漢方イメージ(あ行)
古くから日本で用いられてきた和漢植物を由来とした、美容成分をご紹介します。
甘茶蔓(アマチャヅル)
アマチャヅルは多年生のつる草で、葉に甘みがあることが名前の由来です。日本や中国、東南アジアに広く分布し、中国では七葉胆(しちようたん)という名で古くから薬草として使用され、消炎解毒、咳止め、去痰に効果があるとされ、健康茶としても利用されています。
アマチャヅルエキスは、細胞に存在する水の通り道「アクアポリン」の産生を促し、細胞の内部に水をめぐらせ潤いにあふれる肌へ導くと共に、角化等の皮膚本来の機能を回復させる効果が期待できます。
※アクアポリンとは?
アマチャヅルエキスは、細胞に存在する水の通り道「アクアポリン」の産生を促し、細胞の内部に水をめぐらせ潤いにあふれる肌へ導くと共に、角化等の皮膚本来の機能を回復させる効果が期待できます。
※アクアポリンとは?
茵蔯蒿(インチンコウ・カワラヨモギ)
川原に生えるヨモギという意で和名がつけられました。また、生薬名の茵蔯蒿(インチンコウ)は、冬でも根生葉が枯れず、春先にはまたこれより新しい葉や茎が伸びることから、“古い(蔯)苗がもと(茵)になり、また新しいヨモギ(蒿)がでる”のことばに由来するそうです。 カワラヨモギには、利胆(胆汁分泌促進)作用や抗炎症作用があるとされ、古くから肝炎、黄疸、蕁麻疹などに用いられてきました。また精油には、皮膚病原性真菌の発育を強力に抑制し、殺菌する作用があることも知られています。 化粧品としては、抗炎症作用、保湿作用などが期待されています。 |
茴香(ウイキョウ)
ウイキョウはセリ科の多年草で、欧米では「Fennel」と呼ばれています。ウイキョウの原産はヨーロッパ地中海沿岸地方ですが、現在はヨーロッパ、旧ソ連、インド、中国、日本でも栽培されております。 夏に黄色い小さな花を多数つけ、果実は「茴香」または「小茴香」として、古くから薬用に用いられてきました。 漢方では芳香性健胃薬に配合され、胃弱、胃痙攣、慢性弛緩性便秘、腸痙攣、下痢などに効果があるとされ、代表的な応用例として「安中散」、「複方甘草散」があります。 また、香辛料としてリキュール、ソース、カレー粉など食用にも使われています。 化粧品としては、保湿剤として基礎化粧品に用いられ、ウイキョウ油は香料として歯磨き、石鹸などに使われています。 そのほか、紫外線によってもたらされるDNA傷害の修復を促進する効果も期待されています。 |
鬱金(ウコン)
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営実(エイジツ)
ノイバラは原野、河岸などに自生するバラ科のつる性落葉低木であり、野生バラの代表種です。秋には紅色に熟したほぼ球形の果実(偽果)を結び、生薬名:営実(エイジツ)と呼ばれ、古くから薬用として用いられてきました。 外用的な用い方としては、できもの、にきび、はれものなどにその煎汁で患部を洗うとよいことが知られています。 化粧品では、抗炎症、収れん効果が期待されています。 |
延命草(エンメイソウ)
弘法大師が山中で腹痛に苦しむ旅人をこの草のしぼり汁で救ったところから、起死回生の妙薬として「延命草」「ヒキオコシ」と呼ばれるようになったという言い伝えがあります。 現在でも、消化不良、食欲不振、腹痛などに民間薬として用いられています。 延命草には、enmein,nodosin,oridonin等のジテルペン系苦味成分が多く含まれており、これらが延命草の抗腫瘍作用、抗突然変異作用の活性成分であることが報告されています。 化粧品では、抗炎症効果が期待されています。 |
黄金(オウゴン)
オウゴンは、コガネバナの根の周皮を除き乾燥したものです。和名のコガネバナは、根の色が黄金色をしているところから名付けられたといいます。 オウゴンは漢方処方に配合されている重要な生薬のひとつで、漢方では消炎、充血、発熱を伴う頭痛、腹痛、嘔吐、下痢、胃炎、腸炎などに応用されています。 化粧品原料としては、環境ストレスによるAhR-CYPシグナルを抑制し、皮膚の老化を防ぐ効果が期待できます。 |
黄檗(オウバク)
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黄連(オウレン)
オウレンはキンポウゲ科の多年草で、根茎を黄連として薬用に用い、根茎にberberineなどのアルカロイドを含み、これが黄色を呈し、また根茎が1年ごとに節状に伸び、つながるので黄連といいます。 オウレンの生薬の歴史は古く、神農本草経に中品として収載され、また本草綱目には山草類に治められています。 数年栽培した後、根茎を収穫し、細根を焼き、乾燥して生薬の黄連とします。生薬の黄連は主に健胃、整腸の目的で消化不良、各種の下痢症状、上腹部膨満、炎症性の高熱による意識の異常事態に用いる処方、急性出血性疾患に用いる方剤の構成生薬に、また皮膚の炎症、化膿症、口内炎、鎮静などに用いられています。 化粧品では、抗炎症効果が期待されています。 |