みなさんは、「酵素~こうそ~」っていうと何を想像しますか?アブラ汚れを落とす、洗剤の酵素パワーを想像している人はいないですか? あながち間違っちゃーいませんけど、今回のテーマは、
「潜在酵素」
です。
人間には、生命活動を維持していくために欠かせないモノが「3つ」あります。
ひとつは、「酸素(さんそ)」です。
地球上の酸素濃度は、21%と言われていますが、現在の濃度は20.4%ほどで、すでに0.6%の濃度がさまざまな公害などによって失われています。そして、酸素濃度が16%を切ってしまうと人間は死んでしまうのです。
約145億個ともいわれている細胞からできている「脳」は、人間の体の中では一番酸素を消費する器官でもあり、人間が呼吸によって肺から取り入れる酸素の20%を消費しています。ですから、死に至らないとしても、わずかでも酸素が供給されない状況になると、脳細胞が死滅していき、脳に障害を抱えることになります。
二つ目は、「水」です。
人間のカラダの70%は水でできていると言われています。しかし臓器ひとつひとつを見ていくとその組成はさまざまで、脳にいたっては、なんと90%が水でできていると言われています。人間は、体重の2%の水分を失うとのどの乾きを覚えます。6%でケイレンを起こし、7%を超えると歩けなくなり精神障害を起こすなど生命の危険にさらされてしまいます。
三つ目は、「酵素(こうそ)」です。
最近は酵素ダイエットがブームですが、酵素は地球上のすべての生命体に存在するアミノ酸があつまったタンパク質で、栄養を消化・分解・吸収するために必要な触媒物質と言われています。栄養学的には、5大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル)が必須と言われています。しかし、炭水化物、タンパク質、脂質を体内で消化・分解するには、酵素が必要で、それぞれの栄養素にあわせてたくさんの種類の酵素が存在しており、たとえば炭水化物のデンプンを分解するのが「アミラーゼ」という酵素です。また、ビタミンやミネラルは、補酵素と呼ばれ、酵素の働きを助ける役割を担っています。あまり耳慣れない酵素ですが、エドワード・ハウエル博士が1946年に「酵素栄養学」という専門書を発表し、1980年と1985年に一般向けの著書を出版して世に知られるようになったのですが、西洋医学の現代社会においては、まだあまり市民権を得ていません。
しかし、人間のカラダの中で絶えず働き続ける酵素がなければ、いくら食べ物を食べても栄養を取り入れることはできないし、呼吸や運動もできないし、傷ついた細胞を修復したり再生したりもできないために、死を迎えることになるというわけです。体内で活躍する酵素を「潜在酵素」とよび、これらは大きく分けて、
- 消化酵素
- 代謝酵素
に分けることができます。
消化酵素は、文字通り消化を司る酵素で、先にご紹介したアミラーゼのように、栄養素ごとに分解できる酵素が多種多様にあり、人間の生命維持において1種類でも酵素が不足することは、生命維持を脅かす一大事だと言うことなのです。
また、代謝酵素は、消化/分解した食物を吸収したり、呼吸や運動をしたり、細胞分裂をしたり、 ケガを治したりする酵素です。ようするに、新陳代謝を司っている酵素が代謝酵素なのです。 消化酵素も代謝酵素も体内では元は同じで、生成される数には限りがあると言われています。ですから、
- 暴飲暴食する
- 酒をたくさん飲む・夜中にラーメンなど消化に悪いものを食べる・肉類や脂っこいモノをたくさん食べる
- 加工食品や添加物を含んだ食事が多い
など、という人は、消化酵素が多く消費され、代謝酵素に回る酵素量が少なくなるために、新陳代謝が行き届かずにカラダの不調の原因になると言われているわけです。人間は、食物から栄養を摂取しなくてはならないわけですが、食べる行為が人間本来の代謝機能を阻害するという皮肉な現象が起きているというのは、面白い現象ですよね。
病気で死ぬのは、人間とペットと家畜だけです。
地球上に生きるすべての動植物が、死を迎えるのは、寿命が来て死ぬか食物連鎖の餌食になった時だけです。なぜなら、彼らの食生活は必ず生食であるからで、食べるものの中の酵素を効果的に使っているからなのですが、加熱料理や人工的に作る食材を主に食する人間とペットや家畜は、酵素を取り入れることが少なくなっているために、病気を引き起こすのだと言われています。病気の影には、必ず人間が介在しているとも言えます。
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