お出かけ前にふと指さきを見たら、爪がガサガサ。二枚爪などの爪トラブルは、見た目にも良い印象を与えないもの。
二枚爪があることでネイルなど指さきのオシャレも楽しみにくくなるため、気分まで憂うつになってしまいます。
今回は「どうして二枚爪になってしまうのか」二枚爪になる原因と、おすすめの治し方についてチェックしていきたいと思います。
二枚爪とは?
女性が陥りやすい爪トラブルの代表・二枚爪とは「爪の一部の構造が剥がれてしまった状態」を指しています。専門用語を使うと二枚爪は「爪甲層状分裂症」と呼びます。
私たちの爪は本来、3つのベース(三層構造)から成り立っており、
- 一番下のベースがアンダープレート(腹爪)
- 真ん中がミドルプレート(中爪)
- 爪の表面がトッププレート(背爪)
と呼ばれます。
二枚爪は、もともと繊維が薄く壊れやすい表面のトッププレートが剥がれてしまうことが原因で起こります。爪の主成分はたんぱく質の一種・ケラチンのため、過度なダイエットなどによりケラチンが不足するとより二枚爪がより出来やすくなってしまうのです。
ササクレだったような指さきは、女性らしい華やかな美しさに欠けるもの。
二枚爪になることで、指さきの神経がデリケートになり、ひどい場合はヒリヒリとした痛みが生じるケースもあります。
悪化させないうちに、早めに二枚爪の治し方を知っておくことが大切です。
二重爪と二枚爪の違いは?
よく間違えられやすいのが、二重爪と二枚爪です。見た目にはあまり変わらないため、二重爪と二枚爪の違いをしっかり認識されている方は少ないようです。
二重爪とは「爪が二枚重なって生えている状態のこと」を指しています。
二重爪は手より足にできることが多く、外からの刺激や衝撃・靴のサイズが合っていない・血行不良などが原因で起こります。
二重爪になると外からの衝撃を受け「内出血が起こる」「爪が黒くなる」「爪が茶色くなる」「爪の一部が白くなる」などの症状がみられやすくなります。
二重爪は放置しておくと、爪がくい込み痛みが強くなるケースもあります。深爪にならないように気をつけながら、ある程度の長さの所でカットすることも治し方のひとつです。
爪の切り口は乾燥しやすいため、爪トラブルの原因になりやすくなりますので要注意。爪を切ったあとは、ローションやクリームなどで二重爪をケアし、保湿を忘れないこともポイントです。
爪の表面が剥がれてしまうのが二枚爪。それに対して新たに爪がもう一枚生えるのが二重爪。
間違えられやすく見分けにくい二重爪と二枚爪ですが根本の原因は違うため、それぞれ適切なケアをしてあげることが大切です。
二枚爪の原因8つ
憂うつな気分に拍車をかけてしまう二枚爪。二枚爪になる要因はさまざまです。
二枚爪の原因をチェックしていきましょう。
乾燥
二枚爪の原因として考えられるのが乾燥です。
正常な爪は爪全体の15パーセントほどが、水分で満たされた状態です。
このバランスが崩れると爪は潤いを失い、二枚爪などの爪トラブルを生じやすくなります。
皿洗いや洗濯などの水仕事は、爪を乾燥させてしまう大きな原因のひとつ。
水仕事をする際には、専用のキッチングローブをつけるなど、手軽にできる対策をおこなっておきましょう。また、乾燥が気になる季節には、ネイルオイルなどを用いて指さきの保湿を心がけることもポイントです。
爪の切り方
二枚爪によくなるという方は、普段の爪の切り方を見直してみることも大切です。
欠けやすい繊細な爪は、少しの圧力や物理的刺激でもろく壊れやすくなります。
二枚爪が気になる場合、二枚爪を予防したい場合は、
「なるべく爪切りを使わず、やすりを使うこと」がおすすめです。
エメリーボードと呼ばれる目の粗いやすりで指さきのケアをおこなうことで、二枚爪を予防することができます。
また、お風呂上りなど、爪がふっくら柔らかくなっている状態で処理をすると、さらに効果的。繊維まで柔らかくなった爪は割れづらく、お手入れで二枚爪になるのを防いでくれます。
