2016/12/15
きゅうりの美容効果
6月から8月にかけて旬を迎える野菜の一つ「きゅうり」。
その名称の由来は漢字で「木瓜」や「黄瓜」と書かれていたことからとされ、熟した実は文字通り黄色になります。
私達に馴染みのある緑色のきゅうりですが、実は熟す前の段階であり未熟な状態の実を食べているということになります。
採れたてのきゅうりの表面には触ると痛いほどのイボがついていますが、これは鮮度が失われるにつれてその硬さもなくなっていきます。
この為、きゅうりを選ぶ際には表面のイボが痛い位の硬さのもので、濃い緑色をした太さの均一なものが新鮮なきゅうりといえるでしょう。
買い物の際には手にとって確かめてみてはいかがでしょうか。
きゅうりの含む栄養素はというと、その90%以上が水分となっており、それ以外にはビタミンCやカリウム、カロチンなどが含まれています。
ですがこれらの含有量は非常に低く、ほぼ水分でできているといって良いでしょう。
ギネスブックには世界一カロリーの低い果実として紹介されています。
その成分のほとんどが水分であるきゅうりですが、昔から美容パックなどに用いられてきました。
きゅうりには熱をとってほてりを抑える効果の他、ビタミンCによりコラーゲンを形成し、肌を引き締める効果があるといわれています。
また、その水分量の多さからお肌の保湿にも効果を発揮します。
たっぷりの水分が栄養素とともにお肌に浸透することで美肌効果も高く、現在でもポピュラーなパック方法の一つといえるでしょう。
ただし、注意して頂きたいのがきゅうりの“光毒性”と呼ばれるもの。
きゅうりの含む「ソラレン」という物質は、メラニンが光に反応しやすくなるという性質をもっています。
この為、パックをした後に紫外線を浴びるとお肌が炎症を起こしてしまう可能性があるのです。
対策としては、紫外線に反応するということなのでパック後の外出は控えましょう。
パックするのであれば、就寝前など夜に行うのが良いでしょう。
きゅうりパックのやり方ですが、きゅうり一本をうすくスライスするか、すりおろしたものを顔に乗せるだけといういたってシンプルなもの。
20分ほど経過したら優しく洗い流して下さい。
毛穴が引き締まり、これからの時期日焼けでほてった後のお肌に最適です。
また、このパックを行う前には必ずパッチテストを行ってからにしましょう。
少量のきゅうりを腕の内側に塗って、その後48時間ほど経過を見ます。
万が一かぶれや湿疹などの症状が表れた際には、パックの使用は行わないでくださいね。
きゅうりの美容法は有名なパックだけではありません。
化粧水だって自分で作ることが出来ます。
まずはきゅうり1本をすりおろします。
すりおろしたきゅうりをガーゼなどでこして、水分を絞り出します。
この絞り出したきゅうりのエキス50mlに対し、精製水200ml、グリセリン10ml、エタノール10mlをよく混ぜ合わせれば完成です。
冷蔵庫などで保管し、光毒性の観点から夜用のみの化粧水として使用するのが良いでしょう。
ギネスに認定されるほどカロリーの低い果実ということですので、ダイエットにも最適です。
栄養価は少なくとも、「イソクエルシトリン」という物質を含んでいるので利尿作用や体内の老廃物を排出するのに有効で、むくみを取るのにも役立ちます。
きゅうり独特の青臭さは「ピラジン」という成分によるもので、これには血液をサラサラにする効果がある為血栓予防や心筋梗塞、脳梗塞といった症状の抑制にもなります。
また、皮膚や目などの粘膜を健康に保ったり、高血圧の予防など多岐に渡り力を発揮してくれます。
ただ、きゅうりの含む「アスコルビナーゼ」と呼ばれる酵素ですが、ビタミンCを破壊してしまう性質を持ちます。
他の野菜などと併せてとる際には、レモン汁やお酢を加えることでビタミンCの損失を防ぐことができるでしょう。
また、きゅうりのぬか漬けなどもお勧めです。
ぬかに含まれるビタミンB1を吸収するので含有量が増し、疲労回復などの効果を得られるでしょう。
きゅうりを使ったレシピですが、日本では専ら生で食べることが多いですね。
中華では炒めものにも用いられています。
サラダや和え物で食べることが多いと思いますが、先にもあげましたがビタミンCが損なわれないようにお酢などを用いた一品が良いでしょう。
蛸のきゅうりの酢の物や、オリーブオイル、レモン汁などを混ぜたドレッシングをかけるのもさっぱりと頂けます。
浅漬けやぬか漬けなど漬物にすると、特にぬか漬けはぬかの栄養素が凝縮されるのでお勧めの一品です。
食用としては勿論のこと、スキンケア用品としても高い効果を発揮してくれる「きゅうり」。
旬を迎え始めスーパーなどでも手頃な値段で手にいれる事ができると思います。
食欲が落ち気味になる蒸し暑い季節にも、あっさりと食べられるのでお勧めです。
ほてった体を冷やしてくれるので、これからの時期を乗り越えるのにピッタリの食材でもあります。
2013-05-27再編集
2015-10-09再々編集
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執筆者:rihira
一般社団法人 日本スキンケア協会
認定:スキンケアアドバイザー
注:2016年3月以前の記事はスキンケアアドバイザー資格取得前に書かれたものです。
Comment
初めてコメントさせて頂きます。
フェイスパックの通販サイトをリリースし、それに伴って商品の成分や効能などを調べていたところ、このサイトにたどり着きました。
大変参考になり、勉強させていただきました。
有り難うございます!!
リンクの申請もしたかったのですが、見当たらなかったので
コメントにて失礼させて頂きます。