ダマスクローズと言えば、その高貴な香りで女性にとても人気の高いバラ。
そんなダマスクローズは、バラの女王とも呼ばれています。
それは、その芳醇な香りから、海外の高級ブランドのフレグランスやコスメにも使われるほどの高級なバラだからです。
でも実は、
ダマスクローズには、エイジングケアにとってもよい効果も!
そして、それについてのエビデンスもあるのです。
この記事では、そんなダマスクローズを魅力に迫ってみます。
もしあなたがバラの香りが好きで、ダマスクローズやブルガリアンローズにご興味があれば、きっとお役にたてる記事になります。
なぜなら、ダマスクローズはその芳醇な香りだけでなく、エイジングケアにとってもよい効果がたくさんあることがわかっているからです。
ダマスクローズは、海外コスメなど高価なブランド化粧品に配合されていますが、人気の秘密は何といってもその香り。
その濃厚で甘い香りは、多くの女性の憧れ。
さらに、保湿だけでなくエイジングケアにとって、しっかりと有用なはたらきも!
この記事を読めば、バラの女王 “ダマスクローズ” の魅力をもっと理解でき、エイジングケアに活かすことができます。
- ダマスクローズは、ロサ・ガリカとロサ・モスカタの2つの種類のハイブリッドのバラです。
- ダマスクローズは、芳醇な香り、保湿や殺菌の効果、さらにはエイジングケアにとってもよいいくつかの効果があります。
- 最高級のダマスクローズは、ブルガリア政府機関の認証を得ています。
- ダマスクローズは、安全性の問題は少ない成分ですが、バラにアレルギーがある方には使えないので、注意しましょう。
- ダマスクローズとナールスゲンを配合したハンド美容ジェル「ナールスロゼ」は、春や夏でも使えるエイジングケア化粧品の1つです。
1.ダマスクローズって、どんなバラ?
バラは世界中で20,000種以上存在すると言われています。
ダマスクローズはその中で、特に香りが高い品種のバラの1つです。
ダマスクローズの学名は、「ロサ・ダマスケナ」。
ロサ・ガリカとロサ・モスカタという2つの種類が交わってできた、ハイブリッドのバラです。
「ロサ」はバラを意味し、「ダマスケナ」は、「ダマスカス」(シリア・アラブ共和国の首都)を意味しています。
ダマスクローズの栽培が始まったのは、紀元前5~6世紀とされ、ダマスカスからブルガリアへ運ばれたことから、この名がついたようです。
現在では、ダマスクローズは世界中で栽培され、ブルガリアをはじめ、モロッコやトルコ、中国、イタリアなどがダマスクローズの産地として知られています。
なかでも、最高級とされているのは、ブルガリア産で、政府認証機関から認証を受けたダマスクローズです。
ブルガリアで特に有名な産地は、「バラの谷」と呼ばれるカザンラクです。
ダマスクローズは、その濃厚で甘い香りと高価格であることから、高価格帯の香水の成分、エイジングケア化粧品や高級ハンドクリームなどの化粧品成分としてや、さらにはサプリメントなどに使われています。
また、花びらは食用としても使えます。
そんなダマスクローズは、5月下旬から6月上旬にかけて花を咲かせます。
花が咲くたった20日間が収穫の時期なのです。
ダマスクローズの名産地であるブルガリアでは、収穫の感謝として、毎年6月上旬に「バラ祭り」が開催されます。
この時期は、世界中からバラ祭りを目当てに観光客が集まります。
そこで、地元の人々が民族衣装を着て、ダマスクローズ畑の横で歌い、踊るのです。
このバラ祭りの歴史は、100年を超えているそうです。
2.歴史的美女たちもぞっこん!ダマスクローズの魅力
今でもそうですが、古代から、バラは女性の羨望の的であったようです。
1つは、世界三大美女の1人であるクレオパトラが、ローマ皇帝のシーザーやアントニウスをもてなすために、寝室にバラを敷き詰めて、待っていたという逸話があります。
また、彼女は、ダマスクローズの芳香をこよなく愛し、そのローズオイルで肌の手入れを欠かさなかったという逸話もあるそうです。
2つ目は、マリー・アントワネットがお后として、ウィーンからフランスへ迎え入れられた際、バラの花びらをふりまいたという逸話があります。
他にも、紀元前7世紀に古代ギリシャの女流詩人サッフォーは、バラを花の女王と謳い上げています。
このようにバラにまつわる古代ギリシャやローマの文明の時代の物語が今でも残っています。
その花言葉である、「愛情」「美」「情熱」「熱烈な恋」の通り、バラは昔から愛と美の象徴として、女性の憧れだったようです。
そんなバラの中でも、ダマスクローズは、「バラの女王」として昔も今も人気の高いバラです。
では、今からそんなダマスクローズの魅力に迫ってみましょう。
3.ダマスクローズ抽出のローズオイルやローズウォーターって?
