足がむくむと足だけでなく全身のめぐりが低下するため、肌のコンディションにも影響します。
せんねん灸 お灸ルーム・鍼灸師
福永裕子
福永先生がお答えします
お灸はカラダ本来のめぐりを取り戻すための治療法です。そのお灸を女性の美しさの追求に生かす、それが『せんねん灸お灸ビューティ』です。治療後、患者さまの素敵な笑顔を拝見すると私も思わずニンマリ嬉しくなります。
question 1
年中足がむくんでいるのですが、むくみって季節によって変わりますか?
ヒトのカラダは四季の変化にゆるやかに適応することでカラダのリズムを調整して体調をととのえています。
むくみは本来は冬に多いのですが、昨今では夏にもむくむ人が増えてきています。それは冷房やつめたい食べもの、つめたい飲みものなど「人工的」につくり出された冷えによるものなのです。夏の暑い屋外から冷房のきいた屋内へといわば「夏と冬」の季節が同居する環境の中で、カラダは自らの調節機能(自律神経の働き)をコントロールできなくなってきます。なかでも夏は基礎代謝量が少ないので下半身に余分な水分がたまりやすくなり、それが足のむくみとなるのです。
question 2
冷え症の人はむくみやすいと聞きますが?
ヒトも自然の一部とする東洋医学ではヒトのカラダの中でも自然界と同じ現象がおこるとしてきました。
湖の水が湖底にゆくほど冷たくなるのと同じようにヒトのカラダの中の水分も下半身にたまると冷たくなり、冷えがおこります。
カラダが冷えると「血」のめぐりが悪くなり、本来回収されるはずの水分が回収されないことでむくみがおこるのです。
question 3
女性はどうしてむくみやすいの?
あるアンケートによると働く女性の90%もの人が足のむくみを訴えています。そして思いあたる原因としてカラダの冷えと、デスクワークなど長時間の同じ姿勢をあげていますが、女性には女性特有のむくみもあります。
女性のカラダは月経周期を通じてカラダのリズムを変化させています。月経に向けては女性ホルモンの働きで、子宮の血液量が増え、栄養や水分をため込んでいきます。そして月経前にはこの水分のため込みがピークになるため、カラダ全体がむくむことになるのです。
question 4
夕方になると足がむくむのは?
ヒトは二足歩行によって地面に対して垂直に立っています。
この状態では足(ふくらはぎ)の筋肉運動がポンプの役割となって足から心臓へと血液をもどしています。
ところが、充分な足の筋肉運動がないと足に血液がたまり、むくんでくるのです。イスに座った姿勢でも同じです。一日の中で朝より夕方にむくみが強くなるのもこのためです。
睡眠中は足と心臓の位置がほぼ水平になるので足の筋肉運動がなくても足から心臓へ血液がもどりやすくなりますが、日中のむくみが強かったり、血管の収縮性が低下していたりすると、睡眠中にも足にたまった血液がもどりにくくなり「睡眠中に足がつる」という症状もおこりやすくなります。
むくみのツボはどこ
内臓機能を高めるツボ、骨盤内の流れをスムーズにするツボがオススメ。
血液循環をスムーズにすることがむくまない秘訣ですが、東洋医学では
栄養水分の「消化」「吸収」「排泄」をスムーズにすること、つまり内臓機能を高めることが大切としています。
内臓機能を高めるツボは足の内側の経絡(脾経、腎経、肝経)にあります。
又、女性にとって子宮がある骨盤内の流れをスムーズにしておくことも欠かせません。
暑くてほてったり、上半身と冷えてむくんだ下半身との交流がうまくいっていない時はカラダの中心、
下腹部や仙骨のツボもおすすめです。
脾経ひけい
三陰交 さんいんこう
- 【 ツボのとり方 】
- 内くるぶしのいちばん高いところに小指をおき、指幅4本そろえて、人さし指があたっているところです。
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太白 たいはく
- 【 ツボのとり方 】
- 足の親指を曲げてできるシワのかかとよりです。
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腎経じんけい
太渓 たいけい
- 【 ツボのとり方 】
- 内くるぶしとアキレス腱のあいだのくぼみにあります。
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湧泉 ゆうせん
- 【 ツボのとり方 】
- 足でグーをした時、足裏でいちばんへこんでいるところです。足裏を3等分して約3分の1のところです。
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肝経かんけい
曲泉 きょくせん
- 【 ツボのとり方 】
- ひざを深く曲げたときにできる、ひざ内側の曲がりジワの先端です。
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下腹部かふくぶ
下腹部 かふくぶ
- ピンポイントのツボではなく、おへその下の下腹部を広範囲であたためましょう。
仙骨せんこつ
仙骨 せんこつ
- 骨盤の中心にある手の平大の平べったい骨です。八髎穴 (はちりょうけつ)という8つのツボを一度にあたためましょう。
体験レポート
- デザイナー デザイン集団sunui(素縫い)
美大卒業後、学生時代の仲間4人と、手とからだを使ってじっくり制作する集団sunui(素縫い)を立上げました。旅をして出逢った素材をもとにバッグやアクセサリーの制作のほか空間演出、装飾などにも身軽に大胆に前進中です。
体験して
治療はまずカラダ全体をゆっくりあたためて「気」の流れを良くし、その後足のむくみの治療がはじまりました。お灸はゆっくりじんわり効いてくるという印象。
足に集中的にお灸をしたのですが、カラダ全体が内面からどんどんあったかくなってきて、期待以上の効果におどろきました。
そして翌日
お灸が終ったあと、足の裏から伝わる床の感触が大きく変わりました。まっすぐに、すっと自然に地面から立ち上がる感じがあり、何より血色があきらかに良くなっていました。見た目にも感覚的にも、ふくらはぎや膝上から太ももにかけてがすっきりと軽くなり、一回のお灸で自分の目で見てわかるほど足が細くなり感激です。太っていたと思っていましたが、むくんでいただけなのですね。
福永先生からAdvice
むくみ改善に最も必要なのはカラダの中の水分のめぐりをよくすることです。
そのためにとにかく意識して
カラダを動かすように気をつけることも大切です。