リサイクル着物帯の買い方選び方について、元ネットショップ店長がすべてをお話します。
これが知られたら、リサイクルショップから文句がでるかもしれないで、いつまで公開できるかはわかりません。
私は全国でも最も早い時期に、ネットショップのリサイクル着物のお店を始め、7年間店長を務めてきました。
一度世にでた着物や帯を、多数扱ってきた経験から、これからリサイクル着物を利用してみたい方の不安や心配を取り除いていけたらと思い、このページをまとめることにしました。
着物文化と和装の美を、多くの女性に感じ取ってもらい装っていただきたいと願っています。
リサイクル着物の特徴
着物と一言で言っても、礼装に用いる着物から普段のおしゃれ用に用いる着物まで、幅広い種類の着物があります。
主に礼装に用いる着物は、着る機会が少ないのと、箪笥にしまったまま使用されなかったものなどが多く、新品同様のきれいなものが多いです。
保管の状態がよければ、絹着物は変質することなく何十年かを持ちこたえます。
どこにも傷みもキズもなく、シミひとつない礼装着物はよくみかけますし、長じゅばんとセットで誂えることも多いので、セットになって販売されていることもあります。
もちろん、長じゅばん付きのものの方が高価になります。
昭和10年代までのものは、レトロな感覚の斬新な柄のものもあり、人気が高いですが、見た目が新品のようでも、縫い糸が弱くなっていたり、生地が弱くなっていることがあります。
また普段用のおしゃれ用着物は、箪笥にしまったままの未使用のものも中にはありますが、何度か袖を通したものが多くなります。
小紋、紬、お召が普段やおしゃれ用に着られていましたが、古そうなものであれば、生地や布地の弱りがあるかもしれないので、直接お店に行くのであれば、弱っていないかお店の人に確認してみるとよいです。
お尻やひざのあたりが、生地の弱りやすいところです。
ネットショップで買うときは、こうしたことはまず分かりませんので、注意しようとおもってもしにくいですが、正直なお店なら、商品のコメントとして「一部傷みがある」のような添え書きがあることでしょう。
明らかに生地に擦り切れや傷などのあるものは、状態がわるいため価格も低くなっています。
また「素材向きという表現もあるかもしれません。
年月を経たものは、胴裏にシミがついているものもあります。
糊が落ちるなどで、茶色く染まってしまったようなものは、表地がとてもよくても価格は下がります。
また八掛の裾や袖口、衿、上前に汚れが付着しやすいので、汚れがないかどうか、あっても気にならないかを確認しましょう。
木綿やウールの着物は普段着なので、リサイクル・中古といえども扱っているお店は少なくなります。
普段着なので状態がよくても、価格が低いため、お店としても利益が少なく扱いにくいものです。
サイズ的には、現代の若い女性から見ると、小さいと感じるものが多いはずです。
昔の女性は体格が今より小柄でしたから、身長160センチの私でも、ちょうどよいものは少ないと感じます。
やはり選ぶには、新品に近いきれいな状態のものが、長く着用できます。
リサイクル帯の特徴
昭和40年代以降の帯は、シミや痛みがなければ、かなり長期にわたって利用することができます。
昭和10年代くらいまでの帯は、現代に比べ短いものが多いです。
名古屋帯はお太鼓だけ、袋帯も結びの種類は数種類しかしてきませんでしたので、今より短めに感じるものが多いです。
帯を購入するときは、今使っている帯を測っておいて、その長さを基準に長さを確かめます。
3メートル30センチくらいですと、結びにくく感じるのではと思います。
普通の体型の方ならなんとか結べると思いますが、ふくよかな方だと十分な長さがないため、お太鼓が小さくなるなど結びにくくなります。
着物同様親切なお店なら、生地の傷んだようなものは販売していないはずですが、帯の場合縛ったりひねったりすることで、部分的に弱くなるか所がありますので注意が必要です。
リサイクル着物を買うときの視点
リサイクル着物や帯は、いつ製作されたものか、どんな保管状態だったものかはわかりません。
お店の展示用で未使用品、あるいは仕立てたのに受け取りにこなかったため未使用品といった商品も、リサイクル品として販売されています。
こうした出所のわかるものは、数がすくないですが状態はとてもよいはずです。
購入するときは、できるだけ商品情報をたくさん見て、できれば手にとって確認したいものです。
お店までいけないためネットショップを利用するなら、詳しい解説のあるもの、織りの特徴、産地がわかるものはその記載を確認します。
どんなシーンで着たいのかをはっきりさせて、サイズ直しをしなくても着られるものを求めましょう。
着物の場合、帯を変えれば着用シーンが増えるものは、お得だと思います。
色数が少なく、主張の少ない着物は、帯を華やかなものにしたり縞模様にしたりと取り替えが効きやすいので、使える機会が増えるはずです。
着物を買うときは、どの帯を合わせるかを考えて検討しましょう。
リサイクル着物帯の買い方選び方・まとめ
古い時代のものは、生地の傷みやキズ、シミのあるなしを確認してみましょう。
人気が高い着物、サイズの大き目のものは、お値段はかなり高めです。
リサイクルショップが乱立するようになって、価格は下がりましたが、買ってみるまでよくわからない、返品に快く応じてくれないということもあるようですので、信頼のおけるお店を。
自分が欲しい着物の種類を決め、好きな柄の中から、自分のサイズに一番近いものを選んでいきます。
サイズ直しを別途することになると、その分の費用がかかります。
身幅を出すことはできても、袖丈や着丈を長くするのは難しいので、サイズ直しができるかどうかはお店の人に問い合わせるようにしてください。