皆さんは、足の裏に「魚の目」ができた事はあるでしょうか?
経験のある方はご存知でしょうが、魚の目は足をつくと激痛が走るため、歩くのも困難になります。
また、足の痛みをかばって歩くため、腰痛などを引き起こすケースも少なくありません。
そこで今回は、魚の目ができる原因とその対処法について、ご紹介していきます。
魚の目とは
まずは、魚の目の基礎知識について、ご紹介していきましょう。
皮膚が厚くなってできるできもの
「魚の目」とは、魚の目のような形をしていることから名付けられたもので、皮膚の角質が厚くなってできる、できものの1つです。
皮膚が硬くなった部分の中央に丸い芯があり、正式には、「鶏眼(けいがん)」という皮膚炎です。
強い痛みを伴う
魚の目は、皮膚の奥深くに向かい増殖をしていきます。
円錐状に硬い芯があるため、どんどん奥にくい込んでいくことで神経を刺激し、歩いたり圧迫すると強い痛みが起こります。
手にできることも!?
足の裏にできることがほとんどですが、ごく稀に手の指先にできるケースもあるようです。
その原因は、強い刺激や圧力が一箇所にかかっていることと言われています。
手の指先に良く魚の目ができるような方は、仕事上、その部分に何かの器具や部品などが常に当たり、ある程度の圧力がかかっていたりすることが多いようです。
正しい治療法とは
魚の目を放置してしまう方もいらっしゃいますが、放置していても自然治癒することはありません。
芯をきれいに除去しなければ、再発することがほとんどだと言われています。
ですから、皮膚の奥深くにくい込んでいる芯を全て除去することが、魚の目の正しい治療法です。
そして、除去後の皮膚が再生するまで、数ヶ月間はかかると言います。
原因
次に、魚の目ができる原因について、ご紹介していきましょう。
小さく狭い靴
例えば、ハイヒールやサンダルなど、締め付けが強く狭い靴は、足に余計な負担をかけてしまい、特に魚の目ができやすいと言われています。
窮屈な靴は足を圧迫し、幅が狭い靴は指の摩擦が起こりやすいですよね。
このような負担や刺激から、皮膚を守ろうとして角質がどんどん厚く、硬くなり、魚の目ができやすい環境となるのです。
歩行姿勢の悪さ
立ち姿勢の悪さや、ヒールが高い靴での重心の偏りなどは、歩行姿勢が悪く、足の裏への負担が大きいものです。
また、外反母趾や偏平足、癖のある歩き方も同様に、足の一部分にだけ力が加わるため、足の皮膚の負担になります。
このように、歩行姿勢が悪いことで足への負担が増え、魚の目ができやすくなると言われています。
新陳代謝の低下
多くの女性の悩みの一つの冷えや、運動不足などにより新陳代謝が低下すると、肌のターンオーバーが乱れ、角質がたまって角質層が厚くなる原因になります。
これにより、魚の目ができやすくなってしまうのです。
新陳代謝の低下は、魚の目ができやすくなるだけでなく、体調不良にも繋がるので注意が必要です。
血行不良
血行不良になると、身体の隅々にまで水分・栄養素を行き渡らせられなくなり、水分が不足することで皮膚の乾燥が起こります。
皮膚の乾燥は、皮膚を硬くし、さらにターンオーバーを乱す原因になりますので、古い角質がたまりやすくなります。
その結果、魚の目ができやすくなるのです。
対処法
最後に、魚の目の対処法について、ご紹介していきましょう。
無理に取らない!
無理に取ろうとしてしまうと、そこから細菌が侵入し、炎症を起こすことになりますので、絶対に自分で無理に取ることはやめましょう。
魚の目の芯が、黒く変色していると、はさみや爪切り、ピンセットなどで、無理に取ろうとしてしまいがちです。
しかし、皮膚の奥深くにくい込んでいるため、簡単に取れるものではありません。
セルフケアの方法
魚の目のセルフケアとして最も簡単な方法が、サリチル酸を含んでいる市販薬を使用することです。
サリチル酸は、硬くなってしまった角質を柔らかくする作用(角質軟化作用)を持っています。
- この市販薬を3~5日程度使用し、白くなるまでふやかします。
- できたばかりのものなら効果的なのですが、芯を取るまでには数日かかりますし、症状が進行して芯がより深いところにある場合には、治療しきれないのが難点ですが根気強く続けてみましょう。
また、魚の目のセルフケアを終え、芯を除去した後に、患部を強く押して痛みが起きるようであれば芯が残っていることが考えられます。
表面の芯だけ取れて、途中で折れて中に残っているケースも少なくありません。痛みがあれば、治療を続けてみましょう。
医療機関の受診
魚の目が悪化した場合、上記のようなセルフケアでは治療しきれないような場合には、医療機関を受診し治療を受けましょう。
特に、腫れや化膿を起こしている場合には、炎症していることが考えられますから、早めに受診するようにしてください。
また、糖尿病を患っている方は、傷の治りが通常よりも遅く菌が入りやすいそうです。
特に、神経障害などを併発している場合、感覚が鈍くなっていますから、必要異常に皮膚を傷つける恐れがあります。
糖尿病患者の方は、セルフケアには頼らずに医療機関を受診するようにしましょう。
処理後は常に清潔を保つ
魚の目を完全に除去した後は、液体の消毒液などを使って消毒を行いましょう。
絆創膏やガーゼなどを貼り、細菌が入らないように保護しておくことも大切です。
治療後の患部はデリケートな状態ですから、皮膚が再生されるまで清潔な状態にしておくようにしましょう。
まとめ
ここまで、魚の目の原因から対処法まで、ご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
初期段階の魚の目は、市販のアイテムを使ってセルフケアも可能ですが、決して無理に取るようなことだけはしないようにしましょう。
そして、症状が悪化した場合や、再発を繰り返すような場合には、皮膚科を受診し、しっかりと治療していくようにしましょう。