ウェブブラウザのJavaScript(ジャバスクリプト)の設定が無効になっています。Javascriptが無効になっていると、サイト内の一部機能がご利用いただけません。 You're my…2015年8月23日 22:23闇の森を彷徨ってたらドル・グルドゥアじゃなくてシタデルに辿り着きました。って事でマッドマックスにド嵌り中だよ!V8!V8!ニュークス可愛いいいいいいい!!スリット好きだあああああああ!!何て事ないよくありそうなスリットとニュークスのお話です。輸血場から下界に車降ろさなきゃ走れないよとか細かい事は忘れて下さい。ニュークスはpureでso shiny過ぎて上手く書けないしスリットにはただニ゛ャッて言わせたいだけ。「おいっ!おいニュークス!!オメェ生きてんのか?」 背凭れ代わりの岩に凭れながら輸血を受けているニュークスのブーツの爪先をスリットが軽く蹴った。「…んー…何だ、スリット…」薄目を開けたニュークスが応える。「モーゾフ達と見回りついでに遠出しようぜって話してたんだけどよ…お前はその様子じゃムリそうだな。」「おいスリット!行くぞ!」まるで顔を覗き込むようにニュークスに顔を近付けたスリットの背後からモーゾフの声が聞こえた。「先に行ってろ!」振り返りながらモーゾフに応えるスリット。「ん…俺は今日はいいや…モーゾフ達と行って来いよ、スリット…」目を閉じて弱々しく話すニュークスにはスリットの舌打ちは聞こえていない。「ああ、じゃあな!」ぶっきらぼうにそう言ってニュークスに背を向けたスリットだが、モーゾフ達の方へ足を踏み出す事なく再び体を振り返らせるとニュークスの隣にドサッと腰を下ろした。「…何だよ、行かないのかよ。」「気分じゃなくなったから行かねぇ。」ニュークスの方へ顔を向けるでもなく、どこか一点をじっと見つめながら岩場に座るスリット。―やっぱりな、スリットはいつもこうだ。しょっちゅうガス欠になるニュークスはその都度スリットに他の車に乗る様に促していたがスリットは結局いつも[[rb:ここ > シタデル]]に残る。ニュークスにはその理由は分からなかったが、何となく嬉しくもあった。「なぁ…肩、借りていいか?岩、硬い。」「ンァ゛?」スリットのYesかNoかの返事も聞かずにニュークスはスリットの肩へと頭を凭れ掛ける。一瞬戸惑うスリットだが、何も言わずにニュークスの重みを右肩で受け止めてやった。今日の輸血場は静かだ。ニュークスとスリット、ニュークスの輸血袋は多量の血を抜かれて意識を失い、さっきまで居たオーガニック・メカニックも手術場の方へと消えて行った。「…なんか懐かしいな。俺さ、[[rb:ここ > シタデル]]に来たばっかりの頃よくお前にこうやって引っ付いて寝てたな。急に思い出したよ。」「ハッ!そういやそうだったな。俺に引っ付いて指しゃぶりながら寝ててオシメはしてねぇけどでっけえ赤ん坊みたいだったぜ。」ニュークスがフッと微笑んだ。「…他の奴らは俺が引っ付くと邪魔だって追い払うんだよ。でもお前だけは何も言わずに一緒に寝てくれたなぁ。」ニュークスがパプスの頃の話をぽつりぽつりと話し始めるとスリットは頷きもせず聞き入っていた。「俺、[[rb:ここ > シタデル]]に連れられて来た時はスッゲェわくわくしてさ、嬉しかった。スゲェイカす車がいっぱいあってさ、俺はこれからここで暮らすんだ!やった!って思ってたけど…どこか少し寂しかったんだろうなぁ…」ニュークスは忘れ掛けていたぼんやりした母親と父親の姿を思い出していた。だけど直ぐに母親の姿は消え、父親も背中を向けて消え去った。「なぁ…“寂しい”って何だ?」「んー…?」スリットが素朴で純粋な問いを投げる。スリットは此処で産まれ育った。無論、親の顔など知らずに…そもそも“親”や“家族”が何なのかもスリットには分からない。ニュークスも“寂しさ”の説明をしろと言われてもここに“家族”はもういないし仲間達の死は名誉の死であり、“寂しさ”とは違う。だけど…「…例えばもし…もし俺が敵に殺されてさ、[[rb:英雄の館 > ヴァルハラ]]に行けないとしたらお前はどう思う?」ニュークスなりの精一杯考えた“寂しさ”をスリットに説明しようと言葉を選んだつもりだが、「ハァ?何だよそれ、バカな事言うんじゃねぇよ!」―やっぱりスリットには伝わらなかったか…と、ふと急にニュークスの頭がスリットの肩から落ちた拍子にスリットの両手がニュークスの肩を掴んだ。「スリット?!」「お前は絶対に[[rb:英雄の館 > ヴァルハラ]]に行く、そんでそん時は俺も一緒だ!!」スリットの言葉にニュークスの青い大きな瞳が見開いた。「あぁ、そうだな!」「ニ゛ャッ!!」ニヤリとニュークスが微笑むとスリットもつられて笑みを浮かべる。頬に入った[[rb:切込み > スリット]]がスリットの微笑みをより強調させる。「よっしゃ!!おいスリット、車の準備を頼む。」「ンァ゛?お前もう平気なのか?」勢いよく立ち上がったニュークスに釣られスリットも立ち上がる。「ああ、この輸血袋ヤバい位良いぞ、ハイオクだからな!!俺の運転ならモーゾフ達なんか直ぐ追い付くだろ?」ニュークスが右手首に刺さっていた輸血針を引き抜くと逆流した血をペロリっと舐め取った。「ニ゛ャッ!!」[[rb:切込み > スリット]]が更に裂けそうな位笑みを浮かべたスリットがニュークスの車の方へと足を向けた。ニュークスは自分のハンドルを手に取ると車へと一目散に走る。「スリット!!」ニュークス・カーの後部に攻撃用のサンダー・スティックを取り付けていたスリットがニュークスに名前を呼ばれ振り返った瞬間、「ヴエッ?!!」ニュークスのざらっとした唇がスリットの頬の切込みに触れたその一瞬の出来事にスリットは呆然と立ち尽くし、ニュークスは颯爽と車に乗り込むとエンジンを掛けた。「スリット、置いてくぞ!!」天窓から顔を覗かせてスリットを促すニュークス。「ンァ?!ア゛ァ!!」スリットが車の後部に乗ったのを確認するとニュークスはアクセルペダルを踏み込み荒廃した砂漠へと走り出した。