最近、話題のオーガニックコスメ。魅力的で効果の高いブランドがいろいろと増えてきていますが、今回、その中からオーガニックコスメの先駆け、オーストラリアのブランド“ジュリーク”に焦点を当て、美容家の吉川千明先生にビューティアドバイスをいただきました。Domaniメイツふたりの日頃のスキンケアから、いろんな間違いが浮き彫りに…。みなさんもこんな間違ったお手入れをしていませんか? (09.8.15 UP)
先月から引き続き、吉川先生による「お肌診断」をDomaniメイツに体験してもらいました。今月のメイツは、大山敦子さん。10代から20代にかけてできたニキビの痕と、テカるのに乾燥するお肌が悩みという大山さん。今回も最初に、普段どんなお手入れをしているのか、吉川先生の細かい問診が始まります。
吉川先生(以下Y)「大山さんの自称肌質は(笑)?」
大山さん(以下O)「肌質は(笑)、混合だと思ってます…。Tゾーンとかあごのところは脂っぽい感じ」
Y:「若い時、今も若いけど(笑)、ニキビがあった経験はあります?」
O:「あります。そんなにひどくはなかったけど、絶対顔のどこかにある感じで、よく眉間にできていました。つぶしちゃったりしたことも…。最近はあごにできます」
Y:「かゆみはどうですか?」
O:「花粉症というわけでもないと思うんですけど、鼻とかは症状がないので、ただ、世の中が花粉症が騒がれる時期にムズムズしたり、普段大丈夫なスキンケアに赤くなったり、乾燥がひどくなったり…」
Y:「普段もそういうことありますか?」
O:「季節の変わり目がやはりなりがちで、他の時期はそうでもないですね。ただ、今の時期はすごく汗をかきます」
Y:「自分ではどうなったらいいと思います?」
O:「今はテカリを抑えたいのと、テカるんだけど乾燥するみたいなんです。化粧品カウンターで水分量を測ると水分量が低いと言われることが多いので、保湿が課題なのかなと自分では思っています。あとはハリが出たらいいなあ、と」
Y:「でも、鼻のところを見ても全然テカってないわ。湿度が高いから汗はかいているけど、全然テカっていないと思いません?」
O:「ほんとですか? 自分では汗をかいてるのをテカっていると思っているのかも…」
Y: 「そうかもしれないですね。むしろ私が気になるのは、先ほどお話していた眉間のところの痕と、以前ニキビがあったんだろうなあってあたり。化粧ノリが悪いでしょう? そういうところ。かゆみが出ていないだけ、いいなと思います。鼻の横はとてもきれい。脂が流れていないし。あごは毛穴があるし、とっても角質に左右されやすいところですよね。そこがきれいになったら…、ほっぺたのところでちょっと黒くなっているところがあるんだけど、これは何をしているのかな(笑)? じゃ、朝と夜、どんな風にお手入れしているのか、聞かせてもらっていいですか? 夜から行きましょうか」
O:「夜は、正直にいうと(笑)めんどうくさがりなので、オイルの洗顔料でポイントメイクも全部落としてます。ファンケルのをつかっているんですが、まつげはお湯で落ちるタイプなので、顔全部とアイライン、アイメイクはファンケルのオイルクレンジングで落として、まつげはお湯でぽろぽろ落とす感じ。次は、ファンケルの洗顔パウダーで洗っています」
Y:「その後は?」
O:「ファンケルの化粧水と乳液をして、美容液は美白のもので…」
Y:「化粧水の後に美容液を塗ってる? 乳液が先?」
O:「乳液の後に美容液です」
Y:「そういう順番なんですか? 元々?」
O:「聞いたらそう言われたので」
Y:「全部ファンケル?」
O:「美容液だけアルビオンのエクサージュの美白のものを使っています。以前は、化粧水も乳液もアルビオンのエクサージュを使っていたんですが、最近、それだと乾燥が補えなくなって…。一度別のブランドを使ってみようと、ファンケルに切り替えました。そのファンケルの売場で聞いたときに、美容液を使うんだったら最後にしてくださいと言われて…」
Y:「アルビオンで言われたわけじゃないのね。じゃ、、もしかしたら順番が違うかも。そういう組み合わせのセットのときはOKなんだけど…。朝はどうしていますか?」
O:「朝は日によってなんですが、ファンケルの洗顔パウダーで洗うときと、何となく気になるときは、顔を水ですすぐだけにして、タオルドライ後、SK-IIのクリアローションで顔全体を拭き取るときがあります。角質が気になるときは、ローション使った方がいいのかなと思って。普通に洗顔料で顔を洗って、ローションを使うのは、取りすぎる気がして…自己流でそんな使い方をしています。後は夜と同じ行程をして、メイクに入ります」
Y:「ちょっと鏡を見てみて。眉毛って脂っぽいところで、かゆみがでやすいんです。それでつい手が行ったりしやすいのよね。乾燥しやすいのかな。彫りが深くて鼻が高いから、クマが出やすいんじゃない?」
O:「皮脂は、出ます。かなり気になって、確かに無意識に手で触っていることもあります。1日働いて夕方顔を見ると、うわって思います」
