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副作用、私の場合

  • 2008/04/21
  • 22:13
ペグインターフェロン(ペグイントロン)+リバビリン(レベトール)併用療法の副作用

ペグ+リバ療法が終わってから2年、現在ペガシスで再治療中ですが、私の経験した副作用が少しでもご参考になればと、以下にまとめることにします。ただし、副作用には個人差があるようですので、他の人の情報もご参照のうえ、医師に相談しながら対処なさってください。
私の場合は、今まで隠れていた自分の弱い部分が、治療によって寝た子を起こすというか、症状として現れてきたようです。また、更年期(当時55歳)ということも影響したのではないかと思っています。

・微熱
ペグインターフェロン注射後、6時間ほど経って37℃前後の発熱。微熱は2~3日続き、それに伴うだるさや息切れも。2~3日以降もちょと無理をすると発熱した。
対処法:解熱薬(ロキソニン)を服用。発熱は体力を消耗するので、熱が上がる前に飲んでおいたほうがよいとアドバイスされ、用事があるときは早めに服用して発熱に備えるようにした。

・インターフェロン・ハイ?
副作用とは言えないかもしれないが、インターフェロン注射後、一時的にハイな状態(テンションが高くなる)になり、熱があっても掃除をしたり家事雑用を徹底しないと気がすまない、ということがあった。

・食べられない
胃部不快感(吐き気はない)があり、食欲が落ちる。治療が終わるまで食欲不振が続き、まれに舌がしびれるような感覚があった。薄味の物より味にパンチのあるもの、濃い味の物のほうが食べやすかった(梅干し、ぬかみそ漬けが無性に食べたくなった)。
対処法:胃薬(ガスターD)を服用。食べたいもの、食べられるものを食べた。

・貧血
ヘモグロビンが次第に減少し14週目には8.7と最低値に。貧血による症状だと思うが、ふらふらして息切れし、家事雑用をちょっとやってはベッドに倒れ込む毎日だった。
対処法:リバビリンを減量(最終的に1日1錠、200mg)し、ヘモグロビンは10前後になった。だんだんふらつきと息切れは治まってきて出歩いても大丈夫になった。

・だるい
貧血の時期と重なるが、とにかく猛烈にだるく、座っていても寝ていても身の置き所がないだるさ、というものを経験した。熱っぽくて気分も不快だった。
対処法:寝ているしかなかったが、「いま、冷たい水の上を流れている」とか「南極のブリザードのただ中にいる」とか「荒野に寝そべって冷たい風に吹かれている」ことをイメージすると少し楽になった。
これについては後日、漫画家・大島弓子さんが抗がん剤治療をしたときのことを読み、あ、と思いました。吐き気に襲われたとき、吹雪や滝など「寒い」「冷たい」をイメージすると楽になったと描いていたからです(「グーグーだって猫である」角川書店)。正常な細胞にまでダメージを与える抗がん剤とインターフェロン、体と心の反応も似るのでしょうか?

・見たくない、聞きたくない、話したくない
だるさがピークだった時期、新聞やテレビや話し声や、音楽でさえも苦痛に感じた。自分で声を出すのにも労力がいった。外からの刺激に対して、体が受け止められないという感じである。体力・免疫力がかなり落ち、体が自分自身を守るのに精一杯で、内へ内へと守りの体勢だったからだと思う。
対処法:なるべく見ない、聞かない、話さないようにするしかなかった。
後日、鬱病を患っている友人にこの話をしたら「それ、軽い鬱病だったのでは?」と言われました。そうかもしれません。

・眠れない
18週目ころ、寝つきが悪くなった。夜中に2~4回トイレに起きることがあった。
対処法:30分程度昼寝をするようにした。治療後半期には眠れるようになった。

