面接は自分をよく理解してもらい、また応募先の企業のことを知るチャンスでもある。「人と話すのが苦手」という人も、流暢に話せる必要はない。相手が何を聞きたいのかしっかり把握し、的確に分かりやすく伝えることを意識しよう。

面接で忘れてはならないのは、エンジニアであっても営業マンであっても全ての人がみな社会人であるということ。新しい企業との新しい出会いとなるので、第一印象も大切!
清潔な服装を心掛け、アドバンテージを勝ち取ろう。

面接は、「人事担当者」「募集部署担当者」の2回がある場合が多いが、企業によっては「企業役員」や「社長」など3回以上面接を行う場合もある。

1次面接ではコミュニケーション力や意欲など、一般的なヒューマンスキルが測られる。2次面接になると「この人と仕事がしたい」と思わせる、より具体的なヒューマンスキルの他に、専門的なテクニカルスキルがあるかを判断するため、突っ込んだ質問をされるのが普通。また、外資系企業では英語での面接が行われることもあるので、確認をしておこう。

いずれにせよ、面接は自分の人柄や経験、能力をその職場で“どう活かせるか”を正直に伝えること。「第一印象でほぼ決める」という担当者も多いため、清潔な印象を与えるように心掛けよう。
第一印象しか判断基準のない面接初期では、はっきりいって「人は見た目」。
初対面になる面接では必ず服装やメイクで武装しよう。
マナーを守った完璧な服装で望めば、ビクビクしないで堂々と面接に集中できるのだ。
●目線がガラスでさえぎられるメガネより、コンタクトがオススメ。

●市販のタイトスカートは実はほとんどが「セミタイト」。勝負服は購入したときにタイトスカートにお直ししてもらっておけば、美しいシルエットに。

●スーツが何色でもナチュラルストッキングが基本。靴もシンプルな中ヒール。

●アクセサリーはシンプルなデザインのものを。ただしブレスレットは×。イヤリングやピアスも揺れないものを。

●現場ではパンツスーツも◎だが、面接時はオーソドックスにスカート姿がセオリー。 面接が進むにつれて役員、社長とえらい人が臨席するため、ほんの少しでもマナーを外れることは避けたい。

●二日酔いでむくんだり、充血した寝不足の目はNG。前日はよく寝て白目と黒目のコントラストをキープしよう。

●人を元気付ける色は赤。目に留まるところに持ってくると目立ちすぎるので下着やハンカチを赤にしておくと◎。逆にあがってしまう人はクールダウンさせるブルーのハンカチを。

●オレンジは労働の色。元気で活力あるイメージを抱かせるのでどこかにワンポイント入れておきたい。大勢の人が応募する面接なら、人の目を一瞬止めさせる赤か黄色をポイントに持ってくるのも◎。
●多くのビジネスマン・ビジネスウーマンのイメージアップやマナーを教える重田さんが「面接のときに注意したい2箇所」と挙げたのは「手」と「目線」。

●「椅子だけでなく机も置いてある面接会場では、手は机の上に出して軽く組みましょう。机の下に隠してしまうと子供っぽく見えたり〝何かを隠している〟という印象を与えてしまいます」(重田さん)

●言葉と一緒に手を動かしてボディランゲージするのは効果的だが、指先は全開にせず、極力そろえること。時には手のひらを相手に向けると、オープンで正直なイメージを抱かせる効果がある。

●手持ち無沙汰のため指輪をくるくる回したり、落ち着きなく髪を触るなどはNG行為だ。

●「複数の面接官のとき、目を人から人へ、横へスライドさせるのは落ち着きのない印象を与えます。そういう時はいったん目線を下に落として次の人に視線を向ける“V字移動”が効果的。面接官との距離が遠いときは、目だけを動かさず、上半身をきっちりねじって体をその人の正面に向けるといいですよ」(重田さん)
●お話を伺った方 重田紬美子
アイシービー 代表取締役 「ICBインターナショナルフィニッシングスクール」を99年に設立。イメージコンサルタントとして多方面で活躍中。

勉強させてください、という姿勢が前面に出てしまった事例
中途採用は、基本的には即戦力を採用しようとしている。「私は御社で、これができます」というアピールをせずに、この気持ちが前面に出てしまうと、「うちは学校ではない」ということになってしまうことも。
教訓
まずは、自分の強みをベースに、「出来ること」「やりたいこと」をアピールしよう。 その上で勉強したいことも話せば、自分の強みと弱みを分析しているな、という評価になる。
新卒のような面接になってしまう(特に転職初心者の場合)
面接官から聞かれることに忠実に答えるだけではアピールは積極的な姿勢を感じない。言われたことだけやるというイメージになってしまう。中途採用の面接においてはディスカッション的につっこんだ話をしなければ結果として、当たり障りのない面接で終わるケースになる。
教訓
実際に無難に終わる面接では、見送りになるケースが多い。深いところまで突っ込んだ内容のある面接にするためにもより具体的なエピソードや事例を用いてこちらから突っ込んだ話しにもっていく誘導をすべき。
過去の転職理由と現在の転職理由のつじつまが合わない
たとえば、 1社目ではシステムの保守を中心に行っていた。
⇒開発を中心にやりたいということで2社目に転職。
⇒しかし、3回目の転職活動では再度、システム保守をやりたいとアピール。
⇒結果、企業からは「何を本当にやりたいのかわからない」という理由で見送りに。
教訓
上記のような例では、なぜそう思うに至ったのかという理由を明確に説明しよう。 多分わかってくれるだろう、という気持ちでは相手に自分の考えは伝わらない。