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    • 更新日:2016年06月16日

    口臭の原因にも!扁桃腺にできる膿の原因と対策

    膿という言葉を聞くと、傷口やニキビを思い浮かべる方が多いと思いますが、実は扁桃腺にも膿が付着することがあります。
    風邪などで扁桃腺が細菌感染すると炎症が起き、白い膿が付着する場合があるのです。しかし、扁桃腺についた白いものが、膿でない場合もあります。

    自分の場合は何なのか、どのように対処することが望ましいのか、正しく把握することが大切です。

    そもそも扁桃腺とは?どこ?

    扁桃腺が腫れるなど、普段よく耳にする言葉ではありますが、扁桃腺と口蓋垂(のどちんこ)を混同している人が少なくありません。ここでは、まずその2つの違いにご説明します。

    口蓋垂とは、口の奥にある口蓋帆と呼ばれるところから垂れた部位のことをいい、風邪を引いて喉が痛いと感じた時に赤く腫れて肥大しているのがこの部位です。
    それに対して扁桃腺とは、舌のつけ根の両側にあるこぶのようなもののことを言います。扁桃腺は、口から体内に侵入してくる細菌やウイルスから体を守る免疫器官としての働きを持ちます。

    扁桃腺の発達

    体が成長するとそれに合わせて免疫機能も発達し、扁桃腺は6歳前後で最も大きくなると言われています。それを過ぎると、体全体の免疫機能の発達が完了するため扁桃腺は必要なくなります。
    そのため、扁桃腺が大きい人や何度も炎症を起こしてしまう人の場合は、手術で扁桃腺を摘出する場合もあります。

    扁桃腺に白い膿のようなものが…これは何?

    扁桃腺に白い膿が付着することがありますが、似ているようで違うものである場合もあります。扁桃腺に付着している白いものは、膿の場合もありますが、膿栓という別なものである場合もあるのです。

    扁桃腺炎(扁桃炎)

    扁桃腺炎とは、その名の通り、扁桃腺に炎症が起きている状態のことを言い、細菌もしくはウイルスが原因となって引き起こされます。

    症状としては、扁桃腺が赤く腫れあがるとともに、表面に白い膿がついていることも少なくありません。
    また、食べ物や飲み物を飲み込む際に強い痛みもともない、場合によっては38~40℃の高熱が出ることもあります。

    扁桃腺炎の原因と治療法

    扁桃腺炎の原因は細菌やウイルスによる細菌感染のため、抗生物質の服用やのどの消毒、解熱鎮痛剤の服用などが有効と言われています。
    また、漢方薬による治療も可能であり、症状に合った漢方薬を服用することで効果的に作用します。しかし、それでも対応できない場合は、切開して溜まった膿を取り除くことがあります。

    また、扁桃腺炎を年に何度も繰り返している場合(慢性扁桃腺炎)や仕事や学業への影響が大きいケース、薬により治療効果が得られない場合では、手術により扁桃を取り除く場合もあります
    1年に何度も扁桃腺炎を繰り返している場合には、手術を勧められることもあるかもしれません。

    扁桃腺炎には慢性と急性があります

    扁桃腺炎はその症状、発症した回数などによって慢性と急性に分類できます。急性の扁桃腺炎を繰り返していると、慢性化してしまうため注意が必要です。

    急性扁桃腺炎の主な症状・特徴

    • 扁桃腺が赤く腫れる(膿が付着する場合もある)
    • 痛みで食べ物を飲み込むのがつらい(唾を飲むのも困難な場合もある)
    • 38~40℃の高熱が出る

    他、頭痛や関節痛などの症状が起こる場合もあります(個人差があります)。

    慢性扁桃腺炎の主な症状・特徴

    • 扁桃腺炎を年に複数回繰り返す
    • 扁桃腺が赤く腫れる(白い膿が付く場合もある)
    • 痛みで食べ物を飲むと痛みが生じる(唾を飲み込むのも困難になる場合もある)
    • 38~40℃の高熱が出る

    急性扁桃腺炎の症状とほとんど同じですが、年に何度も発症しているという点に違いがあります。個人差がありますが、上記の他にも頭痛などの症状が起こる場合があります。

    扁桃腺炎を予防するには?

    口呼吸は扁桃腺炎のリスクを高めます。そのため、口呼吸から鼻呼吸に変えることが、扁桃腺炎の予防につながります。
    口呼吸は口内の乾燥を招き、細菌やウイルスが繁殖しやすい環境を作ってしまいます。その一方、鼻を通して呼吸を行うことは、鼻毛や粘膜によって細菌やウイルスの体内への侵入を防ぐことが可能です。鼻のフィルターを通して呼吸を行うのですから、感染リスクが低下するということも納得できると思います。

    鼻詰まりが原因で口呼吸になってしまっている場合には、鼻詰まりを解消することが大切でしょう。鼻詰まりが長期的に続いている場合には、一度耳鼻科で相談すると良いでしょう。

    その他、うがいも有効な予防法です。外から帰ってきた時にうがいをすると、のどに付着した細菌やウイルスを取り除くことが出来ます。扁桃腺炎を予防して、よい口腔内環境を目指しましょう。

    膿栓

    膿栓は喉の奥に出来る白い塊のことで、誰にでも出来る可能性があります。別名「ニオイ玉」とも呼ばれていて、不快な臭いを発し、口臭の原因になると言われています。

    膿栓は、口内に侵入した細菌やウイルスが扁桃組織と戦った結果、その残骸が白くなって固まったものであり、体に何か悪さをするわけではありません。
    しかし、喉の違和感や口臭が気になる場合は、一度耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。膿栓を取り除き、膿栓が溜まっている「陰窩」という部分を洗浄してもらうことが可能です。

    扁桃腺の膿と口臭の関係

    膿は臭いの原因になります。そのため、扁桃腺に付着した膿の臭いが気になる場合もあるでしょう。
    しかし、扁桃腺炎の感染により膿栓もできやすくなる可能性があります。
    扁桃腺炎に限らず、風邪を引いた場合などに、細菌やウイルスの死骸が溜まりやすくなり、膿栓ができやすくなります。

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