Y:「ちょっと危うい感じのお肌だから、炎症を起こさせないで毛穴の汚れをきれいにするように…。肌の丈夫さを保ちつつ、角質の状態をよくして、さらり感を出したいな。あとは、シワがでやすいので、肌を乾燥させないのが、大きなポイントです。ニキビ痕になっているところとこのザラザラ感がとれるといいな。朝に拭き取りローションをしているでしょ。クリーム塗っているから大丈夫だと思うけど、朝はあんまり取るものはしないほうがいいんですよ。お日様に当たるので、ゴマージュとか角質ケアはできるだけ夜にやったほうがいいの。まず手始めに、きちんとしたクレンジングを行って、肌を落ち着かせて赤みをとりましょう。そして落ち着いてきたら、水分をしっかり与えること。同じ角質ケアをするならレチノールがおすすめです。ゴマージュで角質をこそげとるやり方と、あとはAHAみたいなピーリング効果のあるもので拭き取る方法があるんですけど、肌が危うい状態のときにそういうものを使うと、敏感に傾いちゃうことがあるんです。そういうときにレチノールって便利で、元々ビタミンAからできているものなんですが、角質の働きを正常にする働きと肌の免疫機能を高める働きがあるんです。プロテクトをしながら、肌を甦らせてくれるんです。大山さんの肌は、摩擦をかけるとシミになるの。それから、ニキビも炎症だって知っていましたか? 炎症のあるところに紫外線を浴びると、メラニンを出して肌を守ろうとしちゃうの。だからニキビ痕も黒くなっちゃったり…。さらに、朝、産毛の処理をしてでかけるのも駄目。朝、顔を剃ると焼けやすくなっちゃうんです。特にお鼻の下って肝斑が出やすいところなんだけど、女の人って剃るでしょう? それも重なってシミになりやすいの。角質って取るのも大事なんだけど、ないと日に焼けやすくなったり、いろんな細菌が入りやすくなったり…、兼ね合いが難しいんですよね。水分をしっかりあげて、肌を強くしてからでないと、何かをしてはいけないんです。たとえばゴマージュをするときもお風呂の中で、お湯でしぼったタオルを顔にのせて、肌をふやかしてからやるとか。いきなりガサガサのところにやると、肌を傷めてしまいます」
O:「やっぱりお水なんですね。足りないとは思っていたけど…やっぱりみたいな」
Y:「あとは目尻。疲れて見えやすいから、いいアイジェルを使ってマッサージをするといいかも」
O:「マッサージはしていなかったので、ちょっと試してみようかな…」
大山さんにおすすめのジュリーク製品は、8種類。大山さんには、うるおいを与えることと、ごつごつした角質をなだらかにするアイテムを中心にセレクトがされました。
Y:「大山さんにも、乾燥肌用のミルクタイプのクレンジングがおすすめ。“クレンジングローション リプレニッシング”は赤みを抑える成分のほか、“アルテアの根のエキス”が入っているんだけど、これ、根っこでつくる美容液って言われていて、すごい保湿効果と炎症を抑える効果が両方入っているんです。あとは、肌を強化する効果もあります。大山さんはクリームタイプのファンデーションを使っているので、さらっとしたものでは汚れが落ちません。だから油分の多いこういうものを使いましょう。それから、クレンジングするときの圧をこのぐらいにしてほしいの」
O:「すごいやさしい~(笑)。すごく衝撃なんですけど(笑)、どうしよう」
Y:「みんな美容液とかはSK-IIとかいいもの使っているのに、クレンジングになると急にトーンが変わるのよね。これだけは500円玉ぐらい取っていただいて、ぱっと塗るでしょう。円を描くようにくるくるやさしくなじませると、中に入っている汚れも取れてきます。ゴツゴツしている理由は、水分がなくなって固くなった角質が張り付いている状態なので、一度やわらかくしてあげないと、いい成分が後から入らないんです。それでね、シワは絶対横切っては駄目。消そうとすると、余計に濃くなるので、シワのある方向に丁寧になじませるのがポイントなんです」
O:「うわー、思いっきりシワを横切ってました。これ、覚えて行きます!」
Y:「この後、ふわっと泡立つもので洗ってもいいんだけど、ちょっとニキビ痕を直したいので、毎日使っていいディープクレンジングがあるので、これにしようと思います。ディープクレンジング前の1クッションは抜かしてもいいんだけど…。ぬるま湯に“ハイドレイティングエッセンスCR”を溶かします。カモミールとローズのエッセンスなんですけど、水に溶けるようになっているエキスと精油なの。このお湯にタオルを浸して…お顔を蒸してあげます」
O:「すごい癒される~」
Y:「お風呂の中でやってもいいです。これで角質をゆるめてあげたら、ゴマージュとかやっても大丈夫。で、この“デイリー エクスフォリエイティングクリーム”。オートミールとナッツ類とハーブが入っているんですが、栄養も入るので肌が元気になるのに、余計なものは吸い取ってくれるんです。そうすると肌にハリが出てくるのと同時に細胞を再生してくれるものがたくさん入っているので、ニキビ痕の修復にもいいんですよ」
