間違ったUVケアしてませんか?
ナガ・・今や世界のトップレベルにまで成長した〝なでしこJAPAN〟。澤穂希選手や川澄奈穂美選手、宮間あや選手らの活躍で掴んだワールドカップ優勝に日本中が湧きましたよね。どんな環境でも1つのボールを真剣に追いかける姿は男子サッカーをしのぐほどです。
でもそんな彼女たちもやっぱり乙女。ハーフタイムになると(日焼け止めの容器を)カタカタカタカタッてやってるんです。でも監督が戦術を喋っているから、あまりカタカタやってもよくないので、話が途切れた時にカタカタやってるみたいです。
そんな女性にとって切っても切りはなせない「紫外線対策」。ところが今、間違った使い方をして肌荒れしたり、かえって紫外線ダメージを受けてしまったりする女性が増えているのをご存知ですか?
ダン・・電話アンケートでは「夏の終わりに肌トラブルが増える」という方が、なんと8割※を超えていました。春先から夏の紫外線をたっぷり浴びてきた肌はとくに敏感なので、これからの時期、手が抜けないですよね。
ナガ・・そうですね。秋口も真夏とおなじくらい紫外線が降り注いでいるので注意が必要です。 ところで日焼け止めを選ぶときに基準にしているのがSPFとPAの数値だと思いますが、高いほど良いというわけではないんです。
※自社の電話アンケート調べ。
どうやってブロックしているの?
ダン・・一般的に「UV効果が高い」「透明で白浮きしない」UV商品は「紫外線吸収剤」を使って紫外線をブロックしています。ブロックするのに、〝吸収〟とはどういうことでしょう?
ナガ・・これは、スポンジのように紫外線をいったん体内に取り込み、化学変化を起こすことで熱とか別のエネルギーに変えて放出するという仕組みなんです。
紫外線を浴びている間、ずーっと肌の上で化学変化を起こしているので、負担が大きいのです。それに一度、吸収したところは効果がなくなるので「こまめに塗り直し」をしなければ、肌は無防備な状態というわけです。
もうひとつ、天然成分からつくられる「紫外線散乱剤」は肌の表面にヴェールをつくって鏡のように紫外線をはね返すことでブロックするのでお肌への負担が少ないんです。
ダン・・肌への負担はキメが乱れてシミ・シワの原因になりがちなので「吸収剤無配合」「ノンケミカル」の日焼け止めを選ぶのが大事ですね。
ナガ・・はい。散乱剤はSPFとPAの数値は低いですが、毎日の通勤や家事、お買い物にはSPF20、PA値は一番低いもので充分ブロックできます。レジャーなど長時間紫外線を浴びるような場合でもSPF30、PA値は中間の+++程度のものでいいと思います。
ダン・・そうですね。SPFやPAが高い日焼け止めクリームを一度だけ塗ってそのまま放っておくよりも、一日のうちに何度も小まめに塗り直すほうが肌にもやさしいですし、効果的ですね。
ナガ・・ほかにも 選び方、使い方一つでUVケアが逆効果になって、シミができやすくなる場合もあるので、ぜひ次の項目をチェックしてみてください。
市販のUV商品に多く使われている「紫外線吸収剤」は紫外線を浴びている間中、ずーっと肌の上で化学変化を起こし続けているので肌への負担が大きくなります。
さらに、ほとんどのUVアイテムは油剤(油脂)が含まれているので汗や皮脂と混ざった状態で「1日中つけっぱなし」にすると、お肌をさらに酸化(サビ)させて、メラニンを増やしてしまいます。
一度酸化が起こると、連鎖反応であっという間に広がるので外出後はできるだけ早めにオフしましょう。
UV商品は、お肌への密着性が高い反面、毛穴に入り込み、しっかり落とさないとお肌に残って酸化してしまいます。UV下地とお粉だけの日もクレンジングと泡洗顔できちんと落としましょう。
また、ゴシゴシ洗いのお手入れは禁物!摩擦によって角質がめくれ上がり、肌が乾燥したりと、肌を守っている“潤いヴェール”が崩れてしまいます。
キメが乱れると、UVクリームを塗ってもムラができ、紫外線がダイレクトに肌の奥へと入り込むことに。
たっぷりの泡で肌をやさしく丁寧に洗うことが「シミになりにくい肌」への近道になります。
代謝が悪いとお肌の生まれ変わり(ターンオーバー)が滞ってしまうのは知っている方も多いと思いますが、夏は紫外線を浴びると、数分後には細胞が肌を守るためにメラニンを活発に発生させます。
普段から体が冷えやすかったり、代謝がわるいと肌のターンオーバーが乱れ、細胞の奥のほうで発生したメラニンが排出されずに沈着をはじめてしまい、「居座りジミ」になりやすいのです。
暑いとシャワーで済ませがちですが、できるだけ毎日あったかい湯船に15分は浸かるなど、普段から代謝を上がりやすくしておくことが大切です。
紫外線はUVA、UVB、UVCの3種類に分けられます。主にUVBは皮膚に炎症をおこして赤くなったりするもの。そしてUVAは「光老化」※の大きな要因となり、全紫外線のうち約95%を占めます。お肌の奥まで届く性質があり、乾燥、くすみ、シミや肌の弾力低下など、肌老化を引き起こすことが解明されています。中でも、波長の長いロングUVA(長波長)は地表に届く75%を占めていて、曇の日や室内にいても肌の角層内部にまで影響を与えます。
※紫外線と活性酸素によるシミ、シワ、たるみなどの老化のこと。肌老化の約8割が光老化と言われている。
さらにUVBは、10時~16時に照射量がピークになるのに対して、UVAは日の出から日の入りまで降り注ぎ、夏の日差しが強い季節だけでなく、秋冬や曇りの日も降り注いでいるから要注意なんです。 夏のジリジリ照りつける日射しに気をつけても、秋のロングUVA対策は見落としがちに。引き続き、紫外線対策をしっかり行いましょう!