チチガは、自覚しづらいものです。
行為後に彼氏から指摘を受けたり、授乳後の赤ちゃんからワキガ臭を感じて「もしかしたらチチガかも…」と悩む女性は多くいます。
この記事は、「チチガのチェック方法から対策・治療法」を解説します。
手術で治せるのか、市販クリームといったセルフケアで対処できるのか悩んでいる女性は、ぜひチェックしてみてください。
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チチガの原因・特徴
チチガ(乳輪ワキガ)とは、裾(すそ)ワキガのひとつです。
胸や乳輪近くから、わきが臭が感じられます。
チチガの原因
チチガの原因は、「アポクリン汗腺」です。
アポクリン腺から分泌される汗は、においの原因となる成分を多く含み、ベトベトしています。
汗と皮脂が混ざり、皮膚にいる細菌に分解されることで、乳輪まわりから「わきが臭」が発生します。
アポクリン汗腺の特徴
アポクリン汗腺は、数に個人差があるものの、すべての人にあります。
第二性徴がおこる思春期ごろに発達するため、9~15歳あたりでチチガになりやすいようです。
また、女性ホルモンが急激に増える初潮のときに、チチガを発症しやすくなります。
チチガの特徴
チチガは、男性よりも女性に多い悩みです。
男性もチチガになる可能性がありますが、女性のほうが強い臭いのチチガになりやすくなります。
女性は、ブラジャーを着用するため、乳輪付近が蒸れやすく、雑菌が繁殖しやすいためです。
また、アポクリン汗腺は性的な興奮で活発になるため、彼氏との行為中にチチガ臭が強くなる傾向があります。
そのため、チチガの臭いや味が、彼氏と別れる原因になるケースがあるようです。
チチガはどんな臭い?
チチガ臭の感じ方は個人差がありますが、一般的に「玉ねぎの腐った臭い」といわれます。
また、鉛筆の芯の臭いに感じたり、カレーの香辛料であるクミンのような臭い、ネギ臭い、生乾きの洗濯物みたいな臭いと感じるひとがいます。
チチガはどんな味?
チチガの場合は、乳首を舐めると「苦い」と感じる人が多くいます。
また、ネギのような味であったり、酸っぱいと感じる人がいます。
なかには、「舌がしびれる」と感じる人がいるようです。
チチガのセルフチェック方法
それでは、自分でチチガを確かめる方法をチェックしていきましょう。
チチガを確認する5つのチェック方法
チチガをセルフチェックする方法は、以下のとおりです。
- 両親がワキガ・チチガである
- ワキガ・スソワキガである
- 耳垢が湿っている
- ブラジャー・下着に黄色いシミがつく
- 外したブラジャーが臭い・湿っている
ひとつでも当てはまっている場合は、チチガの可能性があります。
くわしく、みていきましょう。
両親がワキガ・チチガである
チチガの原因であるアポクリン汗腺の数は、「遺伝」で決まる確率が高いものです。
そのため、両親がワキガやチチガの場合は、アポクリン汗腺が多い体質を引き継いでいる可能性があります。
遺伝により、両親からワキガ体質を引き継ぐ確率は、じつに80%以上です。
両親のどちらか一方がワキガ・チチガの場合は、50%の確率です。
ワキガ・スソワキガである
すでにワキガやスソワキガで悩んでいる場合は、チチガを併発している可能性が高くなります。
体質的に、アポクリン汗腺が多いと考えられるためです。
耳垢が湿っている
耳のなかは、アポクリン汗腺が集中している場所です。
そのため、耳垢が湿っている場合は、アポクリン腺から活発に汗が分泌されていると考えられます。
耳垢が常に湿っているひとは、臭いの原因となる汗の分泌が多く、チチガの確率が高くなります。
ブラジャー・下着に黄色いシミがつく
身に着けていたブラジャーに汗染みのような黄ばみが確認できたら、チチガの可能性があります。
アポクリン腺の汗は「リポフスチン」とよばれる色素成分が含まれているため、分泌されると下着に黄色いシミがつきます。
黄色いシミでチチガをチェックする方法
チチガを確かめたい場合は、ブラジャーのなかにティッシュやガーゼを入れて過ごしてみるとよいでしょう。
一日の終わりに、入れていたティッシュやガーゼを確かめてみてください。
黄色くなっていた場合は、チチガの可能性が高くなります。
外したブラジャーが臭い・湿っている
外したブラジャーを嗅いだときに、臭いがある場合は、チチガの可能性があります。
ブラジャーのなかは蒸れやすいため、チチガ臭が強くなります。
また、ブラジャーが湿っているときは、汗の分泌が多いと考えられます。
ブラジャーといった下着に、においや湿り気などを感じる場合は、チチガを疑いましょう。
出産後はチチガになりやすい?