ダマスクローズの花からは、「水蒸気蒸溜法」という方法で、蒸留水が作られます。
この蒸留水を冷却することで、油層と水層に分離します。
油層がローズオイル。
そして、水層がローズウォーターです。
ダマスクローズのローズオイルやローズウォーターは、アロマオイル、保湿クリーム、美容液、化粧水やハンドクリームなどの化粧品やエイジングケア化粧品の成分として使われたり、サプリメント、飲料などの成分として使われています。
ダマスクローズのローズオイルは、その芳醇で濃密な香りで、嗅覚から脳へと巡り心身をリラックスさせてくれます。
また、肌にも潤いとハリとツヤももたらしてくれます。
実は、数あるバラの中で香料としてローズオイルに利用されるのは、ダマスクローズとセンティフォリアバラなど数種です。
ダマスクローズのローズウォーターは、肌にやさしいローションで、お肌を引き締め、潤いを与えます。
これは、ダマスクローズの特性である抗菌性と保湿効果によるものです。
4.ダマスクローズのエイジングケア化粧品成分としての効果は?
今、ダマスクローズのローズオイルやローズウォーターの効果について簡単に触れました。
ダマスクローズについて、もっと具体的な効果を知りたいですよね。
そのためには、ダマスクローズのローズオイルやローズウォーターに含まれる成分について、理解することが大切です。
ダマスクローズの成分は、フェネチルアルコール、シトロネロール、ゲラニオール、リナロールなどです。
フェネチルアルコールは水溶性の成分で、ローズウォーターでは全体の70%以上を占めています。
これらが、ダマスクローズの香りの源です。
また、先ほどもふれたとおり、ダマスクローズには、保湿力と抗菌力も備わっています。
だから、ハンドクリームなどでダマスクローズを使えば、お肌の保湿をサポートするとともに、防腐剤も少なくて済むことや、不要になる場合もあるのです。
さらに、エイジングケアにとっても有用な作用があります。
ダマスクローズには、こうした成分の香りと作用によって
- 体臭を抑える効果
- リラックス効果
- ホルモンバランスを整える効果
が期待されているのです。
一般的なエイジングケア化粧品成分の機能とは違ったポイントですが、ダマスクローズがエイジングケア化粧品やハンドクリームなどに配合される場合も増えつつあります。
もちろん、ダマスクローズの魅力はなんといっても、その香りですが、香りから期待できるエイジングケアと成分の機能的な側面からのエイジングケアの両方が、その魅力と言えます。
ダマスクローズが紀元前から女性に愛されるには、理由があったのですね。
もう1つのダマスクローズの使い方は、化粧品の原料臭を抑える使い方です。
化粧品の原料には、臭いの強いものがあり、それを高い濃度で配合した場合は、どうしても香料を使う必要がある場合も出てきます。
そんなとき、ダマスクローズを少し配合すれば、香料を配合せずに済むのです。
コストよりも安全性を重視すればダマスクローズにはこんな使い方もあるのです。
5.ダマスクローズのエビデンス紹介
1)ダマスクローズのリラックス効果のエビデンス
ダマスクローズのオイルにリラックス効果があったという英語論文の抄録(和訳)をご紹介します。
リラックス効果を、「心拍数」や「血圧」などの測定値をもとに検証した論文です。
タイトルは「Relaxing effect of rose oil on humans」、
日本語では「(ダマスクローズ)オイルのリラックス効果」です。
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代替療法のひとつとして人気が高まっているアロマテラピーですが、科学的な検証はほとんどありません。
本研究は、健常者(健康な人)にダマスクローズのローズオイルを経皮吸収させた後、自律神経のパラメータ、および感情的な反応からその効果を調査することを目的としました。
芳香の吸引は、ダマスクローズのオイル以外のあらゆる嗅覚刺激を排除するためにマスクが使用されました。
この試験に参加したのは、40人の健常者のボランティアです。
自律神経のパラメータとして、血圧、呼吸数、血中酸素飽和度、脈拍数、皮膚温度の5つの項目を使って、その変化を記録しました。
そして、感情的な反応は、評定尺度を利用して測定されました。
自律神経の興奮が抑制されたことを示す「呼吸数」、「血中酸素飽和度」、「収縮期血圧」について、プラセボ(偽薬)群と比較して、ローズオイル群で顕著に低下していました。
また、ローズオイル群の感情的レベルは、コントロール群よりも落ち着きの度合いが高く、リラックスして、警戒心がなくなったと自己評価していました。
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この知見は、ダマスクローズのローズオイルのリラックス効果を示すものです。
アロマテラピーでダマスクローズのローズオイルを使用することは、うつ病、およびストレスの緩和につながるエビデンスであると考えられます。
