その場しのぎではありますが、ワキガのにおいは衣服によって多少抑えることができます。言い換えれば、着るものやインナー次第でワキガを強くしてしまうこともあるということです。
ワキガではない人の汗は本来無臭なのですが、衣類などに付着すると、微量のミネラルやタンパク質、皮脂などと化合し、酸化して異臭(いわゆる「汗臭い」におい)へと変わります。ここにまとめる内容はワキガではない人(「汗のにおい」に悩まれている方)に向けても書いていますので、生活の知恵としてもお役立て下さい。
この記事では特に「インナー」について細かく解説していこうと思います。
今すぐできるワキガ対策!インナー素材に気をつけるだけでニオイを30%カット!
インナー素材の中でもニオイを特に強くさせてしまうのが化学繊維です。よく用いられるのがナイロン・ポリウレタン・アクリル・ポリエステルなどですが、これらはニオイを吸着するのが特に苦手で(通気性・透湿性を目的にしているため)、ニオイや汗を外へ逃がそうとする働きをします。
従ってワキガ対策においては、インナーにニオイを吸着させる素材のものを選ぶと消臭・防臭に役立たせることができます。
天然素材のインナーがおすすめ
具体的には「天然素材」であれば、どれもワキガの消臭・防臭・吸湿に優れています。デメリットとしては、天然素材は通気性が悪いため、汗をかきやすく、服の中が蒸れっぽくなってしまうのでsが、こまめに汗を拭いたり、着替えを用意すれば周りの方には気づかれにくくなります。
インナー素材で代表的なものは綿・木綿・シルク・ウールなど。シルクは肌に優しく吸水性・速乾性に優れた素材で、下着(ブラジャーなど)やパジャマに使われて人気の高い素材です。しかし、天然素材の中でもシミや黄ばみが付きやすいため長く数ヶ月ごとに買い換える手間があります。
天然素材でも形に気をつける
上着の下に着る際に、キャミソールやブラジャーなどワキが出ると通気性が良くなります。しかし、ワキが直接触れている分上着にニオイが直接付きます。できれば、ワキを露出しないインナーにすることがおすすめです。インナーが透けないように下着の上からワキのあるインナーシャツを着ることも有効です。
付着してしまった雑菌は部屋干しでは繁殖してしまうので、インナーは外に干して日光に当てましょう。ニオイの防止は干し方でも変わってきます。
インナー着用前に消臭剤(ファブリーズやリセッシュ)を振りかけておくと効果倍増
あまり知られていませんが、ファブリーズなどの消臭芳香剤は「におう前」に衣類に振りかけておくと効果が倍増します。もちろん1日の終りに振りかけるのも間違いではありませんが、そもそもの働きが「においを無臭化させる」ものなので、事前に振りかけておくと、悪臭が衣服に染み込まないようになるのです。
これをワキガの方がインナーに応用すれば、悪いニオイが更に外に出ないようになるんです。
化学繊維が用いられているインナー
ナイロンは女性用下着に多い素材
女性用の下着にナイロンがよく使われています。ブラジャーやショーツに使われている素材です。特にナイロンやポリエステルなどは水を弾くような、肌ざわりがツルツル滑るものに多いです。シワになりにくいためインナー素材で使われることが多いです。
しかし吸湿性が低いため汗を吸収せずニオイが出やすい素材になってしまいます。
ポリウレタン・ポリエステルはキャミソールやエアリズムに多い素材
速乾性が高いため肌に近く触れる下着に多く、中でもエアリズムに使われている素材です。特にエアリズムは通気性・吸湿性・速乾性の高いものです。しかし、そもそも使われている素材自体がニオイの原因になっています。ポリエステルは皮脂が付着しやすい性質をもっているためワキガ臭がインナーに残る原因になります。
いくら速乾性に優れていても、乾いた後にニオイの元が衣服に残ったままでは意味がありません。
アクリルは冬場のインナーやセーターに多い素材
アクリルは軽く高い保温性を持っているため、冬場のインナー(ヒートテックなど)に多く使用されています。ウール毛のような性質を持っており、冬場では欠かせない素材です。しかし、吸湿性が低く汗を全くすいません。そのため、汗をかくとべたつきやすい素材です。ワキガの人なら、ワキに汗を常に湿らせる状態をなり菌が増殖しニオイを悪化させます。
インナーを選ぶポイント
- 天然素材のもの
特にインナーでは綿や木綿は良い - ワキを覆う形のもの
下着の上から覆っても厚手にならない薄いものを選ぶ - シルク素材は避ける
素材は良いが、インナーには向いていない - 肌ざわりが良いもの
ワキになるべく刺激のないもの
以上の点をふまえてインナーを選んでみて下さい。繰り返しになりますが、インナーはその場しのぎの対策にしかなりません。ただどんな制汗クリームや消臭剤よりも効果があります。なぜならニオイを拭くという物理的なもので覆ってしまうためです。その覆ったにおいが外に漏れてしまうのか、服の中でこもるのか、の違いです。
根本の解決にはなりませんが、例えばこれをワキガクリームと併用したり、日々のデイリーケアと組み合わせることで対策の厚みを増すことができると考えています。