ナゾネックスがよくわかる

ナゾネックスは安心な医療薬であるのか?

合成副腎皮質ステロイド剤で、抗アレルギー作用、抗炎症作用があり、鼻粘膜に直接作用し、炎症を抑えて鼻症状(くしゃみ、鼻水、鼻づまり、鼻内のかゆみなど)を改善します。
通常、アレルギー性鼻炎の治療に用いられますが、十分な効果が現れるまでには数日かかります。
アレルギー性鼻炎は、鼻の粘膜でアレルギーが起こり、炎症を生じる病気です。季節性と通年性の2つタイプに分かれ、前者の多くはスギやヒノキなどの花粉が抗原となり、後者はダニやカビ、ほこりなどが原因となります。おもな症状は、くしゃみと鼻水、鼻づまりです。
このお薬の有効成分はステロイド(副腎皮質ホルモン)の一種です。ステロイドにはアレルギーや炎症をおさえる強い作用があり、不快な鼻炎症状を改善します。一般的な抗アレルギー薬が効きにくい“鼻づまり”に対しても効果が高いです。比較的速効性で、1~3日でよい効果がでてきます。
次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。感染症、全身の真菌症、結核性疾患、眼の単純ヘルペス、反復性鼻出血(鼻血を繰り返す)がある。妊娠または授乳中他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

そもそもナゾネックスって?

ナゾネックス®点鼻液(以下、本剤)は米国シェリング・プラウ社(現 Merck & Co.,Inc., Whitehouse Station,N.J., U.S.A.)によって創製された副腎皮質ステロイドであるモメタゾンフランカルボン酸エステル水和物を含有する定量噴霧式点鼻液です。
モメタゾンフランカルボン酸エステルはグルココルチコイド受容体に対する親和性が高く、強い局所抗炎症作用を示します。複数の試験結果から、本剤の絶対バイオアベイラビリティは低いと考えられました。本剤は、季節性及び通年性アレルギー性鼻炎の治療を適応として、2011 年 11 月現在、欧米をはじめとする世界約 130 の国及び地域で既に承認(販売名:Nasonex®等)されています。そのうち、約 120 の国及び地域では小児適応を有しています。国内の臨床試験においても、本剤 1 日 1 回投与にて、アレルギー性鼻炎に対する優れた有効性及び安全性が確認され、成人については 2008 年 7 月に、さらに小児については 2012 年 5 月に「アレルギー性鼻炎」を効能・効果として承認されました。
なお、旧製剤(有香製剤)から特異なにおいをなくすため無香製剤を開発し、現在市販中の製剤(無香製剤)への処方変更が 2010 年 10 年に承認されました。
鼻粘膜に強力に作用する鼻噴霧用ステロイド薬。局所にだけ作用しますので、全身性の副作用はまずありません。
症状がやや重いときに処方されることが多いです。とくに鼻づまりのひどい鼻閉型に好んで用いられます。使用回数が1日1回と簡便です。
小児に対する有効性と安全性が確認されています。用法・用量についても、成人とは別にきちんと設定されています。

ナゾネックスの有効成分はフランカルボン酸エステル

ナゾネックス点鼻液50μg56噴霧用の内容量は18gとなっています。
ナゾネックス点鼻液50μg112噴霧用の内容量は10gとなっています。
ナゾネックス点鼻液50μg56噴霧用は2008年9月に、ナゾネックス点鼻液50μg112噴霧用は2009年9月にMSD株式会社から発売されました。
ナゾネックス点鼻液50μg56噴霧用/ ナゾネックス点鼻液50μg112噴霧用は処方せん医薬品です。

ナゾネックスの効果・効能のメカニズム

効能はアレルギー性鼻炎です。
アレルギー性鼻炎は鼻粘膜のⅠ型アレルギー反応に伴うアレルギー性炎症疾患であり、水様性鼻汁(鼻漏)、発作性反復性のくしゃみ及び鼻閉が3主徴であるとされてまする。その発症機序については、抗原(アレルゲン)に対する感作が成立する過程(感作相)及び抗原の再曝露による鼻炎症状の発症過程(効果相)に分けて説明されます。
主な副作用として、鼻症状(刺激感、かゆみ、乾燥感、痛み、発赤など)、咽喉頭症状(刺激感、痛み、不快感、乾燥など)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
・呼吸困難、血管浮腫(目や口のまわりの腫れ)、じんましん [アナフィラキシー様症状]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。