最近、当院には体臭でお悩みの患者が全国から飛行機や新幹線を使って来院されるようになりました。

体臭でお悩みの方の中には、刺激臭がとても強く私の目に突き刺すような体臭だったり、部屋から去った後もしばらく臭いが残っているほど酷い体臭の人もいます。そんな酷い体臭の人でも2回目に来た時にはだいぶ軽減されて、普通の人とあまり変わりないくらいになったりしています。(もちろん1回で良くなるという事ではありません)

逆に最初の1~3回は心理セラピーだけを行った為、最初は体臭は軽減しませんでしたが、それでも改善を信じて諦めずに通っていただいてすっかり体臭が無くなった方もいました。

そんな方々にお話を伺ってみると、当院に来る前に、とりあえず乳酸菌を飲んで試してみたけど駄目だったという人が多いです。

体臭にも色々原因がありますが、私の印象では、強烈な体臭の方は「腸内細菌異常」が最大の原因のように感じます。しかも単に乳酸菌を摂取するだけでは治らない頑固な「腸内細菌異常」です。

例えば、頑固な「腸内細菌異常」の直接的あるいは間接的原因になっていたのが、カンジダ菌や寄生虫による腸粘膜障害、腸管免疫不全、細胞性免疫の低下、副腎疲労、グルテン不耐症などでした。

それから、頑固な「腸内細菌異常」の原因がビオチン不足という人もいます。ビオチンは腸内細菌が作り出すので、腸内細菌異常の結果としてビオチン不足が生じます。しかし、腸内細菌の中にはビオチンが無いと増えない種類もあるようです。

それから、誰にでもあるレベルの少しの臭いも許せなくなる「自臭症」らしき方も来られますが、そのような方は心の問題である事を認めないために、残念ながら改善していません。

私の経験上、以下の3つに全て当てはまる方は自臭症の可能性が高いと思いますので、心理セラピーを受け入れる覚悟が必要です。

1)「対人恐怖症」や「引きこもり」がある人。
2)周囲から「気にしすぎ」とか「気のせい」と言われる人。
3)周囲の人が「みんな鼻をつまみだす」「みんなが一斉にくしゃみをする」「臭いとヒソヒソ言われているのが聞こえる」と感じている人。


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アンモニア臭の大きな原因は以下の2点です。

1)肝臓がアンモニアを解毒する能力の低下
2)腸内細菌異常


では、それらをどうやって改善していくか説明します。

●肝臓の解毒能力のチェック

タンパク質が分解してできるアンモニアは肝臓で解毒され尿中に排泄されます。この解毒機能をフィシオエナジェティックのARテストによって確認します。

アンモニアの解毒が不十分な患者には、必要なサプリメントや肝臓の内蔵反射点などをARテストで選びます。また低たんぱく食の食事療法が必要です。

ただし、ただ低たんぱく食にすると、血中のタンパク質が不足し健康を害しますので、BCAA(分岐鎖アミノ酸)を使ってもらいます。これを使うと、アンモニアを上昇させることなく安全に必要なタンパク質(アミノ酸)を摂取する事ができます。(写真はBCAAのサプリメントです)



●腸内細菌異常のチェック

腸内の悪玉菌はアンモニアなどの腐敗物質を生成し、それらを解毒処理する肝臓にも負担をかけます。

しかし、ただ乳酸菌あるいは乳酸菌を増やすサプリメント(フラクトオリゴ糖など)を摂取しても腸内細菌異常が頑固に良くならない人がいます。その原因は以下のとおりです。

1)消化不良
胃酸や消化酵素の分泌不足や過食などによって、食べた物が未消化のまま腸へ届いて腐敗すると乳酸菌の繁殖が難しくなるためです。この場合は、フィシオエナジェティックのARテストによって、胃酸分泌不足や消化酵素分泌不足を検査し、その人に必要なサプリメント、内臓反射点、心理セラピーなどを行います。

2)副腎疲労によるカンジダ菌の増殖
悪玉菌にはカンジダ菌も含みます。カンジダ菌については、これまで何回も書いてきましたが副腎疲労(副腎疲労症候群)も大きく関係しています。ですから、副腎を疲労させる原因となる、精神的なストレスや肉体的ストレス、炭水化物のとり過ぎや厳しい糖質制限食なども腸内細菌異常の原因となります。この場合は、カンジダ菌の除菌のためのサプリメント、副腎の反射点、心理セラピーなど、必要なセラピーをARテストによって選択します。

3)その他
抗生物質、ステロイド、重金属中毒などは腸内環境を荒らします。ARテストで重金属中毒が見つかった患者には、肝臓や腎臓など他の臓器を保護しながら段階的に重金属を排泄するセラピーを行っています。


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