やすりで爪を短くしたあとは、ネイルオイルなどを塗り保湿も併せて行っておきましょう。
ダイエット
極端なダイエットが、二枚爪の原因になることもあります。
私たちの爪はボディーから毎日栄養を受け取っています。爪が定期的にキャッチしなければならない栄養素は「たんぱく質」「ビタミン」「ミネラル」の3種類です。
これらの栄養素はケラチンに変化します。ケラチンが足りなくなると、爪は潤いがなくなり、割れたり欠けたりしやすくなってしまします。
単品ダイエットや炭水化物ダイエットなど極端なダイエットを続けていると、体は思うように栄養を受け取れず、慢性的な栄養不足の状態に。必要な栄養素を爪まで送れなくなります。
栄養不良の状態がつづくと、爪は二枚爪やささくれ・スプーンネイルになって現れます。
健やかで美しい体は、髪や爪が美しいからこそ称賛されるもの。バランスの良い食生活を心がけ、無理のないダイエットを送ることが大切です。
さらに、現代人の食生活では「亜鉛」が不足しやすいと言われています。
亜鉛は美髪や美爪に欠かせない栄養素のひとつ。皮膚や骨などの生成や、細胞の活性化に欠かせないスーパー栄養素です。
二枚爪が気になるとき・二枚爪を予防したいときは、亜鉛が含まれている食材をレシピに加えてみることもお薦めです。
◎美爪に大切な栄養素
- たんぱく質(卵・大豆・肉)
- ビタミンA(うなぎ、人参、ほうれん草)
- ビタミンB2(アスパラガス、リンゴ)
- ビタミンC(みかん、トマト、レモン)
- カルシウム(牛乳、チーズ、豆腐)
- 亜鉛(牡蠣、カボチャ、牛肉、納豆、アーモンド)
- 鉄(ひじき、レバー、まぐろ)
冷え(血行不良)
体の巡りが良くないと指先まで冷えてしまい、栄養がうまく行きわたらず、二枚爪の原因になってしまうことも。
爪の根もとには爪母と呼ばれる、爪の生成工場があるのですが、冷え性や血行不良などの状態が続くと、指さきの血行が悪くなり爪母まで栄養が届かないことがあります。
日頃から手もとや足さきが氷のように冷えていると感じている方は、末端冷え症の可能性もあります。運動する習慣のない方、筋肉が少ない方は末端冷え症を患いやすくなるので要注意です。
「爪の生え際を、軽く揉んであげること」
「椅子にこしかけ、手首や足首を振り子のように左右に振ってあげること」
等も末端冷え症を改善するコツです。
また、血流アップをはかるために「朝起きたら1杯の白湯を飲み、体全体を温めること」「40度前後のぬるめのお湯に15分以上浸かること」もおすすめです。
冷たい季節は指さきを冷やさないように、外出時は必ず手袋をはめることも習慣にしましょう。
除光液
マニキュアを落とすときに使う除光液。何気なく使っているネイルケア用品ですが、ここに思わぬ落とし穴があります。正しく除光液を使わないと二枚爪の原因になってしまうのです。
除光液にはリムーバー作用がとても高いため、爪に必要な水分や油分まで奪われてしまうこともあるからです。
爪の乾燥を防ぐためには、除光液を使う頻度を少なくするか、やむをえず使わなければならないときは、除光を短時間で済ませることが大切です。
除光液はコットンにたっぷり染み込ませ、ネイルを落としたい爪にくるくる巻きつけます。
除光液の浸透を早くするために、アルミホイルやラップで上から巻きます。
数秒たったら、アルミホイルやラップを開き、爪の根もとから先端にかけて一気にコットンを外しましょう。
除光液を使ったあとの指さきは薬の影響もあり、想像以上にダメージを受けている状態です。
定期的にネイルオイルを使い、保湿ケアをおこなうことも大切です。
加齢
年齢を重ねると髪に白髪が目立つように、生き物でもある爪は老化していきます。ほかに思い当たる原因もなく一定の年齢になり二枚爪になった場合、加齢が原因のケースも多いようです。
