美貌を求めて重度の便秘|コーラックを毎日100錠

便秘に一番効果的な市販薬としてコーラックがあります。
1日1回1~3錠が適量とされていますが、なんと毎日100錠飲む方もいます。

ケタ違いの量ですが1日10錠、20錠を服用する人はザラにいるようです。
なぜこのような大量の便秘薬を飲んでしまうのかというと、
体が慣れて重度の便秘になりコーラックの効き目が落ちるから。

しかし量を増やせば効力が再確認できるため、
自然と服用量が増えていくのです。

今回はなぜ大量服用者がいるのか、
毎日大量に服用すると最終的にどうなるのかのお話です。
美肌からだいぶ離れた話題ですが、
便秘の方が陥る落とし穴なので取り上げます。

下剤依存症の始まり

便秘がちの人は最初のうちはヨーグルトを食べたり食物繊維をとったりといった工夫をするものですが、それでも長期間お通じがないとコーラック等の即効性のある便秘薬の服用を考え始めます。

最初は月に一回の服用ですむかもしれませんが、
次第に週に一回、週に二回と飲む頻度が上がります。

なぜならコーラックのような刺激性下剤は
腸内細菌を活性化させて腸粘膜を刺激させる仕組みのため、
下痢で腸内環境が乱れると効力を発揮することができないからです。
無理矢理にでも効力を出させたければ服用量を増やすしかありません。

それゆえ毎日服用するようになり、
ついには一日の量が2錠から4錠、10錠、20錠、50錠、100錠と
際限なく増えいく方が現れるのです。

金銭的負担は大変なものになりますが、体への負担も相当なもので、
ここまで来ると下剤無しでの排便は不可能な超重度の便秘になります。

下剤依存症の始まりです。

ダイエットのためにコーラックを飲む人達

「周りの子達がダイエットのためにコーラックを飲んでいる」
だから自分も飲んだら依存症になってしまった。
この様な悩みを持つ若い女性達もいます。

排便されるため一時的に体重が減ることはあるかもしれませんが、
下剤でダイエットは100%ありえません。

なぜなら下剤で腸内バランスが乱れると栄養が十分に吸収できなくなり
体が飢餓状態になるからです。
すると生命維持のためカロリーを皮下脂肪や内臓脂肪に蓄積し始めます。
つまり太る体質になるのです。

もちろん肌の代謝どころではない緊急事態ですので、
肌はみるみるボロボロになっていきます。
コーラックでダイエットはまさに百害あって一利無しです。

だけど下剤依存症になってしまうと、頭ではわかっていても止められないようです。
なぜなら服用を止めると太るのではないかという恐怖心や、
体の中に便がたまることへの嫌悪感。
そして重度の便秘の苦しさを味わうことになるからです。

ここまで来たら心療内科や消化器系の医師の治療を受けるしか手はありません。

重度の便秘が行き着くところ

市販薬で便秘が解消できればいいのですが、そうではない場合どんどん重症化していく場合があります。なるべく早期に消化器系の病院で治療を受けるべきでしょう。

中には20年間コーラックを飲み続けているといった強者もおりますが
便秘を舐めてはいけません。
ここまで来ると美肌どころではない最悪のケースをまとめてみました。

刺激性下剤を大量に飲み続けると大腸メラノーシスになります。

これは薬剤が腸の粘膜を覆ってしまっている状態で、
下剤を大量に服用している証拠になります。
メラノーシス自体は悪影響はありませんが、
ここまで重篤な薬漬けの人は自力で排便ができません。

排便のため常に下痢にする必要があります。

下痢が続くと栄養吸収ができなくなるため重篤な栄養障害に陥ります。
そのため脳自体が痩せ思考能力が著しく低下します。

電解質が異常になります

筋肉に力が入らなくなり一層排便は困難になります。

ガスが溜まります

腸内に悪いガスがたくさん溜り、臭いおならが止まらなくなります。
だけどおならが出るならまだマシな方で、
最悪は鼻からチューブを差し込んでガスを抜く場合もあります。

痔が悪化します

常にいきんだり下痢で刺激を受けるため痔が悪化します。
切れ痔が悪化すると肛門の粘膜が硬くなって肛門狭窄を起こし
排便が一層困難になります。
こうなると肛門拡張手術を考える必要が出てきます。

脱肛します

いきみすぎると脱肛もありえます。
トイレで肛門から外に飛び出た腸を指で押し込んで
もとに戻している方もいるのです。
悪化したり痛みを伴うようであれば外科手術が必要です。

摘便する必要があります

便がコンクリートのようにカチコチに固くなると、
下剤や浣腸では排泄できなくなる場合が出てきます。
こうなると手で便を掻き出す必要が出てきます。
コレを摘便といい、自力排泄できない寝たきりの老人に対して行う医療行為です。

最悪は死亡します

最後は異様なほど腸に便が溜まって完全に排泄できなくなります。
緊急に開腹して便を取り出すしか無いでしょう。

若い女性が便秘で死亡したニュースが2つほどあるのですが、
ショックを受ける画像が出てくるため検索しない方がいいです。

まとめ

便秘は多くの人が抱える共通の悩みであるため軽く捉えがちですが、
命にかかわる程の重大性を持っています。

少量の便秘薬で解決するのであればいいのですが、
そうではない場合はまず医師の診断を仰ぐべきです。

便秘で死亡した女性は市販薬を飲むだけで病院には行きませんでした。

また自分を美し見せるダイエットのためにコーラックを服用するのはもっての外。
全く無意味な行為なのに、
精神的にエスカレートしていく一方なので絶対にしてはいけません。
自分から一生便秘に悩む種をつくりだすようなものです。

もちろんその先には美しさなどなく、
ボロボロになった外見とボロボロになった内臓が残るだけでしょう。

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