日本酒の美白効果ってどんなもの?
ツイート日本酒を仕込む杜氏の手は白くてなめらかで美しいのです。その手に注目されて、日本酒の美白効果が研究されることになりました。
塗るばかりでなく、日本酒は「飲む温泉」とも言われ、血行を良くして代謝を上げ、血管壁をきれいにするコレステロールを増やして動脈硬化を予防したり、血栓を防いだり、利尿剤の役目をしたりします。
塗ってよし、飲んでよしの日本酒の秘密をご紹介しましょう。
日本酒に含まれる成分
日本酒には、数百種類以上の微量物質が含まれています。
アミノ酸をはじめとして、ビタミン、ミネラルなども多く含みます。そのなかで、美白に効果があるとされているのは以下の成分です。
- コウジ酸
- フルーツ酸
- αGG
- フェルラ酸
コウジ酸の美白効果
コウジ酸は、麹菌が発酵過程で生み出す物質です。
シミやそばかすの原因になるメラニン色素を作り出すチロシナーゼという酵素の働きを抑え、メラニンの生成量を減らします。
また、年齢とともに肌が黄ばんできてしまう「黄ぐすみ」を改善する働きがあります。黄ばんできてしまうのは、「糖化」という働きによるものです。
糖化は、体内のコラーゲンと食事でとった糖が結びつく現象のことで、誰にでも起こります。
コウジ酸には抗糖化作用があります。抗糖化作用により、コラーゲンの硬化も防ぎますので、肌をみずみずしく保つ効果もあります。
フルーツ酸
ピーリングに使われている成分です。強いピーリング成分は週に1~2度しか使うことはできませんが、日本酒に含まれているフルーツ酸は微量なので、毎日朝晩でも使えます。
フルーツ酸は、古くなった角質をはがし、除去することによって肌の再生を促進します。
古い角質には、メラニン色素が蓄積しています。新しい肌細胞への代謝を促すことによって、くすみのない肌になることができます。
αGG
肌のヒアルロン酸とコラーゲンの生成を促進させる力があります。コラーゲンは加齢とともに糖化します。また、紫外線が活性酸素を発生させると、活性酸素の働きによって破壊されます。
αGGは、ヒアルロン酸とコラーゲンを作り出す酵素の働きを高めます。弾力ある若々しい肌を作り出し、保湿性を高めることがわかっています。
フェルラ酸
フェルラ酸は、ポリフェノールの一種です。抗酸化作用の物質で、活性酸素を除去する力があります。
活性酸素は、紫外線によって生み出されます。チロシナーゼを刺激してメラニン色素を作り出し、コラーゲンを破壊します。シミやそばかす、くすみ、シワやたるみの原因となります。
フェルラ酸は、活性酸素の害を除去する力があります。メラニン色素の過剰生成を抑制し、コラーゲンの破壊を防ぐことによって肌の老化を防ぐことができます。
日本酒を飲んだ場合の美白効果
代謝を高めます
日本酒は、「飲む温泉」です。血行を良くして代謝を高める働きがあるので、適量を飲むことにより、肌細胞の老廃物を排泄する働きを高める効果があります。
肌細胞の老廃物には、メラニン色素も含まれます。できてしまっているメラニン色素の除去を助ける働きが期待されます。
日本酒を使う場合の注意点
日本酒には「種類」があります
美肌や美白のために日本酒を使いたい場合は、かならず原材料をチェックしてください。原材料が「米、米麹」のみのものがベストです。
日本酒は、早く仕込むためや味を調整するために、「糖添(とうてん)」とよばれる処理をすることがあります。糖分を添加することです。
「アル添」と呼ばれるものもあります。こちらはアルコールを添加したものです。
これは、促成栽培に近いものがあるため、コウジ酸をはじめとする美白成分の働きが十分には期待できません。必ず原材料をチェックしてください。
日本酒を使った美容方法
日本酒ローション
※アルコールの刺激が気になる方は、一度加熱して下さい。70℃以上でアルコールは飛びます。
日本酒ローションは、日本酒をそのまま肌につけるだけ。これで保湿効果と美白効果が望めます。
そのままでもよいのですが、加えることによって効果が増す食材もご紹介します。
豆乳
顔の産毛を薄くする効果と、皮脂を抑えてくれる効果が期待できます。もちろん、イソフラボンの美白効果もプラスされます。
昆布
日本酒に漬け込んだ状態で一晩おき、その日本酒を使います。昆布の保湿成分が肌に潤いを与えます。細胞の代謝を活発化する働きもあります。
きゅうり
抗炎症効果があります。日焼けのあとのほてりを鎮静化させます。
日本酒パック
コットンにしみこませたり、顔パックにしみこませて使う方法が一般的です。
コウジ酸の相乗効果を狙うパックとして、酒粕を少量、好みの固さに日本酒で練る方法があります。高い美白効果と保湿効果が期待できます。
日本酒風呂
女優さんたちが多く使っていることで有名になりました。日本酒にはフルーツ酸の力で洗浄力もあるので、お湯がたいへん汚れます。
お風呂のお湯に日本酒を適量入れるだけです。5合(0.9L)入れると、かなり洗浄力の強いお湯になり、発汗作用も高くなります。
刺激も強いので、心臓疾患の方、ぜんそくを持っている方には量を減らしてください。
アルコールに弱い方、お子様も一緒に入るという方は1合(180ml)から始めて様子を見てください。