年齢を重ねたら、今まで以上に指さきのケアを丁寧におこなう姿勢が大切です。
病気
二枚爪になってしまう原因のひとつに、病気が隠れているケースもあります。
なかでも多汗症は、二枚爪を発症させる病気のひとつ。
多汗症は「運動をしていなくても、手のひらが汗でびっしょり濡れてしまう」「頭や足の裏・わきの下に大量の汗をかく」といった症状が見られます。
一般的に爪は乾燥してしまうと二枚爪が起こりやすいのですが、多汗症はこの反対。
汗などの水分を一度に大量にかくことによって、爪は水分バランスを失い、ひび割れや二枚爪などのトラブルを起こしてしまいます。
多汗症は自律神経の働きを整えることが対処法になります。
多汗症の方の場合、「ストレスをあまり溜めないこと」「リフレッシュ法を見つけること」で自律神経の乱れを防ぐことも二枚爪を治すための重要なポイントになります。
また二枚爪になる原因に湿疹皮膚炎があります。
湿疹皮膚炎とは皮膚の表面が何らかの刺激をうけて、炎症を起こしてしまうことです。
湿疹皮膚炎などになると手や爪の水分が失われ、カサカサ乾燥が進みます。
湿疹皮膚炎になるケースの多くが、長時間の水仕事や洗剤の使い過ぎが原因で起こりますので、水仕事をおこなうときは手袋をはめる、ステロイド系の薬を付ける等が解決策になります。
この他にも二枚爪には「爪甲剥離症」「甲状腺機能亢進症」などの病気が隠れているケースもあります。
いつもと違い体全体がだるい、微熱がつづく、体重の急激な減少・増加、めまいがする・・・といった症状は、爪甲剥離症、甲状腺機能亢進症の可能性もあり注意が必要です。
いつもと違う体の変化を見つけたら、早めに専門の医療機関を受診しましょう。
ジェルネイル
二枚爪の原因に「ジェルネイルを付けていること」が関係するケースもあります。
ジェルネイルを爪に流し込むと、合成樹脂が爪繊維の1本1本まで入り込むため、ジェルネイルを常に付けていると、爪の下の肌細胞はジェルに圧迫され、呼吸がしづらくなってしまします。(ちなみにジェルネイルは人工的な合成樹脂やプラスチックで作られています)
このような状態になると酸素や潤いを外部から取り込むことができなくなり、爪が乾燥していきます。砂漠化したドライ爪は割れやすく、壊れやすいもの。そのためジェルネイルを長期間愛用していると、二枚爪になりやすくなるのです。
頻繁に二枚爪になる方は、ジェルネイル自体を見直すとも大切です。
二枚爪の治し方~二枚爪ケアの方法6つ
爪専用のやすりを使う
二枚爪の治し方としてチェックしたいのが、爪の切り方についてです。
爪の切り方としてお薦めしたい方法がなるべく爪切りを使わず、やすりを使うことです。
エメリーボードやファイルと呼ばれる爪専用のやすりは粒子がとても細かく、爪を傷つけずに優しくカットすることができます。
やすりは爪に対して、45度の角度であてるのがベストライン。
右か左へ一定方向にリズミカルに削るのが、美しい爪を手に入れるコツです。
そして、お風呂上りなど、爪が柔らかい状態でカットするのがお薦めです。
爪表面が柔らかくなり、ダメージを最低限におさえてくれます。
エメリーボードやファイルなどの爪専用やすりでケアしたあとは、爪専用のオイルやクリームなどを付け、乾燥を防ぐための保湿ケアを忘れずにおこないましょう。
爪の保湿ケア
繰り返しやすい二枚爪のケア方法としてお薦めしたいのが、爪の保湿ケアです。
二枚爪になる原因の多くが、爪の極度の乾燥によるもの。指さきの乾燥を後押ししてしまうような「除光液の使用」「水仕事」はなるべく控えるように注意しましょう。
爪の油分や水分を奪ってしまう除光液の使用を控えること、乾燥防止にクリームを小まめに塗ること、やむを得ず水仕事をおこなう際にはゴム手袋などをつけ、手肌を労わることも大切です。
また熱すぎるお風呂での入浴は、指さきの水分を奪ってしまい二枚爪の原因にもなります。
