ワキガ手術の中でもミラドライは、傷が残らない・後遺症がないと言われている比較的安全性が高い手術です。しかし再発可能性が最も高いと言われており、仮に生涯ミラドライの手術を受け続けるとなると、非常に高額な費用となります。
様々な噂や口コミがあるミラドライは本当に効果があるのか、メリットとデメリットを挙げながら解説していきます。
ワキガ治療「ミラドライ」のメリット・デメリット
ミラドライの手術は皮膚を切開したり、穴を開けないため「傷跡が残らない」として女性から特に支持されている治療法です。
ミラドライの手術方法
ミラドライは脇に特殊な電磁波を流すことで、アポクリン汗腺を破壊して汗を出ないようにする(汗腺の機能を止める)手術です。
汗腺が破壊されるため、当然その部位から汗は出なくなりますし、外科的な治療ではないため傷跡も残りません。しかし「汗」という自然の代謝機能を破壊するということは、当然体に何かしらの害を与えることとなります。
ミラドライのメリット
- 傷跡が残らない
脇の切開を必要とせず、電磁波を流す手術なので傷跡が残りません。施術時間も10分とかからないため痛みも一瞬です。 - ダウンタイムが短い
術後は皮膚の回復に時間がかかりますが、切開をしていないのでその日から通常の動きが可能です。もちろんスポーツもOK。最もダウンタイムが短い手術はボトックス注射です。 - 長期的な効果が期待できる
傷を残さない手術の中でも、ミラドライは長期的な持続効果が期待できます。しかしその「長期的」という意味から分かるように、効果が永続的ではないことになります。短くて数ヶ月~半年以内に効果がなくなってしまうこともあり、半年を過ぎると再治療に同額の治療費がかかります。 - 精神的な不安が少ない
脇には血液が大量に流れているため、切開することに抵抗や不安があります。電磁波を当てるだけのミラドライは精神的な面でも安心できます。手術もその当日で終了するため彼氏や家族、友人にもバレません。
ミラドライのデメリット
- 麻酔が痛い
切開しなくても、電磁波を当てるために脇に麻酔を打ちます。その麻酔が痛みを伴います。逆に言うと、これさえ凌げば痛みを伴う施術は今後ありません。 - 脇が腫れる
火傷のように脇が腫れてしまうことがあります。汗腺を破壊する強力な電磁波を流していて、皮膚も一緒に破壊されてしまいます。痒みやかぶれを伴うこともあります。 - 再発する
ミラドライによってワキガの臭いを抑えることはできますが、これも完全ではありません。再発の可能性はほぼ100%。長くても1~2年が効果の限界で、短いと半年以内に再発します。また他の部位からの多汗症(代償性発汗)や、スソワキガに転移することもあり、「汗」という悩みから逃れることは難しいとされています。 - 症例数が少ない
導入されてからまだ日が浅く全国的な症例数が他の手術に比べて少ない方法です。そのため、保険の適用も病院によってまちまち。ミラドライ自体が生産性も薄いため、数をこなすか費用を高くするかでしか儲けることができないので、やろうとする外科医の先生も少ないと言われています。 - 費用が高い
ワキガの切開手術は約10万円程が相場ですが、ミラドライは約40万~50万円程度の費用がかかります。ワキガ手術の中で群を抜いて高く、かつ先程も話したように「その手の専門家」がいないので、すぐに再発してしまったり、無駄にお金を払ってしまうリスクも高い方法です。
ミラドライの術後はどうなの?
ミラドライの術後は人によって様々ですが、最も口コミで多かったものをまとめて紹介していきます。
- 脇が赤く腫れてしまう
この口コミが非常に多かったです。電磁波を当てているため、皮膚も汗腺と一緒に破壊されています。火傷のように腫れて術後の回復が3ヶ月以上かかる可能性もあります。 - ワキガが再発
汗腺を破壊しても、再び汗腺が再生されることがあります。完全に除去できても体内が異変に気付き必要な器官として再生するようです。 - 他の部分が臭くなる
脇の汗腺を破壊したため、老廃物の出口を1つ潰したことになります。ワキガの元となるアポクリン腺は脇以外にも存在し、他の部分の臭いが強くなり(スソワキガなど)、ワキガや汗の悩みは中々払拭できません。 - 代償性発汗
脇は汗腺の多い部位です。その汗腺をなくなってしまうことで、他の汗腺から出る汗の量も増えます。1日にかく人間の汗の代謝量というのは決まっているため、その出口が前よりも限定される形になり、感覚的に「汗が増えた」と感じることも多いようです。
ミラドライの費用対効果は低い
ミラドライの術後1~3ヶ月間は確かに満足度は高いかもしれません。しかし、手術費用50万円と仮定した場合、1ヶ月あたり10万円の「消臭代」と考えるととてもじゃありませんが費用に釣り合いを感じられません。
「傷が残らない」といっても、(ほぼ間違いなく)汗腺は再生する可能性がある以上、それはメリットではなく自然の摂理としか思えませんよね。手術全般に言えることですが、再発や代償性発汗のような副作用は100%の確率で伴います。
また30代後半になればワキガの汗腺も機能が低下していくと言われています。体臭やワキガの臭いがするおじいちゃん・おばあちゃんがいないように。1月10万円をかけるなら、他の効率的な方法を探して、自然にワキガ解消されるのを待った方が、間違いなく近道かつ経済的だと思います。