リバロ錠(ピタバスタチン)の効果と副作用
リバロ錠は、ストロングスタチン系の薬です。
効果が強く、強いなりの副作用も報告されています。
リバロ錠の効果と副作用、注意点をまとめました。
リバロ錠の効果について
リバロ錠は、肝臓でのコレステロールを合成する酵素の働きを抑制する薬です。
HMG-CoA還元酵素阻害作用と呼ばれています。
人間のコレステロールは、食物から吸収される量の3倍が体内で合成されます。
体内で合成される量の約半分が肝臓で合成されます。
リバロ錠は、肝臓のコレステロール量を減らすことができるので、体内のコレステロール量を下げることができます。
リバロ錠は、スタチン系と呼ばれる薬ですが、その中でもコレステロールを下げる効果が高いため、ストロングスタチンに分類されています。
ストロングスタチンは効果が強い分、副作用に注意が必要です。
リバロ錠の副作用について
リバロ錠では、次のような副作用が出る可能性があります。
割合として多くはありませんが、重篤なものもあるので注意が必要です。
横紋筋融解症
筋肉が破壊されてしまう病気で、分解された筋肉の成分が血液中に放出されることで多臓器不全に陥ることがある怖い病気です。
筋肉痛から始まることがほとんどで、筋肉痛には注意しないといけません。
筋肉痛になるような強度の高い運動をしていないのに、ふくらはぎなどに筋肉痛が出た場合にはリバロ錠の副作用の可能性があります。
もう一つの特徴として、コーラのような色の尿が出ることがあります。
茶褐色の尿が出たら、横紋筋融解症の初期症状だと思って間違いはありません。
ミオパチー
筋肉の働きが低下することにより、動作に障害が出ます。
肺や心臓などの筋肉の働きも低下してしまうので、心不全や呼吸困難に陥ることもある、命に関わる病気です。
特徴としては、しびれやけいれんなどのほかに、筋肉のぴくつきがあります。
チックのような症状が体の顔以外の部分に表れた時は、ミオパチーの初期症状の可能性があります。
肝臓障害
スタチン系薬剤は肝臓で機能するため、肝臓の機能が低下している人だと肝機能障害が出る可能性があります。
だるさや食欲不振から始まり、黄疸や茶褐色の要が出ます。
その他の副作用
肝機能値の異常な上昇、胃部不快感、吐き気や腹痛などが起きることがあります。
また、効果が出すぎて一気にコレステロールが下降してしまうと、うつ状態になることがあります。
コレステロールはホルモンを作り出す大切な働きをしているため、低下しすぎるとホルモンバランスが崩れ、自律神経に影響を及ぼします。
コレステロールは体内でいろいろな働きをしています。
細胞膜を作る働きや髪や爪などを作るサポートもするため、リバロ錠の説明書にも平成26年から「脱毛」が加筆されました。
うつ状態になった場合、あるいは脱毛が見られた場合は、薬が強すぎる可能性があるので、医師に相談してみましょう。
リバロ錠で副作用が出たら
副作用が出たら、すぐに医師に相談しましょう。
薬によって起きている副作用ですから、初期症状のうちに薬を代えれば心配はありません。
薬で出る副作用が重篤になる場合は、初期症状に気が付かず、放っておいた結果の話です。
副作用が怖いからといって薬を飲まないことは、心筋梗塞や脳梗塞など、本来防がなければいけない危険な症状を受け入れてしまうことにつながります。
医師が処方する薬は、薬を飲まないリスクと副作用のリスクを天秤にかけ、薬を飲まないリスクのほうが高い場合を想定して決められます。
初期症状には十分に気を付け、初期症状だと疑われる症状が出たらすぐに医師に相談しましょう。
副作用を出さないための注意点
リバロ錠はストロングスタチン系の薬なので、副作用を出さないために検査が必要となります。
肝機能検査、腎機能検査、血液検査が行われます。
この結果、肝臓や腎臓の機能が低下している場合はリバロ錠は処方されません。
大切な検査ですので、しっかり受けましょう。
検査の結果だけでなく、問診も正直に答えましょう。
毎日のアルコール摂取量が多い人は、肝臓の機能に影響を与える可能性もあるので注意しなくてはなりませんし、他に飲んでいる薬があった場合は、市販薬も含めて正直に答えなければいけません。
ストロングスタチン系の薬はシクロスポリンなどの免疫系の薬と相性が悪く、一緒に飲み合わせることができません。
同じく、コレステロールを下げる効果のあるフィブラート系薬剤との飲み合わせもあまり勧められないので、腎臓の悪い人は注意しなければなりません。
アルコールの量を控える、禁煙、毎日の生活に軽い運動を取りいれるなど、生活の中で副作用を出さないためにできる注意はたくさんあります。
適量のアルコールはコレステロールを下げる効果がありますが、スタチン系の薬剤を飲む場合は肝臓に負担をかけすぎることがあるので、飲酒はお勧めできません。
生活習慣を整えると薬は早くやめることができますので、自己管理をきちんとしましょう。
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