出産後、乳首あたりから突然臭いが気になりだすケースがあります。
アポクリン汗腺の数は生まれたときに決まっているので、ある日突然チチガになるということはありません。
しかし、出産後は女性ホルモンの影響で、急にチチガを発症する可能性があります。
産後は、ホルモンバランスが変化し、アポクリン汗腺の働きが活発になるためです。
とはいえ、産後に感じるチチガ臭は、「一時的なもの」です。
ホルモンバランスが元通りになると、チチガの臭いは落ち着きます。
授乳で赤ちゃんにチチガがうつることはない
チチガであっても、赤ちゃんへの授乳は問題ありません。
産後は、チチガ臭がおこりやすいため、「母乳をあげても大丈夫?」と不安に感じてしまうママが多くいます。
遺伝として、あかちゃんにワキガ体質が引き継がれることはあり得ますが、授乳により、赤ちゃんがチチガになることはありません。
授乳後の赤ちゃんからチチガ臭を感じたとしても、一時的なものです。
乳輪にぶつぶつ・ボツボツがあるとチチガ?
乳輪まわりにあるぶつぶつや、ボツボツは、チチガと直接は関係がありません。
ぶつぶつやボツボツの正体は、「モントゴメリー腺」と呼ばれる皮脂腺です。
モントゴメリー腺は、乳輪まわりに存在しており、授乳のときに、乳首の位置を赤ちゃんに教えるフェロモンを出す働きをしています。
チチガ臭は、汗と皮質が混ざり合うことで発生するため、まったく関係がないとは言えませんが、乳輪まわりのぶつぶつやボツボツが目立つからといって、チチガであるとはいえないというわけです。
片方だけがチチガになる?
片胸だけがチチガになるということは、理論上考えられません。
ただし、利き腕側のアポクリン汗腺のほうが活発に働くという説があります。
そのため、軽度のチチガであれば、利き腕側の乳輪まわりから臭いを感じられるかもしれません。
チチガの治療法
つぎに、チチガの治し方を解説します。
チチガは、病院で治療ができます。
とはいえ、「保険適用外」での治療となるため、チチガの治す費用は高額になります。
ここで、チチガの治療方法と効果・費用をチェックしてきましょう。
電気凝固法
電気凝固法は、針から高周波の電気を流し、アポクリン汗腺を固めてしまう方法です。
| 費用 | 効果 |
|---|---|
| 12万円 | 即効性があるいっぽう持続性が低い |
施術時間が短く、治療後すぐに効果を感じられます。
ダウンタイムもほとんどありませんが、やがて元に戻って再発してしまう可能性が高い治療法です。
ビューホット
ビューホットは、細かい針からマイクロ波を照射してアポクリン汗腺を壊す方法です。
| 費用 | 効果 |
|---|---|
| 15~20万円 | 半永久的 |
1度の施術で、チチガの臭いがなくなる最新の治療法です。
チチガの場合は、ほかの部位よりアポクリン汗腺が弱いため、一度の治療で満足できるひとが多くいます。
ウルセラドライ
ウルセラドライは、高密度の超音波でアポクリン汗腺を壊す方法です。
| 費用 | 効果 |
|---|---|
| 1回15万円 | 満足するには最低2回の施術が必要 |
医師がエコー写真でアポクリン汗腺を目視しながら、治療をおこないます。
一般的に、2回施術を受ければ、ほとんどチチガが気にならなくなります。
とはいえ、なかには満足できずに3~4回施術する人がいます。
ペアドライ
ペアドライは、ビューホットとウルセラドライを組み合わせた治療法です。
| 費用 | 効果 |
|---|---|
| 18万円 | 1回の治療で完了 |
効果の高い治療を組み合わせることで、再発率が低い方法です。
再発の心配もほとんどなく、1回の施術で済むため、急いで治療を終えたいひとはオススメです。
ちなみに、ペアドライとウルセラドライは、商標の関係で「川崎中央クリニック」でのみ施術できます。
ミラドライ
ミラドライは、マイクロ波を照射してアポクリン汗腺の働きをおさえる方法です。
