自動車の安全装備を重視する理由
自動車の安全に関して最も影響を受けたのは自動車評論家の三本和彦さんでしょう。その当時、大阪市に住んでいたのでサービスエリア外でしたが生駒方向に大きなビルがあったので、地域一帯がそのビルの屋上にある共同アンテナから配線されていました。映りは悪いですがKBS京都がかすかに見ることができたので「新車情報」を毎週見ていました。
三本さんのおかげで欧米車の良いところが日本車になければビシビシと指摘してくれてメーカーの方向性が良い方に向いていったと思います。
特に安全面は厳しく指摘していましたがコストと価格の関係でなかなか採用されないというのが実情でした。(政治力があれば法体系から修正していったのでしょうが…!?)
テレビ番組の影響で知識だけすりこまれていた訳ですが、長いカーライフの中でいろいろな体験をします。若かりし頃、しでかしてしまった事故を振り返ってみると、今のクルマなら事故になっていなかった、怪我をしたりさせたりしなかったと思ってみたりします。
‟岡崎五郎のクルマでいこう”で安全装備のチェックポイントの「横滑り防止装置」、「全席3点式シートベルト」、「全席ヘッドレスト」、「サイドエアバッグ」、「カーテンシールドエアバッグ」のうち最初の3項目はプリウスから、5項目揃ったのがA170からです。
まずは横滑り防止装置、年に1回作動するかどうかの装置ですが働くのが命がかかっているか莫大な修理代がかかりそうな局面ばかりで作動します。それも濡れていたり凍結した路面で働きます。
プリウスで冬の深夜に長距離移動していると100m先を走っていたセダンが突然スピンしてガードレールに激突しました。確か、スカイラインだったと思いますが市販車に横滑り防止装置が装備されていなかった時代の車種でした。
プリウスを所有していた2年半の間に3回作動ランプとブザーが点きました。高速で片輪が水たまりに入ってしまったときは装置が作動しなければ死ぬかと思いました。
Aクラスでは突然の大雪で対向車を避けるために雪の上に乗ってしまった時、発進時にタイヤが空転しかけました。トラクションコントロールが働き何とか発進できましたがその道路の先で何台ものクルマが側溝に落ちていたので安全装置のおかげで高額な修理代が助かりました。
高速道路やワインディングロードで調子に乗りすぎて事故ってしまったという方のクルマに横滑り防止装置が装着されていたら何事もなく平和に過ごしていたかもしれません。横滑り防止装置が注文装備になっていたとするとどこのメーカーでもおよそ6万円です。保険だと考えてももしものときに失うものに対して価値が高いと思います。
次にリアシートについての私見です。
通常、普通車の乗車定員は5人が多いです。前席2名、後席3名というのが標準です。
これまでは国産の小型車は後席のセンターにヘッドレストがなくてシートベルトが2点式なのが当たり前でした。5人乗車した場合後席センターに座らされる人が出てきますが、2点式シートベルトは座るときに邪魔で積極的に装着する気になりません。また、追突されたときに4人の頸椎はヘッドレストである程度保護されますが一人だけ無防備。大けがしても追突した運転手(追突したクルマの保険)が被害者に対して責任をとりますが、原因を作った自動車メーカーやそんなクルマを選択した購入者や販売した販売会社は責任をとりません。
日本の法律に合致してればいいならばヘッドレストがなくても罰せられないので一部の軽四輪車はコストダウンと軽量化のために顧客を大怪我させるのを承知で、燃費だけを主張して積極的に販売しています。
VWのインパネにある警告灯です。うちのAもMINIも、妹のGOLFも後席シートベルト警告が付いています。
高速走行で事故があったときに後席の乗車員の死亡が多いと聞きます。前席のベルト装着は当たり前になっていますが後席は警察官が確認しにくいのと道路によっては、反則金を徴収されないので法整備されても装着率が低いといわれています。
私は後席シートベルトが全員装着したことを警告灯で確認しないと出発しません。
そうやってみんなが良い習慣がつけばいいと思っています。運転する私も全員がシートベルトをしていてくれたら安心です。
最後にサイドエアバッグとカーテンシールドエアバッグですが、必要だなと思った体験は家内が唯一起こした事故の時です。
自車は三菱ミニカ、相手車はエスティマで発進時の安全確認ミスで車体の横同士が接触してしまいました。エスティマが傷がいっただけでしたがミニカはシャーシが歪んで全損。運転席横の窓ガラスが割れて手から血が流れていました。
そんな場合の負傷を防止するためのカーテンシールドエアバッグなのだと思っています。
サイドエアバッグは車体の横から衝突されたときに作動するそうですが、輸入車を長らく扱ってきた会社の社長が「サイドエアバッグが開いたクルマが入庫してきたのを見たことがない」と言っていました。この点に関しては私も勉強不足でクルマの横から時速60kmで衝突されたときに風船でどれだけ乗員を守れるのか疑問があります。時速5km程度だと歪んだボディが乗員に接触することは考えられないので、最初から付いているなら何となく安心できるという程度なので、ほとんどの国産車がオプション扱いですので、私が国産車を注文する場合その費用をナビやバックモニターに投資するかも知れません。
とにかく、年末発表された新型普通乗用車はエアバッグ以外は全車標準装備なので平和なカーライフがおくれる確率が高いと思っています。
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