東部担当のサノさんと取材に伺ったのは、

1月中旬の土曜日の午後。

二人とも、

このパンやさんにお邪魔できるのを、

それはそれは楽しみにしていたのです。

お店の名前は、

"pain raisin raisin"(レザンレザン)。

藤枝市内だけではなく、

遠方からも訪ねて見えるお客様も多く、

上質のパンを提供して下さるお店です。

藤枝市内には、いくつかパン屋さんがありますが、

酵母を大切にしたパン作りをしている、

貴重なお店です。

オーナーの秋山雅己さんは、

以前静岡市内で

コーヒーとケーキのお店を営業されていたそう。

2007年3月に

藤枝市駅北でこのレザンレザンをopen、

その後、駅南にお引越しして

今年で3年目を迎えるとのこと。

 

レザンレザンさんと言えば、

自家製酵母を使った

ハードなパンが有名。

小麦の風味をしっかり感じられる、

一度食べたら忘れられないお味です。

 

「よく『天然酵母』という言葉を使いますが、

うちのは『自家製酵母』なんですよ。」

秋山さんのお話では、ドライイーストもこだま酵母も

広い意味では天然酵母に含まれてしまうそうです。

レザンレザンのパンは、なるべく小麦の味のするものを、という思いから、

イースト菌はほんの少ししか使用していないと。

「イースト菌は糖分を食べて、分解して炭酸ガスを出す。

だから、イーストを入れすぎちゃうと、粉の甘みを食べちゃうんですよ。

インスタントドライイーストは力が強いから、

うちで使うのは、スターターとしてほんの2%~0.7%。

少ないイーストでも時間をかけてあげればちゃんと発酵を進めてくれるんです。」

使用する酵母は、6種類ほど。

種類によっては、自家製酵母のみで、

イーストは一切入れてないものもあるんです。

『パン作りにはイースト菌は欠かせないもの!!』と

思っていた私たちには全く新鮮な驚きでした。

「ビール、ヨーグルト、レーズン、全粒粉、藤枝酵母(藤枝産無農薬小麦を使用)、サワー種。

ここにあるパン(ハード系のもの)は、

食事パンですから、ワインとチーズと一緒に食べるのもおいしいんですが、

和食にもあうんです。

冷奴なんかにもオススメですよ。」

オリジナルの藤枝酵母を使用したパンは、

焼津産の無農薬高梁(コウリャン)を

石臼でひいたものを混ぜて焼き上げます。

雑穀の素朴な食感と藤枝産の小麦の

香り豊かなパンです。


 

高粱をひくための石臼も店内に。

お子様連れのお客様を見ると、

ご自身のお子さんやお孫さんが思い浮かぶそう。

「いいものをおいしく食べたい、というのがモットー。

体は食べ物で出来ていくでしょう。

だからいいものを体に入れてあげたい。

体にいいからって、

まずいものを無理して食べるのはね・・・」

確かに。

ごはんは楽しくおいしく頂きたいです♪

 

こちらが、ドイツパン『ベルリーナラントブロート』。

サワー種と全粒粉、2種類の酵母を使用。

しっかりとした歯ごたえのパンで、

少し酸味があります。

こちら、ゴルゴンゾーラと蜂蜜で頂くのが

オススメだそう。

「パンは焼きあがっても生きています。

1日目にはすぐ切れないんです。

30時間後に切ることが出来るんですが、

2~3日目がおいしく頂けます。

4~5日はもつんですよ。」

こちらは『くるみのリュスティック』。

ミキサーを使わず、

手ごねで長時間熟成させたもの。

「パン生地は、練れば練るほど

粉の味が抜けていきます。

このパンは練りこまないので、

こんな形でしか作れないんですが、

その代わり、小麦の味が生きています。

バターをのせて食べるとおいしいんですよ!

バターがパンをおいしくしてくれるんじゃなくて、

バターをおいしくしてくれるパンなんです!」

 

店内には、ランチにぴったりのサンドイッチもあります。

秋山さんは、お料理もお好きだそうで、

季節によって挟むものが変わるという

チャパタ(イタリアのパンで"スリッパ"の意味だそう)サンドや、

ランチボックスがとてもおいしそうでした♪

その隣には、ケーキも!!

元ケーキ屋さんの秋山さん、

パン屋さんだけど、ケーキも販売されています。

店内の東側のイートインスペースで、

ケーキとお茶を頂くことに。

ゆくゆくは、

コーヒーやお茶も提供する予定だそう。

普段はドリンクサービスはないのですが、

この日はご厚意で

竹沢製茶さんの栗茶を入れて頂きました♪

竹沢製茶さんは、レザンレザンさんとコラボしていて、

クリスマス時期には、

フリーペーパーに『お茶×シュトーレン』で紹介されたそうです。

栗のほのかな甘みと、香ばしさが香るお茶は初めての味でした。

 

そして、ケーキはこちら。

『ケーゼ・クーヘン』(¥600)という、

ドイツの伝統的なチーズケーキ。

クリームチーズと卵と生クリームをたっぷり使用しています。

このケーキ、しっとりとしていて、

甘みはかなり控えめ。

でも、底に敷かれたレーズンの甘みが程よいアクセントとして

素材同士を引き立ててくれます。

子供たちには贅沢すぎて分けてあげられないね、

なんて佐野さんと話しながら(笑)

 

こちらは、お店の名前がついた『レザンレザン』。

レーズンたっぷりの

小麦味がしっかり感じられるパンで、

レザンレザンさんの入門編。

 

 

「通りかかったことはあるけど・・・」

という方は、ぜひ、かわいいお店を訪れてみてください。

どれにしようか迷ったら、

カウンターにいらっしゃる奥様がおいしい頂き方なども教えて下さいます。

 

「焼き上げるパンには、

1個1個に対しての思いが込められています。

早くしようとすれば、できないことはないんです。

でも、おいしくするために時間がかかったとしても、

やることはやるのがプロ。」

この日伺ったお話の中で、一番印象的だった言葉でした。

 

秋山さん&奥様、お忙しい中、お話を聞かせて頂いて、

ありがとうございました♪

 

佐野さんの頂いたケーキもおいしかったですよ~♪


[レザン レザン]

〒426-0062

藤枝市高岡2-3-2

営業時間:8:00~17:00

定休:水曜日

blog:http://raisinraisin.eshizuoka.jp/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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