| 費用 | 効果 |
|---|---|
| 30万円 | 半永久的 |
施術後すぐに、「臭わなくなった」と感じるほど即効性がある治療法です。
そのほかに、当日からシャワーを浴びられるため、生活に支障がでない魅力があります。
ボトックス注射
ボトックスは、汗をおさえる注射を打つ治療法です。
| 費用 | 効果 |
|---|---|
| 5~10万円 | 一時的 |
ボトックスの効果は一時的なもので、臭いが気になりだすたびに注射を打ちなおす必要があります。
また、即効性がないため、注射をうって数日後から効果を感じられます。
チチガが気になるたびにボトックス注射を打っていると、結果的にどの治療法より高額になってしまうケースが考えられます。
切開手術
切開手術は、メスを使ってアポクリン汗腺を取り除く治療法です。
| 費用 | 効果 |
|---|---|
| 30~40万円 | チチガがなくなる |
臭いの原因であるアポクリン汗腺を取り除いてしまう方法のため、チチガを根治する治療法といえます。
とはいえ、乳輪まわりの切開手術は皮膚の壊死といったリスクが高いため、なるべく避けたい治療法です。
また、一度の手術ですべてのアポクリン汗腺が除去できるとは限らず、取り残しがでてしまう可能性があります。
ほかに、術後は通院が必要で、痛みに悩まされるケースがあります。
自分でできる!チチガの対処法
病院で治療を受ける以外に、自分で対処できるチチガ対策を解説します。
食生活を見直す
食事が、チチガ臭を強くしている可能性があります。
動物性たんぱく質(肉類)や、脂質が高い食事は、アポクリン汗腺を活発にするため、臭いがきつくなります。
また、アルコールや辛い食べ物は、発汗作用があるため、臭わせたくないときは控えるようにしておくとよいでしょう。
梅干しを食べるとチチガ臭が減る?
チチガの臭いをおさえる食べ物に、「梅干し」があります。
梅干しは、クエン酸を多く含み、汗の臭いをおさえてくれます。
とはいえ、塩分が高いため、1日1粒を目安にしましょう。
デオドラントクリームを使う
デオドラントクリームを塗ることで、チチガの臭いが気にならなくなるほど軽減できます。
クリアネオ
| 特徴 | 肌にやさしく即効性がある |
|---|---|
| 価格 | 5,980円(税込)→定期コースの場合:4,980円(税込) |
クリアネオは、とにかく肌にやさしく・チチガを含むわきがの臭いをすばやくおさえてくれる商品です。
わきが対策として、利用者の97%がリピーターとなる人気アイテムです。
ラポマイン
| 特徴 | 継続するほど臭いが気にならなくなる |
|---|---|
| 価格 | 8,560円(税別)→定期コースの場合:5,700円(税別) |
ラポマインは、即効性がないものの、使用を続けることで臭いが気にならなくなるアイテムです。
保湿力に優れ、黒ずみケアや、抑毛作用が同時に期待できます。
市販品・市販薬を使う
チチガ臭をおさえられる市販品や市販薬をチェックしてみましょう。
海露
海露(うみゆつ)は、消臭・制汗効果がある医薬部外品のジェルです。
天然由来成分で肌にやさしく、チチガに使えます。
オドレミン
オドレミンは、汗止め薬で、市販購入が可能です。
塩化アルミニウムにより、高い制汗作用があります。
ただし、殺菌効果がないため、根本的な対策には向いていません。
また、副作用で強いかゆみを感じる人が多くいます。
オドレミンの濃度を薄めて使用することで、ピリピリとした刺激やかゆみ・かぶれをおさえられますが、使用を繰り返すごとに効き目が薄れていきます。
馬油
馬油(バーユ)は、殺菌作用があり、チチガの臭いをおさえられます。
保湿成分が豊富で、副作用が少ないメリットがあります。
ただし、制汗作用がないため、日常的な臭い対策はできません。
一時的にチチガの臭いを軽減できる程度と考えておきましょう。
