http://cgi2.nhk.or.jp/darwin/broadcasting/detail.cgi?sp=p403
http://www.nhk.or.jp/darwin-blog/200/210811.html
第278回「巨大怪鳥!コワモテの秘密」
http://cgi2.nhk.or.jp/darwin/broadcasting/detail.cgi?sp=p278
第281回「美しき狩人 “花”になったカマキリ」
http://cgi2.nhk.or.jp/darwin/broadcasting/detail.cgi?sp=p281
http://cgi2.nhk.or.jp/darwin/broadcasting/diary.cgi?p=p281
第360回「衝撃!ハチクマ軍団VSスズメバチ軍団」
http://cgi2.nhk.or.jp/darwin/broadcasting/detail.cgi?sp=p360
http://cgi2.nhk.or.jp/darwin/broadcasting/diary.cgi?p=p360

今回はテーマを設定して過去映像を再利用した総集編ですね
スゴ腕のハンターということで、ハシビロコウとハナカマキリとクマタカが取り上げられています


赤道直下にあるアフリカ最大の湖のヴィクトリア湖周辺、その北に広がる湿地帯は野鳥の楽園になっていて
ここに住むハシビロコウは置物のように全然動かないことと強面で有名な大型の鳥ですが
その技も動かないことで、魚をじっと待って狩りをします
体高1mを越え、尾羽から頭まで1m30cm、顔は40cmもあって巨大な嘴をもっており、大きな目も持っています
何時間でも、半日でも待ち続けて
そしていざ獲物をみつけると素早い動きで捕まえて丸呑みにします
獲物は主に1mにもなる肺魚の仲間のマンバです、
マンバは鰓だけでは酸素が足りないので数時間に一回水面に出て空気を吸い
その空気が時折水中でもれるのですが、そのマンバの出す泡を探して歩き、
マンバのいる場所を特定してじっと待ち、マンバが息継ぎに上がってきたところをすかさず捕まえます
そのチャンスを逃さないために大きな目で片時も目を離さずに水面を見張り
大きなくちばしの先は鉤状になっていてマンバが暴れてもガッチリつかんで離しません


こちらも赤道直下、インドネシアのジャワ島の鬱蒼と茂る森の端にある日当たりのいい草むらには
名前の通り全身白や淡いピンクの花そのものの見かけのハナカマキリがいます
大きさは5cmほどで、足の一部は平らになっていて花びらのように見え
尖った二つの目と一本の角は花の中心にあるおしべとめしべを真似ているとも考えられています
ゆらゆらと奇妙な歩き方で動きも風に揺れる花になりきっていました
その姿に騙されて寄ってくるハチ等の虫を電光石火の速さで捕まえてむしゃむしゃと食べるのですが
40分足らずで3匹も捕まえるなど恐ろしく調子よく獲物をとらえています
狩りの後はカマを綺麗にぬぐって手入れし、目の掃除も欠かしません
百発百中の狩りの秘密は、紫外線を捉える特殊なカメラで解き明かされます
その映像を見ると葉は紫外線を反射しており、花は紫外線を吸収して青っぽい色になっています
ハナカマキリは花同様に紫外線を吸収するため、白っぽい花と同じように水色に映っており
紫外線を見られる虫も欺くなど、擬態も気合いが入っています
昆虫のコミュニケーションを研究している
京都工芸繊維大学の秋野順治教授がハナカマキリの体を詳しく調べたところ
獲物のほとんどを占めるミツバチがコミュニケーションに使うフェロモンと同じ物質を使って
ミツバチをおびき寄せるフェロモンを口から出すことで
ミツバチを騙し必ず正面におびき寄せて狩りの成功確率を上げていました

ハシビロコウとハナカマキリは「待ち」の狩りをしていましたが
ハチクマは世界最大級に巨大な蜂の巣を集団で襲撃します
ハチクマといっても蜂でも熊でもなくタカの仲間で
体長60センチ程の主に蜂を狩る鳥です
今回は台湾中部の山間地の里山が舞台で
集団で木の上にあるツマアカスズメバチの巨大な巣を襲い
目茶苦茶に破壊して、中の幼虫やさなぎを食べます
ツマアカスズメバチの巣は1mを優に超える大きさで要塞のようでもあり
それぞれ強力な毒針をもった数千匹の戦士が守っています
大きな巣の近くにテントを張ってハチクマが現れるのを待つと
ハチクマは続々と15羽以上も集まって巣を取り囲み、鳴き交わした後
ツマアカスズメバチの巣を襲うものの
最初の頃は蜂にたかられては退散していました
ハチとハチクマのにらみ合いは数日続き
巣を見下ろす位置にやってきた白いハチクマが巣への攻撃を始めます
1度目と2度目は退散したもののなぜかスズメバチは3回目の攻撃だと襲ってきません
そのハチクマは反撃が無いので巣を崩し始めます
他のハチクマも巣を攻撃して破壊し蜂の子を食べまくっていました
彼らにとってスズメバチの幼虫はタンパク質が豊富な御馳走です
長年スズメバチの研究をしてきた玉川大学農学部の小野正人教授に映像を見てもらうと
ハチクマの体臭成分に含まれる何らかの化学物質で蜂の攻撃性を失わせ
反撃を抑えているのではないかと推測していました
見ていると大きくて立派な蜂の巣が無残なことになっていて
蜂からしたらたまったもんじゃないなと思いますが
スズメバチはあれだけの大きな巣と群れを作って維持するために膨大な昆虫などを食べているはずなので
こうやって自然のバランスが取れているのかもしれません
大きな巣を攻略すると何羽ものハチクマが食べ物にありつけ
怪我をしていて足が不自由なハチクマも蜂の巣の幼虫を食べることで生き残ることが出来ます
これは他のタカでは出来ないことでしょう

ハナカマキリとハチクマの時の両方でフェロモンを使ってハチが狩られまくっており少し気の毒な程でした
ハナカマキリの擬態とフェロモンの工夫はここまでするかという位に念がいっていて
自然にこんなことが出来るようになるとは
月並みですが自然は奥が深いものだと思わずにはいられません

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