少しぬるいと感じる「38度~40度くらいのお風呂の温度」での入浴がお薦めです。
15分から20分程度ゆっくり時間をかけて入浴することで、体の芯からポカポカと温まり心地よい入浴タイムが楽しめます。
透明マニキュアを使う
二枚爪の先端はケラチンの断面繊維が露出しており、布地の切れっ端のようなもの。
一度ほつれ始めると次々にほつれてしまいます。
爪を切るとすぐにはがれてくる、そこをひっぱったりむしったりしてしまう人は、断面に透明なマニキュアを塗って保護するのがおすすめ(爪の表面に塗る必要はありません)。
はがれにくくなるので一度試してみてください。
冷え症改善
指さきが氷のように冷たいクールな状態は、二枚爪の環境にとっても良くないもの。積極的に冷え症を改善してあげることも、二枚爪のケア方法としてお薦めです。
血行改善のために「身体を温める食品を積極的に摂る」「マッサージを定期的におこなう」ことも大切です。
ゴボウや人参・玉ねぎなどの根菜類は、冷えた体をホットに温めてくれる働きがあります。
ニンニクやねぎ・生姜・シソなどの香味野菜、コショウ・シナモンなどのハーブ類も、同じように冷え症改善の効果があります。
味噌汁やスープ・ホットティー等のお供に、これらの食材を上手にトッピングしてみましょう。
また爪の根もとには、自律神経の働きを整えるツボがあり、親指と人さし指で挟むようにぎゅっと押さえることで、滞っていた血流がスムーズに流れていきます。
テレビを見ているとき、疲れを感じたときに気軽にできる二枚爪ケアのマッサージ法です。
弱い爪を強くする食べ物
胃腸をわずらい素肌がくすむのと同じように、爪も毎日の食べ物によって、大きくコンディションが変わります。
内側から輝く美爪を手に入れるためにも、日ごろの栄養や食べ物に気を配ることも重要。毎日の食べ物に心を配ることで、爪の栄養不足を改善し、弱い爪を強くすることができます。
(ちなみに、爪の主成分はケラチンと呼ばれる、タンパク質の仲間で作られています)
皮膚や粘膜をつくるのに欠かせない「ビタミンA」(緑黄色野菜やレバーなど)や、丈夫でしっかりした爪を形成する「ビタミンB2」(卵、うなぎ、乳製品)、弾力のあるソフトな爪をつくる「ビタミンE」(たらこやアーモンド・植物油など)はバランスよく毎日のレシピに取り入れたい栄養素です。
また赤血球の生成に欠かせない「鉄分」(あさり、レバー、きくらげ)などは女性が不足しやすい栄養素のひとつ。鉄分は貧血予防にも効果的です。少しずつ鉄が摂取できる、鉄なべや鉄のフライパンを使った調理法もおすすめです。
美しい爪に欠かせないケイ素を補給
ケイ素(シリカ)とは骨や血管を強くし、美しい爪に欠かせない元素です。ケイ素はシリカとも呼ばれ、私たちの髪の毛や爪、細胞壁などいたるところに含まれています。
ケイ素(シリカ)は美肌成分・ヒアルロン酸やエラスチンの働きを整えてくれ、ボディー全体の保湿や潤いを保ってくれますが、加齢やストレスなどが引き金となり、ケイ素(シリカ)は少しずつ減少していきます。
そして、ケイ素が不足すると、コラーゲンの働きが弱くなるため、乾燥が進み二枚爪などの爪トラブルが起こりやすくなるのです。
強い爪を目指すためにも、日ごろからケイ素を多く含む食品を意識して頂くことが大切です。
最近では、ケイ素をたっぷり含んだシリカ水も人気です。
ミネラルやビタミンたっぷりのシリカ水を毎日の生活に取り入れることで、陥りがちなケイ素不足をみずみずしく補うことができます。
<ケイ素を多く含む食品>
- シリカ水(水)
- キビ、小麦、トウモロコシ(穀類)
- わかめ、ひじき、海苔、あさり(海藻・魚介類)
- じゃがいも、赤カブ、アスパラガス(野菜)
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