清潔を心がける
チチガ対策は、乳輪まわりを清潔に保つことが大切です。
通気性のよいサイズがあった下着をつける
きつい下着は、汗やムレの原因になるため、チチガ臭を強くします。
天然素材で、バストのサイズになった下着をつけるようにしましょう。
ヌーブラはチチガを強くする
とくに、ヌーブラはまったく汗を通さないため、チチガの臭いがきつくなります。
ヌーブラのなかは湿った状態が続き、雑菌の繁殖につながります。
臭いが気になる場合は、なるべくヌーブラを避けて、通気性のよいブラジャーを選んでみてください。
ジャムウソープで洗う
ジャムウソープは無添加で、肌にやさしい石鹸です。
雑菌の繁殖をおさえる作用が強く、チチガのにおいケアに使えます。
ジャムウクリアナノソープ
| 特徴 | 臭い・黒ずみをケアできる |
|---|---|
| 価格 | 100g 1,470円 |
重曹風呂につかる
重曹は、汗の臭いを消し去る働きがあります。
そのため、重曹を入れた湯船につかることで、チチガ臭をおさえられます。
重曹風呂は、ワキガ臭全般のケアにオススメです。
ミョウバン水を使う
ミョウバン水は、殺菌と消臭作用があります。
「焼きミョウバン」は、料理に使われるため、食品スーパーで購入できます。
殺菌作用があるため、チチガ対策によいいっぽう、肌質によってはかゆみやただれが起きてしまうケースがあります。
また、消臭作用が強いわけではないので、中度以上のチチガケアは難しいかもしれません。
ムダ毛を処理する
乳輪まわりのムダ毛は、汗や蒸れの原因です。
そのため、ムダ毛を処理することで、臭いをおさえられます。
とはいえ、カミソリといった自己処理でケガをしてしまうと、傷口から雑菌が繁殖してしまうケースがあります。
ムダ毛が濃く、処理頻度が高い場合は、脱毛を検討してみてもよいでしょう。
ストレスを溜め込まない
適度に、ストレスを発散するようにしましょう。
ストレスは、「交感神経」を刺激するため、汗をかきやすくなります。
ストレスに限らず、緊張や興奮状態は、チチガ臭がきつくなります。
意識して汗をおさえることはできないので、ストレスや緊張場面は、デオドラント商品や制汗スプレーを活用してみてください。
たばこの吸いすぎに気をつける
また、交感神経を刺激するものに、タバコの喫煙があります。
イライラしたときに、ついタバコの本数が増えてしまうひとは余計にチチガ臭を強めている可能性があります。
避けたいNG対処法
チチガの対処法として、香水や香料を含むボディクリームの使用は避けてください。
臭いを香料で誤魔化す方法は、かえって悪臭をまねく恐れがあります。
また、乳首周辺はデリケートな部分のため、ボディ用の制汗剤は刺激が強すぎる場合があります。
「デオナチュレ」など、消臭クリームの直接塗りは、肌トラブルの恐れがあり危険です。
そのほかに、「オロナイン」は、チチガケアとしては使えません。
殺菌作用があるため、一時的に臭いをおさえられますが、制汗や消臭作用があるわけではないので、すぐにチチガが気になりだします。
オロナインの成分で、肌が乾燥して炎症をおこしてしまうケースがあるため、チチガケアとしての使用は避けましょう。
治療は最終手段!チチガは自分で対処できる
チチガの原因から対策まで確認してきましたが、いかがでしたか?
胸の臭いが気になる場合は、アポクリン汗腺が多い体質か、食生活がチチガを強めているかもしれません。
また、産後はホルモンバランスの変化で、一時的にチチガになるケースがあります。
病院の治療は、保険適用外のため高額になりやすく、まずは自分でできる対処法でケアしてみるとよいでしょう。
「クリアネオ」といった市販クリームはチチガを含むワキガを即効でケアできますので、「すぐに臭いをどうにかしたい」という場面で活用してみてください。
また、チチガの原因は汗なので、日頃から「清潔を保つ」ことを意識して過ごしてみましょう。