そこでこの記事では、ボトックス注射がなぜわきが対策に有効なのか?ボトックスのメリットやデメリット、保険適用できるのか?など、ボトックス注射のあれこれを詳しくお伝えしていきます。
ボトックス注射はなぜわきが対策に有効なの…?
ボトックス注射には、そもそもが汗を止める効果があります。ボツリヌス菌という菌から生成されていて、主に多汗症対策やわきが臭対策の治療に効果を発揮することから、実際に使われています、
では、なんでボトックス注射を打つことで汗が止まるのでしょうか…?それは、ボトックス注射には、アセチルコリンという神経伝達物質の発生を抑制する効果があるからです。
私たちが汗を出す仕組みとしては、例えば緊張している時には「緊張しているから汗を出せ!」という命令を脳が汗腺に対して行うのですが、その際に、先ほどのアセチルコリンという神経伝達物質を介して脳からの命令を伝えます。
ボトックス注射を打つことで、先ほどお伝えした通りですが、アセチルコリンの発生が抑制されて、結果として脳からの命令が汗腺に伝わりにくくなって汗が出にくい状態となります。
このように、発汗を抑制することができるので、多汗症やわきがの治療としてボトックス注射が使われるようになったのです。
ちなみに、基本的にはエクリン腺への働きかけが主になるのですが、皮脂汗臭やエクリン腺からの汗によってわきが臭が広がないようにすることができます。
ボトックス注射の費用は?保険は適用される?
ボトックス注射とは、わきが治療や多汗症治療以外にも、美容整形で使われることも多く、主に肌のシワやたるみを伸ばすのに使用されています。芸能人が何歳になっても肌がきれいなのは、このボトックス注射のおかげ、というケースが多かったりするんですよ。
そんなボトックス注射の費用ですが、注射を打つ部位によっても様々ですが、相場としては5万円〜10万円程度となっています。病院や部位によっては20万円近くの高額の費用がかかることも…。
次に保険適用についてですが、2012年からは、重度の原発性腋窩多汗症(げんぱつせいえきかたかんしょう)の治療を目的としたボトックス注射だけは保険の適用が認められました。
ですので、わきが治療や美容整形などによるボトックス注射は、基本的には自由診療となってしまうため、費用は全額自己負担となる保険を適用することはできません…。
メリット・デメリットは…?
ボトックス注射のメリット
ボトックス注射によるメリット・デメリットについて見ていきましょう。まず、メリットは何と言っても、ダウンタイムが少なくて済むということ。仕事を1日も休むことなくわきが治療をすることができるという点は大きいメリットになります。
注射自体は1回5分〜10分程度で終了して、早い人だと2日後には効果がで始めるということです。
また、手術のように切開をするわけではないので、傷跡が残らないのも需要なポイントになります。
ボトックス注射のデメリット
次に問題となるのがデメリトについてです。これが意外と致命的でして…。それが、ボトックス注射によるわきが治療は、あくまで一時的な対処療法としての治療法となるということ。根本治療はできないということになってしまうんです。
ボトックス注射のボツリヌス菌は、時間が経つにつれて徐々に体内へ吸収されてしまい、そして排出されていきます。
そのため、ボトックス注射による効果は約半年・6ヶ月ほどと言われているので、効果が薄くなってきたら再度注射を打たないとわきが臭は再発してしまいます。
最低でも5万円もする治療ですから、そんなに頻繁に打つことができない方も多いのではないでしょうか…管理人も値段と、このデメリットを見て諦めました。
ちなみに、汗を多くかいて特に臭いがきになる夏前にボトックス注射を打って、冬場の汗が比較的少なく臭いも抑えられる時期には注射を打たない人も多くいるそうです。半年というと、1年に2回注射を打たないといけませんが、1回に抑えるということですね。
ボトックスにの副作用は…?
切開手術などに比べると安全だと言われているボトックス注射ですが、実は副作用があることもわかっています。ちなみに、風邪薬など、どんな薬剤であっても大小あれど副作用は必ずあるものです。
ボトックス注射の副作用として報告されているのは…。
- 顔が引きつって表情が作りづらくなる
- 顔面麻痺や眼瞼下垂
- 筋肉の痛みや脱力感
- 発疹
などの症状となります。
これらの症状はあくまでも一部でしかありません。個人差もあり、別の副作用が出る可能性もありますので、もし何か異変をちょっとでも感じたら、すぐに担当の医師へ相談してくださいね。
まとめ
わきが対策にボトックス注射は効果があるのか…?ということについて、また、ボトックス注射の基本情報についてお伝えしてきましたが、参考になりましたでしょうか…?
確実な効果を得ることはできますが、根本治療ではない、高額である、副作用の危険性も考えると、少し現実的ではないと感じた方も多かったと思います。
ちなみに、胎児への影響が出る可能性もありますので、妊娠中の方は使用を控えられた方が良いとされています。
今回の記事が、あなたのわきが治療、対策の参考になれば幸いです。
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