美肌、ダイエットに効果あり!? パプリカに含まれる栄養を紹介


美肌やアンチエイジングが期待できるといわれるパプリカ

そもそもパプリカとは?

生食でも加熱しても栄養価を失わないと言われるパプリカ(Paprika)。ナス科トウガラシ属であり、南アメリカ熱帯地方原産とされている。スパイスとしても使われており、辛さの少ないことから「甘とうがらし」とも呼ばれている。ピーマンと似たような形をしていることから想像がつくが、パプリカは日本で見る緑色のピーマンの仲間だ。パプリカには様々な色が存在しており、日本で見る黄色や赤の他にも、オレンジや茶色、白や黒までが存在する。

ピーマンとパプリカの違いは成熟の違いである。成熟の程度により、パプリカとピーマンには栄養分に差が出ている。平たく言うと、肉厚タイプのピーマンを成熟させたものがパプリカだ。成熟の過程では黄色から赤へと変化し、その成熟の具合によって「黄色パプリカ」「赤色パプリカ」と呼ばれる。

「パプリカ」という名称はハンガリー語であり、もともとは南アメリカからヨーロッパへと渡ってきたものが、ハンガリーで品種改良された。現在でも、ハンガリーを中心として東欧ではパプリカは料理に欠かせないものとなっている。代表的な料理にはハンガリアングーラッシュがある。

パプリカに含まれる栄養

パプリカはピーマンの仲間ではあるものの、その栄養成分の構成は異なる。ピーマンと同様の栄養も持ってはいるが、パプリカの方がより豊富で多くの栄養素を摂取できる。ただし、パプリカは炭水化物(糖質)を多く含んでおり、ピーマンよりもカロリーが高い。100gあたりのおおよそのカロリーは黄色で27kcal、赤色で30kcal程度となっている。成熟させるにつれて甘味が増すため、完熟の赤パプリカは比較的カロリーが高くなる。次に、パプリカが持つ栄養素について紹介しよう。

■ビタミンP
柑橘系に多く含まれると言われているポリフェノールの一種。ビタミンCを酸化や熱から保護する働きを持っている。ピーマンには含まれない成分だ。

■カプサンチン(カプサイシン)
トウガラシにも含まれる赤い色素成分である。抗酸化作用を持っており、紫外線から肌を守り、老化を防ぐ働きがあるとされている。

■βカロチン
抗酸化作用のある栄養素で、体内で必要に応じてビタミンAに変換される。粘膜や皮膚、視力、免疫機能などに効果を発揮すると言われている。

■ビタミンC
コラーゲンの生成に役立ち、美肌効果を与えると言われている。ピーマンの約2倍ほど含まれているとも。

■ビタミンE
高い抗酸化作用を持っており、肌の新陳代謝を高めると言われている。

■ビタミンB2
皮膚や粘膜を健康に保ち、肌荒れを防ぐ効果があると言われている。

赤パプリカに期待できる効果効能

赤パプリカ

赤パプリカの効果効能を語るなら、完熟することでより多く含まれるカプサンチン(カプサイシン)に注目すべきだろう。赤色の色素成分でありながら、高い抗酸化作用を持っており、生活習慣病などにもいいと考えられている。カプサンチンの抗酸化作用はβカロチン以上とも。

カプサンチンの働きには、体内に溜まったコレステロールの排出効果や新陳代謝を高める機能が期待できる。コレステロールを減らすことで、動脈硬化や心筋梗塞などの循環器系のリスクが減少。また、新陳代謝が促進されることで、トウガラシ同様に脂肪燃焼によるダイエット効果や身体を温める効果も期待できそうだ。冷え性の防止にも役立つだろう。

アンチエイジングが期待できるビタミンCやEは黄パプリカよりも多く、1個あたりビタミンCは約44mg、ビタミンEは1.12mg程度含まれるとされる。

黄パプリカに期待できる効果効能

黄パプリカ

黄パプリカに期待できる効果効能は、ビタミンCの多さから美白や美肌効果が挙げられる。レモンなどと似た黄色の見た目からもわかるようにビタミンCを多く含み、コラーゲンの生成やメラニンの抑制など肌の美容に役立つと言われている。肌の老化を防ぐアンチエイジング効果と口内炎などの粘膜症状を予防する働きも期待できそうだ。

また、黄パプリカには強力な抗酸化作用を持つカロテノイドの一種であるルティンという成分も含まれている。ルティンは色素成分であり、紫外線や活性酸素の害から目を守る働きを持つ。黄ピーマンは甘味が強く癖のない味わいのため生で食べることも多いが、加熱することでルティンが吸収されやすくなるため、様々な調理法を楽しんでほしい。

オレンジパプリカに期待できる効果効能

オレンジパプリカ

オレンジパプリカに期待できる効果効能は、その色合いから「赤パプリカと黄パプリカの両方」の性質を持っているとされている。オレンジパプリカは赤の持つ性質と黄色の持つ性質を併せ持っており、非常にバランスのいい効果が期待できそうだ。

ビタミンCやE、βカロテンなどが抗酸化作用とアンチエイジング効果をもたらし、肌の老化や生活習慣病を抑制し、新陳代謝を活発にして身体の内側から若々しくなれそう。肌トラブルを防ぐ他に、髪の毛の美しさを保つのにもいいと考えられる。オレンジパプリカは黄色や赤に混ざって店頭で見かけることも増えており、ぜひ手にとってほしい。

パプリカの効果的な食べ方

パプリカの効果的な食べ方は生もいいが、加熱をオススメする。パプリカに含まれているβカロテンやルティンなどは加熱したり油と一緒に調理をすることで効率よく働くと言われている。パプリカに含まれるビタミン類には加熱することで壊れやすい成分も含まれているが、これを守るためにビタミンPが効果を発揮するらしい。

お馴染みのマリネやグリルもいいが、味噌汁などの具に加えても楽しいだろう。

文┃編集部