HIVの症状として多く出現しているのが脂漏性皮膚炎です。
免疫力が低下して改善しなければHIVの症状も疑いましょう。
免疫力が低下する要因は「疲労や寝不足」、「過度なストレス」、「偏った食事」、「加齢(高齢者)」、「悪性腫瘍」、「化学療法や放射線療法」、「副腎皮質ホルモン製剤の投与」、HIV(エイズウイルス)などのウイルスや細菌による感染症などがあります。
体調不良があれば免疫力が低下して起きるカラダの悲鳴です。「風邪を引きやすくなった」、「疲れやすくなった」、「ヒゲそりまけが酷い」、「顔の吹き出物が治りにくい」、「下痢をしやすい」、「微熱が続く」などが長引いていませんか。
HIV(エイズウイルス)は白血球のリンパ球にある免疫細胞にとりついて免疫力が働かないようにしますので、放置をすれば免疫力がどんどん低下していきます。
HIVに感染して注意すべき皮膚疾患には、帯状疱疹(たいじょうほうしん)や脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)、伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)、掻痒性丘疹(そうようせいきゅうしん)が出現していますので、感染を疑うきっかけになります。
脂漏性皮膚炎を発症した事でHIVの症状と分かったケースも少なくありません。思い当たる性行為が過去にあり、何度となく同じ症状を繰り返したり、長引く場合にはHIV検査をお勧めします。一般的な症状ですので、HIVに感染していると思い悩んでノイローゼになる方もいます。確かめるにはHIV抗体をチェックする血液検査しかありません。
どうしてHIVの症状に脂漏性皮膚炎が多いのでしょうか。
脂漏性皮膚炎はだれでもなりやすい一般的な疾患です。
脂漏性皮膚炎は湿疹のため、「脂漏性湿疹」とも呼ばれます。皮脂腺が多く皮脂の分泌の多い頭皮や顔(特に鼻の周りなど)に湿疹は起こりやすいです。
その他には耳の後ろ、摩擦の多い脇の下、太ももの付け根などにも湿疹がみられます。皮膚が赤くなり、痒みを伴います。皮膚が荒れてカサつきベラベラとはがれてくるため、頭皮に湿疹ができた場合は、すごいフケが出るように見えます。
脂漏性皮膚炎を放置すれば皮脂が酸化されて、加齢臭のようなニオイを放つ原因ともなりますので、症状が悪化して治りにくくなる前に、早く病院で治療を受けることになります。
脂漏性皮膚炎になる直接の原因は、マラセチアという真菌(カビ)になります。マラセチア菌はヒトの皮膚に存在する常在菌になりますが、通常は免疫力のお陰でおとなしくしている菌です。しかし、皮膚の免疫力が低下すると、それまでおとなしくしていたマラセチア菌が暴れだして湿疹が出るようになります。
生活習慣の乱れ(ストレス、寝不足、ビタミンBの不足の食事、過労)や洗顔や洗髪(すすぎ不足や洗いすぎ)が原因で脂漏性皮膚炎になることが多いですが、HIV(エイズウイルス)に感染することによって、免疫力が低下して起きる脂漏性皮膚炎もあります。HIVに感染した場合の脂漏性皮膚炎は治りにくく症状が酷いのが特徴ですが、HIV検査をしてみなければわかりません。
コンドームなしの性行為が過去にあり、皮膚疾患が出現したときは、HIV検査をお勧めします。
脂漏性皮膚炎が治りにくいときはHIV検査をお勧めします。
脂漏性皮膚炎(湿疹)などの気になる症状があるとき、HIV専門医がいる拠点病院をお勧めします。
コンドームなしの性行為が過去にあり、脂漏性皮膚炎や帯状疱疹を繰り返したり治りにくい場合は、免疫力が低下していることを疑ってHIV検査を受けることをお勧めします。
自宅近くの一般病院では、HIV検査にたどり着くまでに何度も通院をすることになったり、HIV検査ができない病院もあります。不安な気持ちを一日でも早く解消するには、専門医のいる拠点病院をお勧めします。そして、ご自分の方から”HIV検査を受けたい”と申し入れることをお勧めします。何で不安を抱えているのかがすぐにわかるからです。
保健所では性感染症の相談やHIV検査が「無料」でしかも「匿名」でできます。
HIV(エイズ)やクラミジアなどの性感染症について、あなた自身が困った時や不安な時に相談できる所があります。全国の各自治体にある保健所では、対面や電話で悩みを相談することができます。
HIV検査は無料ですが、他の性感染症(クラミジアや淋病、梅毒、B型肝炎)も希望があれば検査ができます。一部は自己負担で有料化している保健所もあります。公共サービスなので利用しないのは勿体ないです。検査日は毎日ではないため、事前に調べておきましょう。
脂漏性皮膚炎や帯状疱疹はないけど、念のために検査を受けておきたい方は郵送検査が便利です。
郵送検査は時間や場所に関係なく、検査キットを使用して少量の血液をリトマス紙に採取して検査機関に郵送するだけです。保健所と同じく「匿名」で検査をすることができ、人と対面する煩わしさもありません。
検体が検査機関に到着後から1週間以内には、ネットで検査結果を確認できますので便利です。デメリットは検査をするとき、そして結果を知るときに、傍に医師や看護師がいないことです。
郵送検査は医療機関と同じスクリーニング検査でHIVの一次検査となります。
このスクリーニング検査は、絶対にHIVには感染していない(陰性)と、HIVに感染している可能性がある(陽性)の振いわけをします。この検査で陰性であれば、過去3カ月以前の性行為では感染していないことがはっきりします。最近の3カ月以内の性行為については再度、検査が必要です。血液検査でHIV抗体をキャッチできるのに、感染から3カ月程度は必要だからです。もし、陽性反応がでた場合は、速やかに拠点病院で確認検査を受けてください。
クラミジア・エイズ・淋菌・梅毒・・・悩む前に検査が大切!