ワキガがうつる成分と理由について、詳しく、まとめてみました。
一般の方のために、わかりやすく、くだいた表現にしておりますが、内容は、国内外の医学書、医学論文に基づいています。
(※随時、最先端の情報に、更新しております)
1. ワキガがうつる「4つの成分」
「ワキガのにおいの仕組み」(http://kknavi.lion.co.jp/symptom/sweat/about/)
汗が出る腺「汗腺」(かんせん)は、
- ワキガの汗が出る「アポクリン腺」
- 普通の汗が出る「エクリン腺」
この2つに大きく分けられます。
「アポクリン腺」は、生まれたときから、数が決まっていて(日本人で、およそ100万個)、
そのうち、実際に働く数、その個々の汗の量は、個人の体質に依存します。
つまり、
ワキガの方は、この「アポクリン腺」の活発な体質(ワキガ体質)を、有しているだけで、
ワキガでない方に、この体質がうつることは、理論上、ありえません。
しかし、
- ワキガの方、
- ワキガの方の着た服、
- ワキガの方の使ったタオル、体温計などに、
直接・間接に、接触して、
「ワキガのにおいの原因」(①~④)がうつることは、ありえます。
ワキガの汗、それ自体は、およそ無臭ですが、
①「ワキガの汗」(普通の汗の成分 + 脂質とタンパク質)が、
②「皮脂や角質」(脂質やタンパク質)と、混じり、
③「ワキガ菌」(ジフテロイド菌、コリネフォーム菌など)によって、分解され、
④「ワキガ臭」(ジメチルジクラソン、カプリン酸など)がします。
皮膚(ひふ)についたのは、
- シャワーで、およそ8割を、
- お風呂で、およそ9割を、
- さらに、洗うことで、そのほとんどを、
洗い流すことができます。
①「ワキガの汗」(栄養)ないと、③「ワキガ菌」は生きていけませんので、
放置しておいても、時間がたてば、①「ワキガの汗」はなくなり、③「ワキガ菌」は死滅します。
(目安は、数時間~数十時間です)
②「皮脂や角質」は、ワキガでない方も、有していますので、問題ないでしょう。
問題は、服やタオル、髪などにうつった、④「ワキガ臭」です。
④「ワキガ臭」は、
- 服やタオル、髪などに、うつりやすく、
- かなり頑固で、普通に洗っただけでは、落ちません。
- ワキガの方と、長い時間、一緒にいたり、
- ワキガの方の着た服、ワキガの方の使ったタオルと、一緒に、洗濯したり、
- 洗濯でなくても、長い時間、同じところに置いておくだけで、
④「ワキガ臭」が、染み付いてしまうことがあります。
つまり、
「ワキガ体質は、うつらない」
「ワキガは、うつるけど、永続しない」
「ワキガ臭は、うつりやすく、落ちにくい」
ということです。
2. 性行為でワキガがうつる「4つの理由」
「性行為」(http://takanon01.hatenablog.com/entry/2013/02/11/204414)
性行為でワキガがうつるのには、次の「4つの理由」(①~④)があります。
①「性ホルモン」
②「アポクリン腺」
③「エクリン腺」
④「接触」
①「性ホルモン」
「性ホルモン」(http://jp.happywhisper.com/shishunki/petit/boys/boys02.html)
性行為でワキガがうつる理由の一つ目は、「性ホルモン」です。
ワキガは、「性ホルモン」に関連して、主に、思春期に始まり、更年期以降、軽減します。
ワキガのレベルと、性欲のレベルが、およそ一致するということです。
性行為をするときは、性欲のレベルが高いとき、ワキガのレベルが高いときです。
つまり、「性行為は、ワキガがうつりやすい」ということです。
②「アポクリン腺」
「アポクリン腺」(http://www.doctors-organic.com/kansen/index.html)
性行為でワキガがうつる理由の二つ目は、「アポクリン腺」です。
「アポクリン腺の汗」(ワキガの汗)は、
- 主に、情緒刺激、
- 特に、性的刺激で、
出ます。
性行為は、ワキガの方が、情緒刺激・性的刺激を受けて、ワキガの汗をかきます。
つまり、「性行為は、ワキガがうつりやすい」ということです。
③「エクリン腺」
「エクリン腺」(http://www.doctors-organic.com/kansen/index.html)
性行為でワキガがうつる理由の三つ目は、「エクリン腺」です。
「エクリン腺の汗」(普通の汗)も、ワキガ臭を強くする原因になります。
「エクリン腺の汗」(普通の汗)は、
- 運動などによる、体温調節、
- 緊張などによる、精神的ストレスで、
出ます。
性行為は、ワキガの方が、運動・緊張などで、普通の汗をかきます。
つまり、「性行為は、ワキガがうつりやすい」ということです。
④「接触」
「汗腺」(http://wakiga.fumia.biz/ekurinkansen.html)
性行為でワキガがうつる理由の四つ目は、「接触」です。
「アポクリン腺の汗」(ワキガの汗)は、
- 「ワキ」
- 「性器」
- 「へその周り」
- 胎児期に乳のもとができる「ミルクライン」(乳腺堤、にゅうせんてい)
- 乳首周囲の「乳輪」(にゅうりん)
- 乳のもとの残り「副乳」(ふくにゅう)
- 「肛門周囲」
- 「耳の中」
- 「鼻」
- 「まつげの根部近く」
から出ることがあります。
特に、「ワキ」、まれに、
- 「性器」
- 「乳輪」
- 「副乳」
- 「肛門周囲」
などから出ます。
「エクリン腺の汗」(普通の汗)は、全身の皮膚から出ます。
特に、「ワキ」、
- 「ひたい」
- 「手のひら」
- 「足の裏」
から出ます。
性行為は、ワキガの方の服、ワキガの方の体に、直接、接触します。
つまり、「性行為は、ワキガがうつりやすい」ということです。
☆ワキガの方と、性行為をしたくなる!?
「臭いとフェロモン伝達経路の違い」(http://www.prosty.com/pheromone/column_pheromone/tokkyo/)
「ワキガのにおい」は、
- 縄張りを主張する、
- 異性を惹きつけるなど、
社会的・性的な関係を取り結ぶ「フェロモン」として機能していたと考えられています。
歴史的には、ワキガが「異性にとって魅力的と感じられる要素の一つ」として扱われることもあります。
古代中国の美女「楊貴妃」(ようきひ、719~756)が、体から良いにおいを発していた…というのは、ワキガのにおいだったのではないかという逸話があります。
中世中国の皇帝「永楽帝」(えいらくてい、1360~1424)が、後宮の女性たちに、厚着をさせて、歩き回らせ、汗をかかせ、そのにおいで気に入った女性を選んでいた…という逸話もあります。
なお、「ワキ毛や性毛は、ワキガのにおいを効率的に保持するために進化してきた」とする仮説があります。