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怪しいパートナー 第8話(下) 手放せない人


(2017.06.01)

怪しいパートナー 第8話(下) 手放せない人

賃借料、光熱水道料金の未払いから、ボンヒの事務所は撤去の危機

「はい、来週中に事務所を空けます。
 ええ、守りますので信じて下さい」

…は~、仕事と住むところを探すためにも、
コンピューターだけは必要だわ…。



そこに、法務研修所のクラスメートのオ・ヒギュ(33歳)からの救いの電話
大手の法律事務所への就職斡旋です。

集合予定のレストランでは、ピョン代表の指示で先にジウクとウンヒョクが来ています。
弁護士事務所の仲間との懇親会です。



こんなことが不得手なジウクはグラスを合わせることなく、一人酒と同じ。



やって来たボンヒはウンヒョクに“サイン”



法律事務所の代表たち

「いや~、テレビや新聞で見るよりも美人だな」

「そうだな~。 殺人容疑者には見えない」


近くの席で見ているウンヒョンは、

「彼女はあれで雇ってもらえそうだな」

「チッ! こいつめ…」


ボンヒとヒギュは気に入られるために、大サービスを始めます。



泡立つビールに焼酎を入れて“爆弾酒”



陽気にエンターテイナーに徹する二人でした



「見ていられない」ジウクはトイレから出て来るボンヒを待って、
「なんであんな男たちと一緒に飲んでいるのか?」

「解るかしら?
 これは第一次面接のようなものだわよ」

「そうだと思っているのか?
 飲み屋で面接なんてナンセンスだ」


「無意味だろうが何だろうが、そんなことは気にしません。
 とにかく上手くやらないとね」

「やあ、それは“溺れる者は藁をも掴む”の例え話と同じだ」

「藁でもいいのですよ。 今はこれしかない」

「チャンスはこれだけじゃないだろう。
 もっと探せば…」

「ノ弁護士、私には探している時間なんてないのです」

「…」

「私が平気に見えるかもしれないけど、
 ノ弁護士の家に住み込んで、
 迷惑をかけるわけにはいきません。
 これ以上、恥をかくわけにもいきません」


「…」

「では…」


合格?

「決めたぞ! 仲間に入れる」

「本当ですか? ありがとうございます!」

「やあ、お前は俺に感謝しろよ!
 借りができたと思えよ!」
(ヒギュ)

「ええ、本当に、本当に感謝するわ!」

「個性が豊かだから、訪問にはピッタリだ。
 ルックスが良いから、もっとクラッシーでセクシーな服を着て…」
(代表①)

「ああ、クライアントの好みはミニのスカートと胸を開いた服だ」
(代表②)


「すみませんが…。よく分かりません」

「それで訪問弁護士サービスをするんだ。簡単さ」
(ヒギュ)

「…、やあ!
 どうして先に言わなかったのよ」

「…」


「なぜ先に言わなかったのですか?」

ボンヒが怒り出すので、ジウクが席を立ってボンヒの隣に立ちます。

「短いスカートに胸を開いた上着…ですか?
 まるで女性のことを…」

「…」


ボンヒがビールを引っ掛けようとするところをジウクが止めます。

「こんな奴らに無駄なエネルギーは使うな」

「…」

「酒ももったいない」

「…」

「そのグラスは俺が頂く…」

「…」

「…」

「…」

「帰ろう、ウン・ボンヒ弁護士

ええ、帰りましょう、ノ・ジウク弁護士


満足顔のウンヒョク



外に出た二人

「あまりにも侮辱されました!
 何も言わないで下さい!」

ジウクはボンヒの腕を掴んで



顔を向けて、



「君は俺のやっかい者じゃない」

「…」

「もう一度、俺のところに来い」

「…」

「一緒に働こう」

「…、いったい何を言うの…」


酔いが回ってボンヒの肩に…。



「!」


残された者たちはトイレ

「あの目を見たか?!」

「本当に殺人を犯した目だった」

「!」


ウンヒョクは簡単には許しませんでした。

「すみませんでした~」


翌朝のこと。
ジウクは今日も熟睡ができたようですが、二日酔い…?

「!」


「…」


「はっ!」


待ち構えていたボンヒ

「そんな態度はするな!」


「どうかしら?」


「やあ、ウン・ボンヒ…、もしかして昨夜は…」

「…」


「何というか…、男と女が…」

「んん」

「ないよな…?」

「どうかしら…?」

「もっと他の言葉はないのか?」

「あ~、そうだわ…」

「やはり…だよな…」


「寝たのか寝なかったのが分からないもどかしさ…、
 知らないという、もどかしい気分。
 さ~て、どんなものか解って欲しいわ。
 ははは、は~ははは」

…しかし、“戻って来い”とは…、どうことなのかしら?
酔っていたから、
自分で何をしゃべったのかも覚えてはいないでしょうね。



この時また新たな殺人がおきそうでした



# 犯人が持っていたのはオートロックを解除する機器だったようです。



さて、こっそりと出かけようとするジウクでしたが…、

「あっ!」

「どこに行くのですか?」

「あ~!」


「週末は仕事はないでしょう?」

「あれ、君もオフなのか?」

「事務所のチェックに行かないといけないですから…」

「…」


「お! 鑑識の結果が出たようです」

「!」

「ええ、知らせて貰えますか」

「…」


鑑識と名乗った男からの電話で、「何も発見はできませんでしたが、お話があります」
「ええ、私の方から駅で探します」

「…!」

「…」


そこに訪問者

「アンニョン…、久しぶりだわね」


「!」


「…」



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ジヘに言っていたようにユジョンが訪ねて来ました。
ジウクにとっては青天の霹靂!
ボンヒはすぐに二人の関係に気が付いたようです。

ところで、チョン地区検事長からの圧力のために、直接の被害が出ていたのはピョン代表の法律事務所でした。
この時からジウクは自分が出て、独立する心の準備と決心を固めていたようです。
胸には“辞表”を忍ばせて…。

やはりボンヒにとっては頼もしいパートナー。
そして、ジウクにとっては、
手放すことができなくなった“悪運の人”。


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