ハイドロキノンはロドデノールと美白作用が違うので安心です

 

今話題になっているシミの美白成分「ロドデノール」と同じような副作用があるのではないかと心配しておられると思いますが、ハイドロキノンは化学的にも作用機序についてもロドデノールとは全く違う美白成分です。


ハイドロキノンとロドデノールの違いを理解する前に

ハイドロキノンとロドデノールの違いを理解するためにはシミができるメカニズムを知らなければいけません。このサイトをご覧になっているあなたはもう少し詳しく知りたいという方だと思いますので、きっと最後までお読みいただけると思います。

 

シミができるまでのメカニズム

  1. 紫外線の刺激でプラスミンが活性化され、メラニンを作りなさいという信号が

    チロシナーゼに伝わる

  2.  

  3. 知らせを受けたチロシナーゼはメラニンに働きかけ、フェオメラニン(黄メラニン)とユウメラニン(黒メラニン)の二つのメラニンを作ります。
  4.  

  5. この二つのメラニンはメラノソームという細胞に一時的に保管されます。
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  7. 産生されたメラニンは多くがターンオーバー(肌の新陳代謝)によって排泄され

    ますが、出来過ぎると一部がシミとして残り次第に色が濃くなり目に見えてきます。

 

白斑の原因となる違いはどこにあるのか?

前述のように、メラニンができるためにはチロシナーゼが活性化されないとできないことを
ご理解いただけたと思います。
そのために、今回問題となっているロドデノールについては

 

(1)チロシナーゼ酵素の活性を抑える。
(2)チロシナーゼを分解して働かなくしてしまう。
(3)チロシナーゼに関わる酵素の働きを阻害する。

 

と言う点に働きかけてシミを作らないようにしています。

 

ハイドロキノンは(1)チロシナーゼ酵素の発生を抑えるところまでは同じですが
それ以降が異なります。

 

(2)出来たシミを一時的に保管するメラノソームを分解する、あるいは合成する
   場所であるメラノサイトを破壊する
(3)できてしまった黒メラニン(シミ)の色を薄くする。

 

という働きがあります。

 

このことから、以下のことがお分かりになると思います。

 

チロシナーゼの働きの阻害が強すぎると、肌に本来必要なメラニンまでできなくなってしまうので、その部分が白く抜けたようになることがある。しかし、ハイドロキノンはできてしまったシミを分解したり、薄くしたりするので、シミを生成する働きまで完全にブロックするものではない。

 

以上のことから、ハイドロキノンの安全性についてはお分かりいただけたと思います。

 

 

安全なハイドロキノン化粧品をお試しになるのなら

 

カルフォルニア生まれの美白化粧品

 

 

 

日本人のために日本人皮膚科医が開発した美白化粧品

 

 

 

 

ロドデノールで肌が白く抜ける(白斑)になる原因の一部を解明

ロドデノールによる白斑問題が発生した後、その原因の解明に注力してきたカネボウ化粧品から
以下のニュースが報告されました。

 

ロドデノール白斑の原因の一部を解明:カネボウ化粧品

2014年7月14日に同社から発表された内容を簡単に述べると

 

メラニンはチロシナーゼがチロシン(シミの元)とくっつくと出来るが、ロドデノールはチロシンと良く似た構造を持つため、チロシンの代わりになってチロシナーゼと結合する。そのため、チロシンの代わりに結合したロドデノールは黒くならないのでメラニンのように黒くならないようです。

 

 

このとき、チロシナーゼと結合したロドデノールが別の代謝物に変化するが、この代謝物が多くなりすぎると細胞に障害が発生することを確認した。しかし、通常のメラニン生成を効果的に抑制できる濃度ではそのようなダメージが発生せず、通常の100倍程度になって派生することも同時に明らかになった。
同社では、なぜ、特定の人で発症したのか、なぜ回復傾向に個人差が見られるのかなどの解明を日本皮膚科学会・厚生労働省などと協力して続けたいと述べています。

 

 

 

なお、7月7日減税カネボウ化粧品は症状の出た方への対応を進めており、以下のようになっています。もし、疑問や問題があればカネボウ化粧品に連絡されることをお勧めします。

 

白斑症状を確認した人 18,984人
完治・ほぼ回復された人 7,353人
和解合意した人 5,480人

 

カネボウ化粧品お問い合わせ先 0120-137-411

 

 

それでもこうした美白成分が不安な方に

敏感肌タイプの人はちょっとした刺激によって、肌が赤くなるなどして肌荒れが起こりやすい傾向があります。そのため、どのような化粧品であってもトライアルセットやお試し品でパッチテストを行い、炎症を引き起こす成分がないかどうか確認してからご使用されることをおすすめします。

 

こうした方でハイドロキノン化粧品が合わなかった場合は、他の美白化粧品をお試しになる方がよろしいと思われます。ハイドロキノン化粧品以外にも。肌に与える影響が少なく美白効果を期待出来る化粧品があります。シミを消すことが出来なくとも、薄くしたり目立たなくしたり、あるいは肌を明るいトーンにするだけでも随分と顔の表情が見違えるように変化します。

 

敏感肌タイプの方にオススメできるものとしては

 

ドモホルンリンクル

多くの化粧品を試されて満足できなかった方におすすめ。
1)アルコール不使用
2)香料不使用
3)紫外線吸収剤不使用
4)皮膚科医立ち合いでテスト実施済み

 

敏感肌タイプの人は角質層が破壊されていてバリア機能が弱っています。そのためちょっとした刺激にも反応し炎症が起きやすいのが特徴です。ドモホルンリンクルは弱った角質機能を漢方の力でもとの健康な肌に戻していきます。肌のターンオーバーが改善され、シミを追い出す力も元の状態まで回復していくので、やがて若いころのようにシミが気にならなくなっていきます。お肌の年齢肌からくるシミの予防・手当にはドモホルンリンクルが最適です。