O:「なんか肌が全然違いますね!」
Y:「そして、化粧水。これは、ラベンダーとアルテアって根っこの成分が入っているんですが、割とさらりとしているんだけど、肌の中まですごくしっとりするんです。それは、植物の分子量が小さいので、肌の奥深くまで入るからなの。それからこれが去年出たラインで、“グレイスフルビューティー セラム”と言って、アンチエイジングのラインなんですけど、半分はジュリーク農園のハーブが入っているんですが、後の半分には海のものから取ったレチノールが入っています。後はエクトインという、塩の湖に生きている微生物がいて、普通塩の中だと水分を取られてしまうのに、この微生物は水を取られないんです。世界的にすごく注目されている成分なんですよ。それらが入っているこの美容液を、朝晩塗ってほしいんです。そうすることで、ザラザラ感が取れて、毛穴の入り口がぴたっとするので、厚ぼったくならないからニキビができにくくなります。そして、レチノールはシワの特効薬だから小じわにもいいの。ニキビに効いて、シワに効いて、ゴツゴツ感に効いて、保湿力も高いなんていいことづくめでしょう?」
O:「もう言うことないですね!」
Y:「肌の免疫を高めるので、弱い肌にも使えます。レチノールって誤解されやすいんだけど、すごくいい成分で、ジュリークでは海藻から取っています。あとは、この美容液と同じような成分でつくった“グレイスフルビューティー ナイトローション”。ジェルみたいにさらさらなんだけど、油分もちゃんと入っていて、これは次の日の肌のふっくら感が違います。あと気になるのが目元かな…。“グレイスフルビューティー アイクリーム”には、レチノールだけじゃなくて、アルニカという血行を良くしてくれる成分が入っていて、クマも取ってくれるし、ハリ感を出してくれます。これを目元に少量のせます。そのときに絶対に引っ張らないでね。顔のつくりもあるんだけど、大山さんは彫りが深いから、ひっぱるとシワになっちゃう」
O:「気をつけます(笑)」
Y:「日中にプラスしてほしいのが“グレイスフルビューティー デイクリームSP”。仕上がりがマットなので、化粧崩れしにくいんです。この製品のいいところは、半分が荒れた肌を修復する癒しの成分で、残りの半分がエイジングの成分なの。そしてモイスチャーも入っているから水分もちゃんとキープしてくれるし、SPF15なんだけど、紫外線吸収剤がはいっていなくて散乱材だけなので、肌にも安全で毎日使えます。海とか行くときは、またちょっと考えますけど、日常はこれで大丈夫よ。今、クリームファンデーションを使っているので、あまり油分の多いものを合わせると化粧崩れするので、これはおすすめですね」
O:「これだけやったら完璧ですね!」
Y:「大山さんにはレチノールがおすすめですね。角質はこすげ取っちゃ駄目。シミになっちゃうから」
O:「ほんとにやさしくなじませるということと、レチノールが効果的ってことなんですね。今日はものすごく勉強になりました。普段の自分のケアをすごく反省(笑)。ちょっとはしょりすぎてました。さっそく、クレンジングから見直してみます。今日は本当にありがとうございました」
●クレンジングローション リプレニッシング(洗顔/保湿)200ml¥4,935 | ●デイリー エクスフォリエイティングクリーム(ディープクレンジング)125ml¥7,875 |
●ハイドレイティングエッセンスCR(カモマイル)(スチーミング用エッセンス)50ml¥7,245 | ●ラベンダーミスト ハイドレイティング(化粧水/ドライ肌)100ml¥4,725 |
●グレイスフルビューティー セラム(美容液) 30ml¥16,800 | ●グレイスフルビューティー アイクリーム(アイクリーム)15ml¥9,240 |
●グレイスフルビューティー ナイトローション(夜用クリーム)40ml¥11,550 | ●グレイスフルビューティー デイクリームSP(サンプロテクト昼用クリーム)40ml¥5,880 |
吉川千明 Profile
美容家。オーガニックコーディネーター。ジュリークショップ青山、白金台ビオ・パスカルなど都内に7つのサロンを主宰するパスカルコミュニケイションズ取締役・ディレクター。日本で始めての女性専用漢方薬局「若草漢方薬局」を銀座に設立。コスメ・スパ・食・漢方・女性医療など幅広く女性のためのライフスタイルを提案。2008年12月に、オーガニックコスメのプレスルーム「ビオ・代官山」をオープン。
ジュリーク
ジュリークは、バランスの整った清らかな素肌は、美しさを語る上で欠くことのできない重要な要素だと考えています。南オーストラリアの自社農園で育てられた、生命力の高いハーブや花々を効果的に組み合わせて配合したジュリークのスキンケアは、オイリースキン、ノーマルスキン、ドライスキン、それぞれの肌質を整え、ナチュラルなバランスを保ちます。