ニキビを治すには鼻呼吸が役に立つ!正しい呼吸を癖付ける方法
誰もが24時間365日休みなく続けている呼吸。
この呼吸の仕方について、意識したことはありますか?
口呼吸はいびきや口臭など、あまり体に良くないことは有名ですが、さらにニキビ肌を作る原因になることもあるのです。
鼻は空気清浄機の役割を持っている
鼻は鼻毛と鼻粘膜(鼻水)の働きによって、空気中に漂うホコリやウイルスなどが、体内へ侵入するのを防ぐ役割を担っています。
他にも、体に外気を取り込む際に温度と湿度を適切に保つ機能もあり、空気清浄機と同じ働きがあります。
そのため、鼻を使わずに呼吸をすることは、フィルターを通さずに危険なウイルスや排気といった汚れた空気を直接体に取り込んでいるのと同じ。
この体に取り込まれた老廃物が、以下の理由によって後にニキビなどの肌荒れの原因になるのです。
毛穴から出た老廃物でニキビができる
体内に取り込んだ汚れは老廃物として蓄積されていき、最終的に毛穴部分から排出されます。
つまり、体の内部の汚れが毛穴からしみ出してしまうので、スキンケアに気を配っていても雑菌が繁殖して肌荒れが慢性化してしまうのです。
免疫力の低下もニキビの原因になる
喉には白血球を作り出すための扁桃腺があります。
口呼吸によって、この扁桃腺に有害物質が付着すると働きが弱まり、体内に入った有害物質を退治する白血球の数が減る原因に。
その結果、ウイルスなどに対する免疫力が低下して、白血球がばい菌などを追い出し切れずに、ニキビなどの肌荒れを引き起こしてしまうのです。
口呼吸を鼻呼吸に改善するには?
すぐに口呼吸を完全にやめて鼻呼吸に治すというのは難しいです。
無理のない範囲で徐々に呼吸の仕方を改善していきましょう。
マスクを使う
鼻呼吸を習慣にするための第一歩としておすすめしたいのが、常に呼吸の仕方を意識するということ。
マスクを口の部分だけ覆うようにし、鼻を外に出す形で装着してください。
これだけで、口呼吸をしようとするとマスクが凹む感覚が肌に伝わりやすく、鼻よりも呼吸がやりづらいため、鼻の呼吸の方が自然であるということを体に伝えることができます。
口周辺の筋肉を鍛える
ずっと口呼吸が中心になっている人は、口を閉じて引き締めておくための筋肉が衰えています。
この部分を鍛えるには、あごを積極的に動かすのがポイント。
食事中は1口あたり30回を目安に、しっかりと噛むよう意識してみましょう。
また、小腹が空いたときはガムを噛んであごを動かし、筋肉を鍛えることもおすすめです、
あいうべ体操
みらいクリニックの今井院長が考案したあいうべ体操は、続けることで口呼吸を改善することができるトレーニングです。
無理せず継続するだけで自然に鼻呼吸ができるようになり、口呼吸をやめることができます。
やり方
①大げさに口を大きく開けて「あー」
②口を横に大きく広げて「いー」
③唇を前に思い切り突き出して「うー」
④舌を出して下の方へ伸ばして「べー」
それぞれを1セット4秒前後かけ、ゆっくりとした動作で行いましょう。
口の動作をできるだけ大きく大げさに、発生は小さめにするのがコツです。
これを1日に30セット、テレビ鑑賞中や仕事の休憩時間、移動時間中など隙間時間を見つけて行ってください。
常に深い腹式呼吸を心がけよう
呼吸には「胸式呼吸」と「腹式呼吸」の2種類があります。
私たちは日常的に肺を膨らませる胸式呼吸を行っていますが、お腹に力を入れる腹式呼吸は体にさまざまなメリットをもたらすため、ぜひ習慣にしてみましょう。
新陳代謝を良くする
腹式呼吸は体中に新鮮な空気を大量に取り込めるため、酸素を含んだ血液が体中をめぐり新陳代謝を高めることができます。
これによって血行が良くなり、肌の新陳代謝であるターンオーバーを促進し、ニキビを治したりアンチエイジングになったりという美肌効果があるのです。
内臓の機能を高める
食べ過ぎや飲み過ぎ、ストレスなど生活習慣によって内蔵が弱まっていると、口周りのニキビを発生させる原因に。
腹式呼吸は肝臓や腎臓、胃腸など多くの内臓の機能を高めて、全身のバランスを整える作用があります。
誰でも手軽にできる腹式呼吸のやり方は以下のとおり。
やり方
①平らな地面に仰向けになって口から肺にたまった空気を全て吐き出します。
②お腹が凹んでいるのを確認したら、鼻から空気を吸い込んでいきましょう。
③空気を吸い込んでいる時は、お腹が膨らむよう意識し、鼻からゆっくりと空気を吐き出していきます。
④この動作を5~10分リラックスした気持ちで行いましょう。
慣れてくると座っている姿勢のままでも腹式呼吸ができるようになります。
呼吸が深くなると脳の自律神経に働きかけ、副交感神経が活発になって気持ちを落ち着ける効果もあり、ストレス解消にも役立ちます。
鼻炎や歯並びが悪い場合は専門医による治療を
鼻炎によって鼻詰まりが慢性化していると、意識しても鼻呼吸がスムーズにできません。
また、出っ歯など歯並びが悪いことが原因で口が閉じない人も、口呼吸が習慣化して鼻呼吸に移行するのが難しいです。
これらの症状がある場合は耳鼻咽喉科、歯医者に行って適切な治療を受けましょう。
大人になってからでも歯列矯正は十分可能ですし、鼻詰まりの原因が蓄膿症などの場合は早めの治療が日々の健康への近道にもなります。
おわりに
口呼吸が習慣になっている原因を探り、鼻呼吸の習慣化を目指してニキビの発生を防ぎましょう。
また、イライラしていたり、何かに深く集中していたりする時はつい呼吸が浅くなりがち。
気持ちが落ち着かない時は腹式呼吸でリラックスし、ストレス解消に努めることもニキビケアの一つです。