はじめに
大人ニキビの代表格である「あごニキビ」。
思春期ニキビとは違って、なかなか治りにくいという特徴があります。「やっと治ったと思ったら、同じ場所にまた…」なんて、うんざりしている方も多いのでは?
また、あごにできるニキビに痛みやかゆみを感じている方は要注意です!
あごニキビができる原因
原因① ホルモンバランスの乱れ
実はあごは、男性ホルモンが活発に働く部位。
男性のあごニキビの原因は、男性ホルモンによる過剰な皮脂分泌が原因である場合がほとんどです。
女性の場合、生理前になるとあごニキビができる…なんて方も多いのでは?これは、生理前に分泌量が増える「黄体ホルモン」が男性ホルモンと似た働きをするため。黄体ホルモンの分泌でホルモンバランスが乱れ、あごニキビを引き起こすのです。
また、生理前以外にも、以下のような生活要因によってもホルモンバランスは乱れてしまいます。
・睡眠不足
・食生活の乱れ
・過剰なストレス
原因② メイクの洗い残し・スキンケア不足
皮脂の分泌が気になるおでこや小鼻周辺は念入りに洗顔するのに、あご周りはおざなりになっていませんか?
また、洗顔料のすすぎ残しにも要注意です。化粧水や乳液などのスキンケアも、あごやフェイスラインまでしっかり行き渡るようにしましょう。
原因③ 冷え
あご周りには、リンパ節が多く集まっています。身体の冷えによってこのリンパの流れが悪くなると、あごニキビができやすくなると言われています。
首回りの冷えや肩の凝りを感じるという方は、リンパの流れが悪くなっているのかもしれません。
原因④ 虫歯
虫歯がニキビの原因に?と意外に思うかもしれません。
虫歯が悪化すると歯肉に膿が溜まり、歯根から有毒なガスが発生します。歯肉の状態が正常ではないため、口の中にうまく排出できなくなった膿や有毒ガスは行き場を失い、結果、毛穴から排出されます。
こうした有毒物質が毛穴の詰まりの原因となり、あごや口周り、鼻といった、歯の近くの部位にできるニキビの原因となるのです。
あごニキビが「痛い」のはなぜ?
おでこや頬にできるニキビと比べて、痛みを感じることが多いあごニキビ。痛みを感じるということは、そのニキビの症状が重症化してしまっているということ。
あごは顔の他の部位と比べて皮膚が厚く、硬いため、皮脂が排出されにくく、ニキビなどの炎症が鎮まりにくいという特徴があります。また、口の動きによって刺激を受けやすく、手などが触れやすい部位でもあります。
痛みを感じるほどに炎症してしまったニキビは、凹凸のあるニキビ跡になってしまう可能性も。炎症を抑える効果のある塗り薬などを活用し、早めに対処するようにしましょう。
あごニキビが「かゆい」のはなぜ?
痛みを感じるほどではないけれど、あごにできたニキビがかゆい…こんな場合も要注意です。
あごニキビのかゆみの主な原因は乾燥。乾燥によって角質層のバリア機能が低下し、かゆみを感じやすくなります。
また、ニキビの直接の原因がアクネ菌であることはよく知られていますが、かゆみを感じるという場合、他の雑菌の仕業であることも多いのです。こうした雑菌は手で患部を触ってしまうことや、シーツや枕カバーを介してニキビに悪さを働きます。
あごニキビにかゆみを感じた場合には、保湿ケアを心がけると同時に、シーツや枕カバーといった顔に触れるものを清潔に保つようにしましょう。押しつぶしたり、引っかいたりは厳禁です。どうしてもかゆくてたまらない!というときは、濡らしたタオルや保冷剤を活用し、患部を冷やしてみてください。
あごニキビのケア方法
①睡眠を十分にとる
ホルモンバランスを整えるためには、毎日7時間以上の睡眠が理想的。
特に、「お肌のゴールデンタイム」と呼ばれる22時〜深夜2時の間にしっかり睡眠をとるようにすると効果的です。
②栄養バランスのとれた食事を心がける
ファストフードなど、栄養バランスの偏った食事が続くとホルモンバランスの乱れの原因となります。
ホルモンバランスを整えてくれる食材としては、納豆やバナナ、マグロ、カツオ、かぼちゃ、アボカドなどが挙げられます。特に、納豆をはじめとした大豆製品は、体内で女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンを多く含むため、ホルモンバランスが乱れてしまったときにはぴったり。
③メイクをしっかり落とし、保湿と紫外線対策
洗顔でメイクや皮脂をしっかり落とした後は、化粧水や乳液などで保湿も十分に行うようにしてください。
思春期ニキビと大人ニキビの最大の違いは、皮脂だけでなく、乾燥もニキビの原因になること。また、あごは紫外線の影響を受けやすい部位でもあります。紫外線は、肌の乾燥の大きな原因のひとつ。乾燥によってあごの皮膚が硬くなってしまうことを防ぐためにも、紫外線対策も入念に行うようにしましょう。
④冷えにはリンパマッサージとストレッチ
生活習慣とスキンケアの他に、身体の冷えや凝りを解消するリンパマッサージも、あごニキビに効果があると言われています。
また、お風呂上りの軽いストレッチで、身体全体の血行をよくすることもおすすめ。
おわりに
生活習慣の改善や丁寧なスキンケアを行っても症状が改善しないという場合、皮膚科を診断してみるのもひとつの方法。あなたのニキビのタイプに応じて、さまざまな治療法が用意されています。
また、「気にしすぎない」というのも完治のために必要なこと。「あごのニキビが治らない」ということ自体が強いストレスになってしまうと、そのストレスによってホルモンのバランスが乱れ、ニキビが悪化する…という悪循環に陥ってしまいます。
身体に起きる症状は、すべてつながっています。あごニキビが綺麗に治った!ということは、身体全体の調子が良くなったということ。鏡を見るのが楽しくなるような、はつらつとした毎日を送れるようになるといいですね。