・脱毛
15週目ころから脱毛が始まった。洗髪のたびに大量に(と感じた)抜けたが、髪の量が全体的に少なくなったという程度。治療終了後にはいつのまにか回復した。

・かゆい
ペグインターフェロンの注射部位(臀部)は毎回赤く腫れた。その炎症が治まらないまま打ち続けるので広範囲に広がり、25週目ころから徐々にかゆみがひどくなって発疹が他の部位にも広がった(背中、肩、大腿、膝、足首、腕、肘)。
対処法:皮膚科で抗アレルギー薬(アレジオン錠)、アトピー性皮膚炎薬(プロトピック軟膏)、ステロイド外用剤(ジフラール軟膏)、レスタミンコーワを処方され、しだいに炎症は治まった。かゆみは続いたが、なるべく掻かないようにして乾燥させないように保湿クリームを塗った。治療終了後数か月でかゆみは消え、発疹の痕も1年後には薄らいできた。

・足がしびれる
27週目ころから、両下腿(膝から下)が一日中、重くしびれるようになった。主治医によると末梢神経障害とのこと。
対処法:ビタミンB12(メチコバール)を処方されるが改善しなかった。治療終了後いつのまにかしびれは消失(ペガシス投与を開始して20週目現在、再びしびれが出現中)。
治療後半から、筋力の低下に危機感を抱いてバレエ(踊るほう)のレッスンを再開しました。ストレッチなど、できる部分だけやってあとは見学でしたが、ふだん使わない筋肉を動かすせいか血の巡りが良くなり、レッスン直後しびれは一時的に消えました。バレエの効用については別のコーナーに書きたいと思っています。

・手がしびれる
両手がしびれて、指先がきかない感じ。物をよく取り落とした。
対処法:特になし。
治療終了後も左手の親指、人差し指、中指、薬指の半側がしびれるので、筋電図検査を受けました。「手根管症候群」と診断され、まだ軽度なので手術の必要はないが、手を使いすぎないように(パソコン、楽器などは要注意)と指示されました。

・普通に歩けない
治療前は歩幅大きくサッサと歩いていたが、貧血が起き始めたころから足が重くて前に出て行かない。水中を歩くような抵抗感があり、小刻みにしか歩けなくなった。立っているのが辛く、少しの傾斜でも息が上がり、階段は手すりにつかまらないと上がれなかった。
対処法:歩く速度が遅いので人の流れについていけず、人をすばやくかわせないこともあって、杖を使うことにした。これは歩くときも立ち止まって休むときも良い補助になったと思う。杖をついていると、他の人がぶつからないように自然に避けてくれるし、気遣ってもらえるのでありがたかった。治療終了ごろには速度は遅いが、杖なしで歩けるようになった。

・脳貧血
治療終了後数か月くらいから、頭から血が引く感じの発作が時々起こり始めた。顔面が蒼白になり、寒気がして手に汗をかき、心臓がドキドキして口もきけなくなり、動けなくなる。が、しばらくすると治まる。特に疲れていたり、長時間立っていたり、音楽会や食事会などで長く座っていた後、立ち上がって歩き始めて数分してから起こることが多かった。また人混みの中でも起きやすかった。
俗に「脳貧血」と言われる症状(医学的には「起立性低血圧」とか「一過性の脳循環不全」)らしい。これは赤血球の減少など血液そのものに問題がある貧血とは異なり、脳に行く血液の流れが一時的に少なくなるために起こる。低血圧もその原因だそうである(私の場合も普段から血圧が低い)。発作が起きたときは体が必死に反応しようと頑張るせいか、発作後はかなり消耗した。
対処法:頭部MRI検査では脳血管に異常なし。漢方医を受診すると「自律神経失調症」と言われた。血圧や血流をコントロールしている自律神経がすぐに反応できずに上記のような症状が起こるとのこと。体に水分が溜まってむくんでいるためなので、水分を排出する漢方薬を何種類か処方された。半年間飲み続けたが改善しなかった。
現在も発作が起こるので、疲れすぎないこと、いきなり立ち上がらないこと、発作が起きたときは水を飲んでしばらくじっとしていることで対処している。
漢方薬の「十全大補湯」を飲んだとき、急にむくみやしびれが発生したので即中止。漢方医に甘草成分が含まれていたためと説明された。