2)ダマスクローズの紫外線吸収効果のエビデンス
次に、ダマスクローズの紫外線吸収作用に関する英語論文をご紹介します。
ダマスクローズの花から抽出された成分で作った日焼け止めが、SPF(紫外線吸収)効果があることを検証した論文です。
タイトルは、「An in vitro evaluation of various Rosa damascena flower extracts as a natural antisolar agent」で、
日本語では「試験管内で試験を行ったダマスクローズの花から抽出した天然日焼け防止剤の評価」です。
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この研究の目的は、ダマスクローズの花のさまざまな抽出物の紫外線吸収の効果を日焼け防止剤の観点から評価することです。
ダマスクローズ抽出物は、水/エタノール(50:50)、酢酸エチル/エタノール(80:20)、エーテルの溶媒混合液を用いて調製しました。
水性アルコールおよび酢酸エチル/エタノール抽出物は浸漬することによって調製し、エーテルはソックスレー抽出(固体から可溶成分を溶かし出すための装置を使った方法)によって調製ました。
調製した抽出物についての予備研究では、すべての抽出物の主要成分としてフラボノイドの存在が確認されました。
次に、すべての抽出物の紫外線吸収スペクトルを、波長200~400nmにおいて観察した結果、3つすべての抽出物は波長200~400nmにおいて紫外線放射を吸収することが可能なことが示されました。
しかし、最も紫外線を吸収する波長は、水性アルコール200~320nm、酢酸エチル/エタノール250~360nm、エーテル230~370nmでした。
次に、予備研究に基づいて調製した抽出物を、5%と8%の2種類の濃度のウォータークリームベースのオイルと結合させ、日焼け防止指数(SPF)を測定しました。
その結果、クリームベースに結合させた場合、3つの抽出物の中で水性アルコールが最も高いSPF値でした。
一方、調製したクリームに、いくつかの物理化学的試験を行った結果、
5%のクリームを配合したエーテル抽出物が、クリームの中で最も望ましい形状と安定性を示しました。
抽出物の紫外線吸収能は、フラボノイド化合物が抽出物中に存在することが原因であると示唆されます。
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ここで注目すべき点は、これらのダマスクローズの抽出物が、高いSPF値を有する効果的なスキンケア製品を開発するために、他の合成日焼け止め剤とともに配合できることです。
6.ダマスクローズの安全性は? また、弱点は?
一般的に、植物由来の天然成分は、そのイメージとは逆に、アレルギーや刺激性に注意が必要です。
ダマスクローズも、もちろん植物なので例にもれません。
しかし、ダマスクローズは、これまでの使用実績から大きな問題は指摘されていませんので、安全な成分と言えます。
ダマスクローズの弱点ですが、その年の出来によって、香りが微妙に変化してしまうリスクがあることです。
また、ローズオイルもローズウォーターも高価格なので、しっかり配合すると、化粧品やハンドクリームなどの製品の価格は高くなってしまいます。
低価格なのにダマスクローズ配合を謳っている場合は、その配合濃度をおさえ、香料や他の成分で香りをつけているので、全成分をチェックしてみましょう。
その他としては、バラの香りが嫌いな方には、不向きであることが弱点と言えば、弱点になります。
エイジングケア化粧品やハンドクリームを使う場合、「無香料」であるかどうかが1つのポイントですが、ダマスクローズ配合なら、無香料でも香りを楽しめますね。
7.ダマスクローズ水50%配合のハンドクリーム「ナールス ロゼ」
そんなダマスクローズの中で、ブルガリア産で政府認証機関からも認証を受けた最高級のバラを50%配合したのが、ハンド美容ジェル「ナールス ロゼ」です。
<ナールス ロゼの特徴>
★ダマスクローズの芳醇な香りで心身のリラックスができる美容ハンドジェル
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8.まとめ
ダマスクローズについてその歴史やエイジングケアの効果からエビデンスまでご紹介しました。
その香りの高さから女性に人気のダマスクローズ。
その魅力は、香りだけでなくエイジングケア効果も!
さらに、ダマスクローズには、リラックス効果や紫外線吸収効果の医学的なエビデンスもあります。
高価なことは少し難点ですが、香りを楽しみながら、贅沢な気分やリラックスを得るエイジングケアケア化粧品を選ぶなら、ダマスクローズ配合のものも1つの選択ですね。
そんな場合は、ダマスクローズの配合濃度、他の成分、安全性などをチェックしてみましょう。
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