モルモットの病気|歯・皮膚など|毛が抜ける・しこりは注意
最近人気になってきているおどおど臆病な性格のモルモット。今回はそんなモルモットのなりやすい病気、その病気の予防方法、症状を紹介します。
モルモットの寿命
一般的にペットショップなどで販売されているモルモットは、野生ではなく愛玩用、実験動物として家畜化され養殖された齧歯類です。
種類が多くそのかわいらしい見た目からペットとして人気です。
体長は20~40cm、体重は0.5㎏から1.5㎏です。
寿命は8年程度。
モルモットはストレスの感じやすい性格
温和で好奇心旺盛ですが、用心深く警戒心が強いです。
元々夜行性ですがペットとして飼うと比較的人間の生活リズムに合わせるそうです。
臆病なのではじめからすぐに懐くということはまずありません。
モルモットを怖がらせないように徐々にならしていくのがいいでしょう。怖がらせてしまうとストレスを感じたり、余計に臆病になってしまうことがあります。
モルモットのなりやすい病気
モルモットは愛玩用に家畜化されているので基本病気にはかかりにくいですが、人間と同じように健康体でも突如として病気にかかることもあります。
ここでは主な病気について説明していきます。
【歯の病気】
モルモットは齧歯類なので歯は一生伸び続けます。
ですので定期的に堅いものをかじって削る必要があるのです。
が、しかしモルモットにはかじっていいもの悪いものは見分けがつきません。
いたずらをすると思いお母茶などを取り上げてしまうと歯が伸びきりかみ合わせが悪くなりえさが食べられなくなってしまいます。
これを「不正咬合」といいます。
症状としては食欲減と、よだれをよく垂らすようになります。
予防方法
野菜や堅い乾燥したえさ牧草などをバランスよくあげてください。
また、ペットショップなどで売られているかじり木などを与えてあげるのがよいでしょう。
【皮膚疾患・ダニの病気】
モルモットは個体の種類がたくさんありペットとして人気の高い毛足が長い個体に多く発症する病気です。
毛足の短い個体でも発症の可能性はゼロではないので注意が必要です。
シラミやダニがもとで皮膚の炎症を起こすこともあります。
フケがたくさん出たり体をかこうとする、ハゲができる等した場合は注意が必要です。悪化する前に病院へつれてってあげましょう。
予防方法
室温、湿度をなるべく最適に保ちケージなどを清潔に保てば予防できます。
また、定期的なブラッシングも効果的な予防方法といえます。
【毛球症(もうきゅうしょう)】
これも毛足の長い個体に多く見られる病気です。モルモットは毛並みを整えるのが習慣です。
抜け毛が口に入ってしまってもそのまま飲み込んでしまいます。
しかし胃の入り口が狭いため飲み込んだ毛玉をはき出すことができません。
出口も狭いので胃の中で毛玉が大きくなりすぎると上手く排出もできません。
そして胃の中にたまった毛玉は消化不良の原因になったり器官損傷を併発した感染症などを引き起こします。
食欲がない、便秘が続く、水ばかり飲む、おなかにガスがたまっているといった症状がでます。
もっと深刻になると、ケージをウロウロする姿が目立ったり体重が減り低体温、ショック症状などが現れてきます。
また、この病気は毛の短い個体にもかかる可能性があります。
トイレシートのような科学繊維を飲み込んだ場合でも同じ症状が起こることがあるので注意が必要です。
予防方法
基本は毛足の長い個体に多い病気なのでこまめなブラッシングが効果的です。
そしてなるべくゲージの近くにはモルモットがかじって食べてしまいそうなものは置かず、食物繊維の多い食事で消化機能を正常に保つようにしてあげてください。
【尿石症】
尿管結石、といえば聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。
人間にも起こりうる病気で主な原因はカルシウムの取り過ぎにあるといわれています。
元々、モルモットの尿は白く濁るほどカルシウム含量が多いのが特徴です。
バランスよくえさを与えないとカルシウム過多になり発症率が高くなります。
症状としては排尿時の異常、頻尿、血尿、おしりの汚れ、排便の現象が見られます。
人間ですと同じ病気になった場合は尿管に激痛が走りますが、モルモットの場合は無症状な事もあるようです。
人間と同様激痛を伴う場合もあり排尿時鳴き声を上げる事があります。
予防方法
カルシウム含量の多い牧草の取り過ぎはさけてください。そしていつでも水が飲める環境を整えてあげてください。
また、炎症を防ぐ為ケージの中を清潔に保つことも大切です。
【毛包腫(もうほうしゅ)】
皮膚が硬くなりできるシコリのようなものをまとめてそう呼びます。
モルモットの皮膚は柔らかくない為シコリができやすいのが特徴です。
そのほとんどは良性で体の表に発生するものがほとんどですが、中には人間でいうガンのような悪性なものもあるので注意が必要です。
少しでも異変を感じたらすぐに獣医さんの診断を受けてください。
予防方法
この病気に関してはこれといった予防方法がありません。
皮膚のこすれや刺激などで発症することが多いので狭いゲージをさけるか定期的にゲージから出し運動させるようにしましょう。
また、床はクッション性の高いものを使用するようにするとよいでしょう。
ブラッシングも異変に早く気づく方法の一つだといえます。
まとめ、モルモットはとても愛くるしい姿からペットとして人気の高い動物です。
そしてもともと愛玩用として家畜化されているので病気には強いですが、やはり最低限の知識と予防が必要です。
動物は自分で痛みや不調を訴えることができないので日頃からの観察が重要となっていきます。
何かいつもと違う、変だと思えば迷わず獣医さんの診断を受けてください。飼うからには大切な命を預かっているということを忘れずに大事に育てましょう。