・温度や風の変化に対応できない
地下鉄のホームに降りていったとき、電車に乗り込んだときやホームに降りたとき、建物の中に入ったとき、空調の風に当たったときにも、上記の脳貧血のような発作が起きた(現在も起こっている)。自律神経が周りの変化にすぐに反応できないせいだろう。
対処法:発作が起こるときはゾクゾク寒気がするのでわかる。立ち止まってしばらく休んだり、連れと話をしないで静かにしていると治まる。

・甲状腺機能低下症(橋本病)
治療終了後8か月経っても、だるさや疲れやすさが持続。もともと橋本病があったが、治療の必要なしということで経過していた。
対処法:甲状腺ホルモン検査でFreeT4が少し低く(0.78)なっており、甲状腺ホルモン薬(チラーヂンS錠)1日25μgを処方されて現在も服用、検査値は安定している。


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以上のような副作用が、私の場合です。治療終了後、気づかないうちに消えたものもあり、手のしびれや自律神経失調症状のように現在でも居残っているものもあります。これ以外にもさまざまな副作用を経験なさっている方がいらっしゃると思います。人間の体は実に精妙なバランスで保たれていて、ほんのちょっとの崩れが微妙に他の部分に影響するのですね。

インターフェロン治療で「パンドラの箱」を開けてしまったような気がします。が、パンドラの箱の中には最後に「希望」が残っていました。これから治療を考えている方も治療中の方も、希望をもってお互いに頑張りましょう。


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コメント

ほんとに副作用の辞書ができそうなほど多種ですね。
ほとんどの部分に(私もそう!あったあった・・・)と思いながら拝見しました。
私が、今のところ出なかったのは、甲状腺異常だけです。
特に「脳貧血」では、ノンさんが詳しくまとめられていたので、改めて自分を振り返ることが出来ました。私も、時々その症状になります。気を失ってしまったこともあります。水分を小まめに取らないと余計酷くなるようです。私は、「自律神経失調症」と診断されました。血圧が普段から低いのもノンさんと同じです。漢方は、私もむくみが出て合いませんでした。

吐き気に襲われたときの、コメント、大変参考になりました。ありがとうございます。

ペグリバ後からの再治療…大変でしょうが、少しでもいい方向へと向かいますように!
  • 2008/04/22(08:51)

トマトっとさんへ

脳貧血、どうして起こるのだろうってずっと思っていて、解決策がないままだったのですが、トマトっとさんも同じ症状が出て、同じように低血圧で、漢方薬が合わないということ、なんだかホッとしました。やはり自律神経失調でしょうかね? 失神されたこともあるなんて、ひどい症状ですね。私は倒れたことはないのですが気をつけなくちゃ(^^)。
トマトっとさんこそ何回もIFN治療、副作用ラッシュで、お体にかかる負担は相当なものだろうと思います。
お互い、ぼちぼちと頑張っていきましょうね! コメントありがとうございました。

参考になります。

副作用のまとめ、拝見しました。
これから進む週数においても参考にさせていただきます。ありがとうございます
私は週3回IFNとリバビリンの併用治療が1回目のIFNだったので、今も当時と常に比較していますので、多分私の体験記は初治療でペグレベ治療を行っている人の実感にあわないだろうなと思って、いつも過ごしています。

ノン・トロッポさんが書いていらっしゃることは当てはまることが多いですね。
特に「インターフェロン・ハイ?」は、週3のIFNでは体験しなかったように思います。規定量以上に増量したとき、この傾向が驚くほど現れました。
掃除や家事に励むことで昇華できるようなレベルであればいいのですが、出方によっては結構危険な副作用だと思います。ただ、私の場合は精神面がハイというより、体自体が躁状態だったので、夜間にこの状態が出るときは、デパスを服用するより、ロキソニンを飲んだ方が眠れました。

