2013年04月08日
〇 私が始めて自分の身体と向き合ったとき。
思い返してみると、一番最初の最初。本当に最初のきっかけだと思うのは、
中学生の頃の、夏の出来事だったと思う。
夏休み、暑さに身悶えていた頃。
しかしながら、その日は扇風機も付いていたしクーラーもある程度快適な
くらいに付いていた。
上はノースリーブで肩を出していたので、当然わきも露になっている。
そんな時、ツーっとわき腹に何かが流れる感覚。
蚊でも通り過ぎたかなと手を当てたときだった。手が水分に触れた。
当時私は、それが何の水分なのか理解出来ませんでした。
あれ? 何か濡れてるものあったっけ? ジュースこぼした? みたいな。
親に聞くと、汗じゃない? と言われたけれど、当の私はどこから汗が
出てきたのかすら理解できない。
クーラー室の中で、汗をかく要因なんて思いつかなかったし、ましてや
わきから汗が出るなんてこと、夢にも思ったことがなかった。
でも、考えてみればそれが前兆で、全ての始まりだったように思う。
それから数日経って、学校の体育の授業の時。
炎天下のグラウンドで授業を受けていたときのこと。
わきにヒンヤリとした感覚を覚える。気持ち悪いとか、違和感というものは
それほど強くなかったけれど。
でもその時、自然と納得できた自分がいた。
あ…、わきにも汗かくんだ……。という感じ。
その時点ではニオイは全然分からなかったし、誰かに指をさされることも
ありませんでした。
しかし、それからというもの、体育で運動していないときもわきに汗を
かくようになっていきました。
わきが濡れている感覚。半袖ではシミが目立ってしまう嫌悪感。
それからです。人目を避けるようになったのは。
と、同時に。
ふとしたときに、ヒソヒソと話し声が聞こえてしまいました。
(なんかあの人臭うよね。:体臭じゃない?:いや、わきがでしょ。)
そういう風なのがどんどん広まっていきました。
それから私は、自分の身体が嫌になりました。
わきに汗をかくから臭いんだ。臭いのはわきがなんだ。私は腋臭なんだ、と。
もう歯止めは利きません。自臭症であれなんであれ、私は対人恐怖症に
近い状態に陥っていたのですから。
そうして、私は人が近くにいるだけで異常なほどわきに汗をかくように
なりました。
〇 自己嫌悪に陥りながら私が試してみたこと
私は不衛生だから臭いのだと思い込み、毎日お風呂でごしごしワキを
洗いました。
すこし皮膚が赤くなるくらいが垢が落ちて良い。なんて勘違いしながら。
でもそうすると、次の日ちょっとヒリヒリして痛かったのを覚えています。
それが汗をかいて痛みが和らいだのを感じて、でも、臭いは変わらない気が
してまた同じように赤くなるくらい擦りました。
でも、数週間も続けられませんでした。やっぱり痛くなるのは嫌ですから。
丁度痛みに耐えかねていたとき、ネットで見た記事に後悔させられました。
皮膚は擦りすぎると皮膚組織を壊してしまう。本来は毎日皮膚も生まれ変わって
ちゃんと綺麗な皮膚になるから、普通に身体を洗うだけでちゃんと衛生的。
不潔で臭いの原因になることはないんだということを知りました。
次に私は、市販の石鹸を試してみることにしました。
ミョウバン石鹸や、渋柿の石鹸です。今度は擦りすぎないようにあえて、
やわらかいスポンジで数回撫でる程度に留めました。
すると、赤くヒリヒリしていたのは無くなって、心なしか肌も綺麗になって
いくような気がしました。
しかし、臭いについては改善されなかったように思います。
確かに衛生的で肌も綺麗になったと感じられたけど、やっぱり汗を大量に
かくし、その臭いは消えてくれませんでした。
そのまま石鹸は継続しながら、学校でも何か出来ないかと思ってスプレーを
考えました。
でも市販の制汗スプレーではなく(これは試したけど効果は無かった。むしろ汗を
かいたあとにしても無意味に近かった)、重曹を溶かしたスプレーです。
少しさわやかなになった気がしたのは最初だけで、すぐにまた臭いが戻る。
それに、まだそんなに汗をかいていないときからすると、余計に濡れるだけ
なので、逆にスプレーは不快感があってダメでした。
最後に、食事に気をつけるようにしました。
海草類を食べると良いという情報をGETしたので、わかめとかを今まで
以上に食べるようにしました。
でも、モズク酢は気管に入ったらしく盛大に咽て、涙が出るほど苦しかったので
それ以来食べなくなりました(汗)
〇 一番大事なことに気付いた。
私はここまできてようやく、自分の身体と向き合おうと思いました。
今まで色々な情報に踊らされて右往左往してきたけれど、一番肝心な
自分の身体のことを理解できていなかった。
臭いと言われたから、それが腋臭だと言われたから、自分の身体が嫌になったから。
でも、自分は本当にわきがなの? だとしたら原因はどこにあるの?
こんなに汗をかくのはなぜ? 運動したわけでもなし、熱いわけでもなし。
そもそも人はどうして汗をかくんだろう? 病気なの? 体質なの?
そうして私は、腋臭症を知り多汗症を知りました。
汗の種類を知って、汗をかく原因も分かりました。
ニオイの発生要因も分かって、どの汗腺が一番関係しているのかも。
何よりも、今私の身体はどういう状態で、そもそもの原因は何なのかを
理解できるまでに至りました。
私のファクターは少し厄介ですが、人として生まれた以上生涯付き合って
いかなければいけないものです。
しかしながら、今はそこまで悲観的ではなくなりました。
原因が分かって、自分の身体と向き合えたことが今の私を形成しています。
これまで得た経験と知識を、同じ悩みを持つあなたに少しでもお伝え
出来ればと思って、この記事を書いています。
どうか、参考にして頂ければと思います。