在庫管理をしよう!
サロンの収益Upの秘訣は在庫管理
『店販を強化したい!!』
多くの美容サロンで考える売上アップ戦略の一つです。
では、仮に商品を沢山お店においた場合とします。商品が多ければ品切れも少なく、チャンスロスは防げます。
しかし、商品が多いと現金に変わらないため、資金繰りを圧迫する可能性があります。
更には「スペース」「商品劣化」「新商品の切り替え」など様々な問題も発生します。
・ 「品切れ」は起こしていないか?
・ 今、「何」が「どのくらい」残っているのか?
・ 今、何が「売れて」、何が「売れていない」のか?
・ 在庫全体の「金額」はどのくらいで、今月の「販売金額」はどのくらいか?
・ 施術使用での「無駄」はないか?
などなど。
そのために必要な管理が『在庫管理』です。
在庫管理の方法
① 在庫の確認
まずは現状の各商品のリストアップ。数、及び仕入れ額の把握をしなければなりません。もちろん「物販用」と「施術用」のすべての商品、材料を確認します。施術用の商材に関しては「消耗品」も関連してきます。
② 足りなくなっている商品のピックアップ
売れている商品が切れてしまっていてはお客様に販売することができません。商品もすぐに届かない場合もあるため、こまめにチェックをしておく必要があります。店舗によっては「のこり◯本になった時点で注文する」という基準値をおいて管理する場合もあるようです。売れるペースが商品によっても様々なので、これも在庫管理をすることで、適正な基準値を把握できるようになっていきます。
③ 購入先への注文
足りない商品のピックアップ後、業者への注文となります。商品によって購入先が違う場合もありますし、納期のタイミングも変わります。購入金額によってはあと◯◯円で送料無料なども。全体の在庫を確認しつつ、過剰に在庫を増やさぬよう注文を行います。
④ 検品・入庫(返品、交換)
商品が届きました。さてダンボールを開けてそのまま棚へ…。というわけにはいきません!!必ず、数量、商品を確認します。業者が商品の数を間違え、梱包している可能性もあります。商品自体を間違えるケースもあれば、運送業者が誤って壊してしまうケースもあります。きちんと商品の数、状態を確認し伝票と照らし合わせ確認を行います。商品違いの場合は返品、交換という場合も出てきます。その場ですぐ交換、返品と言うわけにはいかないためその商品、数をきちんと確認しておきます。
⑤ 販売 (出庫:業務使用)
販売した場合は、伝票に記入。システム使用の場合は自動的に在庫数から数が引かれるものも多いようです。そのへんは楽ですね。業務使用に関しては、「封を開けた時」「使いきった時」と店舗によりルールが異なるようです。店舗で決められたルールでこちらも伝票に記入。(システムに入力)
販売なのか、業務使用なのかをきちんと分けておくことで材料費率も明快になってきます。技術売上から、材料比率を確認。無駄に使用をしてないか確認していきます。
⑥ 棚卸
月末、閉店後で行うことが多いです。流れとしては1と同じですが商品の確実な数量を確認し翌月の頭に合わせるための作業となります。各商品をリストアップ。商品の数量を数えていきます。
電卓上でいけば
月初にあった数量+仕入れ数量―販売数量=現在庫数量
になるのですが、必ずしも計算通りには行きません。数え間違い、販売時の伝票のつけ忘れ、盗難、紛失、スタッフの持ち出しなどなど上げていけばきりがないのですが、確認した際、出た違いを「差異(さい)」といいます。
棚卸の手順を間違いないように!
① 取扱商品の一覧を出します。
② 1回目カウント 数量を書き込んでいきます
③ 2回目カウント 数量を書き込んでいきます
④ 差異が出た部分を再度確認します。
⑤ 縦、横の計算をしていきます。
⑥ 担当を変えて再度計算します
商品数の確認及び、計算は一人だと間違いを気付きづらいことなどもあり、通常2回以上、担当を変えて数量の確認、計算をしていきます。
システムを使用している店舗の場合は自動で計算されるので楽ですね。
システムを使用されている場合、本来あるべき数量も表示されます。が、ただその数字に合わせてしまっては正確な棚卸ができません。必ず、「人」が「目」で確認をする作業が発生します。この部分だけはシステム利用していても正確なデータを確認するために人が行わなくてはいけません。
大きく3つをチェックしていきます
1 月初の在庫より 月末の在庫数が増えているもの
全10アイテム中何と7つのアイテムの数量が増えています。
キャンペーン及び、サービス等でまとまった数量を注文しなければいけない場合もあるかもしれませんが、この一品一品が、在庫の積み上がりとなります。
商品Bに関しては販売数量も10と比較的売れている商品のため、さほど問題はないかと思いますが、商品G、Hに関しては明らかに注文数量が多いと思われます。又、商品Eに関しても、同等のことが言えるかと思います。
2 差異
商品Jを見てみましょう。
原価9,800円もする商品に差異が出ています。
再度、数量を確認する、各伝票を見直す、商品だけ渡して売掛になってないか
確認する等、とにかく商品、手がかりを探すしか方法はありません。
この商品が見つからない場合はそのまま9,800円をまるまる損した事になり
数がかさめば更に大変な負担になってきます。
そのために日頃の管理も重要になります。
3 月初在庫の合計金額と月末在庫の合計金額
月初で137,525円分の在庫があったのですが、月末は何と235,280円分の在庫
97,755円分の在庫が増えています。月初の1.5倍以上。この状態が続いてしまうと
かなり危険な状態となってしまいます。
各商品の適性在庫を把握しつつ合計金額を抑えられるよう心がけます。