数値と体感は人それぞれ、また時々で違いますね。私は、ヘモ値8.1でも、速度はゆっくりではあるけれど、他人からみたら、多分割合しっかり歩いていたと思います。会う人ごとに「そうは見えない」といわれましたし、本人もその答えに違和感を感じませんでしたから・・。ただし、坂道・階段はやはり苦手で、ごまかしても家族にはばれます(笑)
昔、産婦人科で6を切った(正確には幾つまで下がったか不明)ことがあるので、その時はベッドの上で脳貧血起こしていました(^^;)
私も血圧は割合低めでしたが、前回治療以降、普通になりました。再治療中の今は又ほんの少し下がって105-65前後でしょうか。100を切ることはめったになくなりました。
  • 2008/04/22(12:28)

miyaさんへ

やっと自分の記録をアップすることができて、宿題が終わったような気分です(^0^)。
miyaさんはキビシイ治療をなさってきたので、さぞかしいろいろな副作用に悩まされてこられたのでしょうね。ブログを始めるようになってから、皆さんと同じような副作用なんだなと確認して安心しますし、私なんかよりずっと辛い方がいらっしゃることを知り、まだまだ修行が足らん、と思ったり・・・。
検査の数値と体感は人それぞれということ、すごく納得します。人と比較できないし、数字も自分の体感を現しているとは限りませんものね。miyaさんも血圧低めなんですね。私は50~80台です。私たちって低出力で生きてるタイプなんでしょうかね?
  • 2008/04/22(17:43)
「冷たい水の上を」とか「南極のブリザードの中に居る」とかの想像は
体感とズレた脳内の働きを一致させられるのかもしれませんね。
脳貧血が起きそうな時は頭を低くして 背中も真っ直ぐ起こさずにゆっくり
立ち上がると良いみたいですよ。
私はしゃがんだ姿勢から急に立ち上がるとなってました。
こういう時はお風呂に入る時にもなる事があるので気を付けて下さいね。
  • 2008/04/22(21:57)

カンカンさんへ

なーるほど! 体感と一致させるための脳の働き・・・と考えるとガッテンです! 面白いですね。
脳貧血が起きたときの対処法、ありがとうございました。今まで頭も低くせず、背中を逆に伸ばしてたりしてました。今度試してみますね。お風呂はですねえ、音楽を聴きながら1時間くらい入っているので、あまりよくないですね。消耗しきってヘロヘロになりますが、やめられないんです・・・。
  • 2008/04/22(23:36)
同じような副作用でしたね。
甲状腺機能低下はかなりの方がなっているようですね
スミフェロン少量療法中も 中断してもチラージンは飲んでます。
立ち上がる時 ふわっとなったのは脳貧血だったのですね 、知らんかった
気温などに 対応できないのは 今時期必ずおきます・・・自律神経がおかしい
ロキソニンあったので飲んでみたら 気分良くなったけれど
IFNしてないのに 副作用だけは 引きずってる
皆さんも同じなんだと分かると 不安にならず対応できますね。
書いていただいて ありがとう  ノン、トロッポさんも お大事にしてください。
  • 2008/04/24(20:26)

すすめさんへ

すずめさんもチラーヂン飲み続けていらっしゃるんですね。気温に対応できないことも同じですね。やっぱり自律神経失調なのかと、私も安心(?)しました。手のしびれも甲状腺ホルモンに関係しているようなことを、どこかでチラッと見ました。
IFNの治療は全身にいろんな副作用が出るし人によって違うので、皆さんの情報を多くのお医者に知ってもらって、個々人に対応した診療をしてほしいなと思います。今の医療体制では無理かもしれませんが・・。
農業は今お忙しい時期で大変そうですね。お体を労りつつ・・でしょうね(とも言ってられないかもしれませんが)。
  • 2008/04/24(21:24)

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初めてペグイントロン100μgを打ったとき、それまでの定量80μgとは違い「身体が躁状態」と書いたことがあった。ノン・トロッポさんがうまい命名をされたと思う。「インターフェロン・ハイ」(IFNハイ)これには、精神的にハイ(躁状態、興奮状態)になってい
  • 2008/04/30(18:00)
  • My Seat & Yours  ~m\'s blog~

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