチノール化粧品の注意点などを見ていきましょう。

病院処方のレチノール「トレチノイン」3つの効果

「トレチノイン」とは、レチノイン酸と呼ばれているものの一種で、主に皮膚科で使われている種類のレチノールです。
ここではレチノールの中でも、病院で扱われる「トレチノイン」がもたらすお肌への効果をご紹介します。

肌のターンオーバーを早め、小ジワを改善

肌は下の図のように何層にも分かれています。
奥にある層(基底層)の細胞は、日を追うごとに上に少しずつ上に昇り、肌表面(角質層)にたどりつくと垢となって、はがれ落ちます。
このしくみをターンオーバーと言います。

シミの原因はターンオーバーが遅かったり、上手くいかなかたりすることで、色素が残ってしまうことによるものです。
そのターンオーバーを促進し、早めると言われているのが「トレチノイン」の効果です。
この働きにより古い角質層を薄くし、小ジワを改善したり、表皮全体をふっくら厚くしたりすることでハリ感が出ます。
ただし、これはトレチノインを肌の奥まで浸透させる強い薬が一緒に含まれているから出る効果なのです。

コラーゲンの生成を助ける

表皮のさらに奥の層には、肌のハリや弾力に関係する、コラーゲンやエラスチンを作る細胞があります。

これを線維芽細胞(せんいがさいぼう)と呼び、「トレチノイン」は、その線維芽細胞に働きかけ、肌の美容を保つための成分の生成を促します。

まとめ

病院で使われる種類のレチノール「トレチノイン」は処方薬なので、小ジワやたるみ、ニキビ跡への効果が期待できるでしょう。

コスメのプロがおすすめするレチノール配合化粧品

ここでは、化粧品に配合可能な低刺激の「パルミチン酸レチノール」配合化粧品をご紹介します。

ビタミンワールド/レチノールクリーム

エイジングケアにおすすめで、敏感な肌でも使いやすいココナッツオイルが多く配合されています。

サンナチュラルズ/ピュアジェイジェル

ホホバオイルをジェル化し、レチノールやビタミンC誘導体(ビタミンCを肌に浸透させやすくしたもの)、植物エキスを数種類取り入れている商品です。

レチノール配合の商品を選ぶときの注意点

それでは、レチノール配合の商品を選ぶときの注意点をお話しします。

パルミチン酸レチノールが低刺激

化粧品や医薬部外品に配合されるレチノールにも種類がいくつかあります。その中で低刺激であり、安定していると言われているのがパルミチン酸レチノールです。
選ぶときはこちらの成分が配合されている商品を選ぶとよいでしょう。

肌が敏感な時は控える

肌が落ち着いている状態で使い始めると良いでしょう。また、上で紹介した、比較的どんな肌でも合いやすそうな商品もチェックしてみてくださいね。

まとめ

レチノールについて、おわかりいただけたでしょうか?レチノール配合商品を使うときは注意し、メイクをしなくてもいいお仕事の休日前夜から試してみるなど、タイミングも考えて使うことをお勧めします。