グレープフルーツのような柑橘類系のワキガ臭ってあるの?

      2017/07/18

ワキガといっても、実は人によって臭いが違っています。腐った玉ねぎのようなタイプ、鉛筆の芯のようなタイプ、カレーのようなタイプなど人それぞれです。中には「グレープフルーツのような臭い」というタイプのワキガもあるようです。

なぜワキガの臭いには違いが生じるのか、柑橘類系のワキガの人はどのようなことに気をつけたら良いのかについて詳しく説明していきましょう。

ワキガの臭いに個人差が生じる理由とは

ワキガの臭いに差が生じる理由について説明する前に、ワキガの臭いが発生するメカニズムについて触れておきましょう。

ワキガの臭いのカギを握っているのは、アポクリン腺と呼ばれる汗腺です。アポクリン腺から分泌される汗には水分や塩分だけではなく、脂質やタンパク質が含まれています。ワキの下にはこの脂質を栄養分にして繁殖するコリネバクテリウムという細菌がおり、この細菌が脂質を分解する際に発生する分泌物がワキガの臭いの原因になっているのです。

ワキガの人は先天的にこのアポクリン腺の数が多いため、コリネバクテリウムが繁殖しやすく、臭いが強くなっているのです。また、アポクリン腺はワキの下やデリケートゾーン、外耳道など特定の部位にしか存在していませんので、あたかもワキの下から臭いが出ているように見えてしまうというわけです。そのアポクリン腺ですが、動物の場合はここから分泌される汗が、性フェロモンのような働きをしています。

血縁的に近い個体では似たような臭いになり、血縁的に遠い個体は臭いが違うという仕組みになっています。これによって血縁的に近い個体は臭いが目立たないため発見しにくくなり、血縁的に遠い個体は臭いが目立って発見しやすくなるというわけです。

人間はこの機能については退化してしまっていますが、アポクリン腺の汗は性的に興奮したときに盛んに分泌されるなど、名残は残っています。ワキガの臭いが人によって違っているのも、そうした機能の名残といってもいいのではないでしょうか。

脇汗のベタつき具合によって、臭いの質も違ってきますので、詳しく知りたい方はこちらの記事もお読みください。

柑橘類系ワキガのタブーとは?

では、こういう柑橘類系タイプのワキガの人がやってはいけないことは何でしょうか。それは、シトラスをはじめとする柑橘類系の香水を使うことです。実はコーカソイド(白色人種)やネグロイド(黒色人種)は、ワキガ体質の方が多数派なのです。

モンゴロイド(黄色人種)のワキガ体質が少数派だというだけのことなのです。欧州において香水が発達した理由は、ワキガ体質の人が多数派を占めるため、その臭いを抑えるための生活の知恵なのです。つまり、欧州の香水はワキガ体質のコーカソイドが使用することが前提となっているわけで、体臭の少ないモンゴロイドが使うと臭いがきつくなってしまうのはそのためです。

逆に言えば、ワキガ体質の人にとって香水は臭いを抑えるための有効な手段になるともいえるのですが、その選び方が問題になってくるのです。

一般的にはワキガに効果的だとされている柑橘類系の香水ですが、柑橘類系のワキガに関しては事情が変わってきます。自分の臭いと似たような香水をつけることにより、かえってワキガの臭いを強める結果になる可能性があるのです。これでは香水の意味がなくなってしまいます。

柑橘類系ワキガ臭の場合、効果的だとされているのはミント系の香水です。

上にも書きましたように、ワキガの臭いは人によって違っていますので、ワキガ対策として香水をつける場合には、自分の臭いがどのようなタイプのものかを見極めたうえで選ぶようにすべきなのです。

実際に柑橘類を食べることは問題がないのか

このように書くと、ではグレープフルーツをはじめとする柑橘類を食べることもワキガに影響してしまうのではないかと心配する人もいるかもしれませんが、これについては結論から書くと「取り越し苦労」です。

グレープフルーツやオレンジの果汁をワキの下に塗布でもしない限り、ワキガ臭を増幅することにはなりません。むしろ柑橘類には抗酸化作用のあるビタミンCが含まれており、これが体臭を抑えることに役立ってくれるのです。

ワキの下では汗だけではなく、皮脂も分泌されています。これはワキの下の皮膚が薄いため、乾燥によって荒れてしまうのを防ぐためです。問題はこの皮脂が活性酸素によって酸化してしまうと、独特の臭いを発するようになってしまうことです。

これがワキガ臭と混じることによって、臭いがさらに強まってしまうのです。ビタミンCの抗酸化作用は、この皮脂の酸化を防いでくれる働きがあるのです。これによって脂質の酸化に伴う臭いが抑えられれば、少なくとも体臭全体としては減少するわけです。

ワキガそのものに直接効果はなくても、臭い自体は減ってくれるというわけです。グレープフルーツのような柑橘類系ワキガ臭は、あくまでも体質によるもので、柑橘類を食べているかどうかとは基本的に関係ありません。柑橘類の食べ過ぎではないかと心配するよりも、ワキガ臭に合わせた香水選びを考える方がよほど建設的ではないでしょうか。

とはいえ、実質的にワキガ臭を抑えたいという方は、デオドラントでのケアがおすすめです。市販のスプレータイプのデオドラントでのケアも有効ですが、効果は限定的だと言えます。その一方で、より長時間の効果の持続が期待できるのが、クリームタイプです。

クリームタイプのデオドラントの人気の理由としては、強力な有効成分が配合されているという点です。その中でも特に人気の成分がイソプロピルメチルフェノールという殺菌成分です。

そのイソプロピルメチルフェノールを配合しているデオドラントの中でも人気のクリームがクリアネオという商品です。こちらの記事に詳しく情報をまとめてありますので、良かったら読んでみてください。